明日はお立ちか
明日はお立ちか お名残り惜しや
なまじ逢わねば 泣くまいに
こころとこころ つないだ糸は
なんで切れましょ 切れやせぬ
想うばかりで 口には言えず
握るこの手を 忘れずに
お山も今朝は 泪で曇る
君を見送る 峠道
時計みつめて 今頃あたり
汽車を降りてか 船の中
船酔いせぬか 嵐は来ぬか
アレサ夜空に 夫婦星
なまじ逢わねば 泣くまいに
こころとこころ つないだ糸は
なんで切れましょ 切れやせぬ
想うばかりで 口には言えず
握るこの手を 忘れずに
お山も今朝は 泪で曇る
君を見送る 峠道
時計みつめて 今頃あたり
汽車を降りてか 船の中
船酔いせぬか 嵐は来ぬか
アレサ夜空に 夫婦星
この歌が発表されたのは1942年(昭和17年)のことで、第二次世界大戦(1939年~1945年)の最中。
歌った小唄勝太郎のレコーディング時の歌詞は、妻が夫を戦地に送り出す気持ち、・・・軍事歌謡とも言える歌でした。
出だしの歌詞のあとに続くのは「大和男児の晴れの旅」と続きます。
1964年(昭和39年)には、歌詞を作者本人の「佐伯孝夫」が書き直して「三沢あけみ」の歌でレコード発売されてヒットしています。
歌詞の一部を書き直したのは時代に合わせただけではなく、戦時下での歌詞には思うように表現できないこともあり不本意な部分があったのかも知れません。