富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

富岡製糸場世界遺産伝道師協会第3回研修会(横浜研修)参加報告

2007年10月27日 20時14分27秒 | 世界遺産伝道師協会
第3回研修会に参加しました
10月23日(火)、19年度第3回研修会が開催されました。高崎駅東口7:30に集合、遅刻者もなく予定どおりに出発。県の担当者と伝道師36名で、うち県外者2名がシルク博物館で合流し、横浜現地研修会が始まりました。
横浜は、開港以来、生糸・絹貿易の街として発展してきました。シルク博物館は、1959年に開館され、博物館入口にある「英一番館跡」(碑)は史跡として保存されており、居留地の一番地が現在もそのまま使用されています。
シルク博物館の展示室は上下階に分かれており、「絹との出会い」「学習」「絹が出来るまで」「絹の歩み・世界・日本」ゾーンがあり、世界でも数少ない絹に関する施設と自負するだけの充実した内容となっていました。
展示物の中でアナフェという大きな繭はラグビーボール位の大きさで600匹位の虫がまとまって中に入っている写真には驚きと気持ち悪さがありました。今回、特別展「インドの染織展」が開催されていてモスリン、カシミヤ、更紗などの素材で出来た作品の色鮮やかと刺繍の気の遠くなるような精密さにため息の連続でした。前シルク博物館長の小泉勝夫さんの解説で案内されたのも良かったですね。
ペリーが上陸した海岸で市民から「象の鼻」と呼ばれている波止場を見ながら大さん橋ターミナルのハーバーズ・カフェでのオムカレーの昼食の美味しかったこと。午後は、横浜開港資料館、生糸貿易商中居屋重兵衛店跡碑、旧横浜生糸検査所、旧帝蚕倉庫を見て歩き、時間が無く遠くから見た外国郵便創業の局、赤レンガ倉庫、旧横浜正金銀行・・と駆け足の見学でした。特に印象に残ったのは、開港広場にあったレンガ造りの下水等跡と大砲、大さん橋の板の道路、横浜港を見ながら風を肌に感じて仲間の伝道師とのおしゃべり。
一番楽しみだった三渓園では、ボランテァによる案内で内苑の白雲邸、月華殿、金毛窟、天授院、聴秋閣、春草虚、蓮華院などを見学しました。外苑の建造物で内覧出来た合掌造りの住宅は江戸時代の庄屋の家を移築したもので、昔にタイムスリップしたような素晴らしい体験でした。また、行ってみたい横浜。今度はゆっくりと散策したいと思いました。次回の研修会は、何処の街でしょうか・・研修ではありますが、絹のつながりの心豊かになる一日でした。(報告者 M.O伝道師)


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