池袋の夜
あなたに逢えぬ 悲しさに
涙もかれて しまうほど
泣いて悩んで 死にたくなるの
せめないわ せめないわ
どうせ気まぐれ 東京の夜の池袋
他人のままで 別れたら
よかったものを もうおそい
美久仁小路の 灯りのように
待ちますわ 待ちますわ
さようならなんて
言われない 夜の池袋
にげてしまった 幸福は
しょせん女の 身につかぬ
お酒で忘れる 人生横丁
いつまでも いつまでも
どうせ気まぐれ 東京の夜の池袋
涙もかれて しまうほど
泣いて悩んで 死にたくなるの
せめないわ せめないわ
どうせ気まぐれ 東京の夜の池袋
他人のままで 別れたら
よかったものを もうおそい
美久仁小路の 灯りのように
待ちますわ 待ちますわ
さようならなんて
言われない 夜の池袋
にげてしまった 幸福は
しょせん女の 身につかぬ
お酒で忘れる 人生横丁
いつまでも いつまでも
どうせ気まぐれ 東京の夜の池袋
この曲「池袋の夜」は、1969年に青江三奈さん15枚目のシングル曲としてリリースされました。
当時のヒットチャートで150万枚を超える、青江三奈さんの数ある楽曲のなかでも最大のヒット曲です。
どうして、これほどまでにヒットしたのでしょうか?
それは、確かな歌唱力と圧倒的な存在感が大きな要因でした。
1966年に「恍惚のブルース」でメジャーデビューし、80万枚を売り上げるヒット、1968年には「伊勢佐木町ブルース」が100万枚、「長崎ブルース」が120万枚を
それぞれ売り上げていずれもミリオンセラーを記録。
この3つの楽曲が、社会に及ぼした多大な影響があっての「池袋の夜」の大ヒットだったのだと思います。
リリース当初、既に日本になくてはならない存在になっていたのでしょう、まさに、国民的人気歌手だったのです。
当時は、日本の高度成長期、日本の経済がどんどん発展していき、池袋の繁華街もさぞ賑やかだったことでしょう。
そんな街の路地で、ひっそりと泣いている女性を歌ったのがこの曲です。