富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

世界文化遺産候補に12都道府県13資産が申請

2007年10月02日 13時17分13秒 | 世界遺産伝道師協会
9月26日のこのブログで今年は次の11資産が世界文化遺産の暫定リストの候補として申請されるのではないか、という記事を書きましたが

(1)北海道のくぼみで残る大規模竪穴住居群
(2)松島ー貝塚群に見る縄文の原風景
(3)足尾銅山ー日本の近代化・産業化と公害対策の原点
(4)足利学校と足利氏の遺産
(5)水戸藩の学問・教育遺産群
(6)埼玉古墳群ー古代東アジア古墳文化の終着点
(7)立山・黒部地域の文化遺産群
(8)天橋立ー日本の文化景観の原点
(9)百舌鳥古墳群・古市古墳群
(10)近世岡山の文化・土木遺産群ー岡山藩郡代津田永忠の事績
(11)山口に花開いた大内文化の遺産

結果としましては。これに加えて○日本製糸業近代化遺産~日本の近代化をリードし、世界にはばたいた糸都岡谷の製糸資産~と○阿蘇ー火山との共生とその文化的景観が加わりました。

特に、岡谷の製糸資産については私たちが世界遺産にしようと運動している「富岡製糸場と絹産業遺産群とどのような関係におこうとしているのでしょうか?

新聞記事で見ますと「岡谷市教育委員会は『核となる建築物がなく、リスト掲載の可能性は低いが、手を挙げなければ何も動かない』」(信濃毎日)「困難な状況は承知している、マイナスの反響もあろうが、このまま埋もらせてせていいのかとの思いもある。世界遺産への名乗りを町づくりに生かしたい」(中日新聞)とあり、世界遺産に登録することよりも「動かない」事を解消しよう「町づくり」を進めよう、といったことが目的で申請したようにも思われます。
コメント (1)
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秋季企画展「カイコの神さま ~ぐんまの養蚕信仰と蚕神像~」

2007年10月02日 11時12分49秒 | 世界遺産伝道師協会
渋川市赤城歴史資料館が平成19年度秋季企画展として「カイコの神さま ~ぐんまの養蚕信仰と蚕神像~」を開催いたします。

富岡製糸場世界遺産伝道師協会の近代化遺産ワーキンググループでも、高崎市内の養蚕信仰遺産を研修してきたことにより、明治期の養蚕の厳しさ等を体で感じてきた貴重な経験もあります。

養蚕信仰を知ることにより、かつての養蚕や農村の姿を思い浮かべる事もできます。関心のある方は赤木歴史資料館に出かけてみてください。
開催期間、催し物等は下記のとおりです。

期 間:平成19年10月2日(火)~12月16日(日)
時 間:午前9:00~午後5:00
休館日:月曜日・10月9日(火)

記念講演会「ぐんまの蚕神」
講師:角田尚士氏(渋川市文化財調査委員)
期日:平成19年11月10日(土)
時 間:午前9:30~11:00
座繰り実演:午前11:00~午後2:00

渋川市・沼田市周辺の蚕神像バス見学
案内:角田尚士氏(渋川市文化財調査委員)
参加費:1,500円(昼食代、保険料含む)
申込期間:10月23日(火)~28日(日)

渋川市赤城歴史資料館
所在地 渋川市赤城町勝保沢110
電話 (0279)56-8967
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