柚子の里で

囲炉裏民宿“柚子の里和三郎”のブログ

徳島県人の愛する魚

2013年09月01日 04時16分38秒 | 海部川
疣鯛姿寿司炙り

エボダイの姿寿司は徳島の郷土料理です 徳島ではボウゼと呼びます
他県では干物くらいでしか食べないエボダイを、徳島県人は愛してやみません
個人的な意見ですが、いつも皮が噛み切りにくいと思っているので、ガスバーナーで焼きました
秋祭りといえば、ボウゼやカマスや鯖の姿寿司とかきまぜ(徳島風ちらしずし)とヨコワ(鮪の幼魚)の刺身が欠かせませんでした
最近は、何処へ行っても寿司屋やスーパーや仕出し屋からとった料理ばかりになって、寂しいかぎりです

ボウゼは塩をして、一晩おきます
〆酢で10分ほど〆ます
〆酢は、柚子酢(柚子果汁)に20%の水を加え、全体量の10%の砂糖と、5%の淡口醤油を加えます
柚子で〆るのが、徳島風です
寿司飯も米酢ではなく、柚子酢を使います
寿司酢は、柚子酢1合、砂糖120g、塩30g
米酢を使う場合は、米酢1合、砂糖150g 塩45gくらいです
姿寿司や巻き寿司や押し寿司、ちらし寿司は、作りたてを食べるものではありません
そのために、寿司酢には保水力のある砂糖をたくさん使います
江戸前寿司のような寿司酢では、食べるころには乾いてしまいます