あれから 

2024-07-01 14:56:48 | Jポップス
谷村新司 夏木マリ


夕暮れの中に 並んだふたつの影
あなたに手を引かれて 登る坂の小道

祭りのはやしに ときめいて駆けだした
ほどいたあなたの手が ああ恋しくて

あれから こんなにも 遠くに離れて
私もあなたの年になり

つないだ手と ほどいた手が
別れを告げてた あの時
つないだ手と ほどいた手の
中で生きてる 私

あなたを見送り 私も年を重ね
思い出の数ばかり 増えたこの頃です

父と母の手を 両手に握りしめた
子供がはしゃぎながら 帰る黄昏れよ

あれから こんなにも 遠くに離れて
私もあなたの年になり

つないだ手と ほどいた手が
別れを告げてた あの時
つないだ手と ほどいた手の
中で生きてる 私

あれから こんなにも 遠くに離れて
あなたのせつなさ知りました

つないだ手と ほどいた手が
別れを告げてた あの時
つないだ手を ほどいた手を
じっと見つめる 私
つないだ手と ほどいた手を
じっと見つめる 私






小泉進次郎元環境相「今、全国で選挙やれば自民は負ける」 応援演説で危機感

自民党の小泉進次郎元環境相は30日、神奈川県綾瀬市長選の応援演説で、「今、全国で選挙をやれば、とにかく自民は負ける。自民に投票する気になれないという自民支援者だっている」と述べた。(産経新聞)

自民党を破り、政権交代を果たした民主党、2009年8月末の衆院選でした。

3年余りの政権運営は迷走の連続で、首相はこの間に2回も代わっています。

民主党政権への期待が高かっただけに、既成政党に対する有権者の不信が増幅、結果として「第三極」を目指す政党の乱立を招きましたよね。

あれから15年、次期衆院選、専門誌の予測ですが、自公で70議席減、立憲が50~60議席増だとか。

進次郎氏の発言、判る気がします。




































































































































 

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シクラメンのかほり

2024-07-01 04:20:51 | 小椋佳
小椋佳


 
八代亜紀


小柳ルミ子




真綿色したシクラメンほど 清しいものはない
出逢いの時の君のようです
ためらいがちにかけた言葉に
驚いたようにふりむく君に
季節が頬をそめて過ぎてゆきました
うす紅色のシクラメンほど まぶしいものはない
恋する時の君のようです
木もれ陽あびた君を抱けば
淋しささえもおきざりにして
愛がいつのまにか歩き始めました

疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう

うす紫のシクラメンほど淋しいものはない
後ろ姿の君のようです
暮れまど惑う街の別れ道には
シクラメンのかほりむなしくゆれて
季節が知らん顔して過ぎてゆきました

疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
 僕は何を惜しむだろう






シクラメンは、北アフリカや中近東、地中海沿岸など、雨季と乾季が存在する地域を原産とする植物です。

そのため、雨季に花を咲かせ、乾季に休眠するという性質を持っています。

原産地では「涼しい雨季」が開花時期になり、日本では「冬」にあたります。反対に「暑い乾季」が日本では「夏」になります。

そのため、日本で一般的な育て方で生育するシクラメンは秋から春にかけて花を咲かせ、夏に休眠するのです。

さらに日本の夏はアフリカや中近東、地中海沿岸地域の乾季よりも湿度がかなり高くなります。ですから、夏の休眠期には湿度対策がとても重要。


真綿色したシクラメンほど 清しいものはない
出逢いの時の君のようです


当時は珍しかったシクラメンも、今では、スーパーなどでも売られていて、あちらこちらで見かけますが、このシクラメンのような「君」のような人は、残念ですが今はあまり見かけません。(笑)

ためらいがちにかけた言葉に
驚いたようにふりむく君に
季節が頬をそめて過ぎてゆきました


詩の中にある比喩の使い方が、ほんとに見事です。
 
この比喩、直喩かな?、隠喩だったかな?・・・えっと、どっちがどっちか、すっかり忘れました(^^ゞポリポリ・・・そうそう、擬人法も使われてますねぇ、

まるで国語の入試問題のようです。(笑)

さすがに、東京大学法学部卒業、元第一勧業銀行銀行員という感じがします。
 
銀行員は関係ないか。(笑)
 
まあ、銀行員だけに、この作詞法「マネー」したいです。(笑)

木もれ陽あびた君を抱けば
淋しささえもおきざりにして
愛がいつのまにか歩き始めました


人と人とが出会った頃というのは、どうして、あんなにもお互いに輝いて見えるのでしょうか。
 
木陰の薄暗がりのなかで、まるで木もれ陽をあびたように、その人にスポットライトがあたっているように見えるものです。
 
そう言えば、この現象、フランスの作家、スタンダールは、これを恋愛における「結晶作用」として、有名な彼の恋愛論で述べています。

疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう


小椋佳さん・・・もちろん小椋佳はペンネームであり、この名前の由来は、「佳」の漢字がつく「佳穂里=かほり」さんという女性の名前にあやかったのだ

そうです。

もちんその女性とは、この歌のように別れたから、このような詩が書けたのだろうと、思っていたら、現在の小椋佳さんの奥様のお名前です。(笑)





































































































































































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僕の胸でおやすみ

2024-07-01 00:45:11 | 南こうせつ
夏川りみ×南こうせつ 


君の笑顔の むこうにある悲しみは
僕のとどかないところに
あるものなのか
ふたりで歩いてきた道なのに
なんて淋しい
古いコートは捨てて
僕の胸でおやすみ

春はおとずれ そして去っていく
変わってしまう悲しみは
僕も知っている
この船であてのない
ふたりならば
古いコートは捨てて
僕の胸でおやすみ

ふたりで歩いてきた道なのに
なんて淋しい
古いコートは捨てて
僕の胸でおやすみ
僕の胸でおやすみ





good fortune and happiness will come to the home of those who smile 

ご存知でしょうか、「笑う門には福来る」ということわざの英語版です。

決して、民を見下げてニヤニヤしている大臣や宰相のことではありません。
 
いつもにこにこしていて、笑いが満ちている人の家には自然に福運がめぐって来る、という意味です。(笑)

「笑う門には福来る」・・・

確かに、いつも明るく笑顔を絶やさずに、人を和やかにさせる人には、自然と幸福が訪れるというのは、なんとなく実感があって納得できることわざです。

福をもたらすのが、人智の及ぶところではなく、神様、仏様の領分であったとしても、やはり、笑顔の魅力には、誰もかなわないのかもしれません。(笑)

反対に、人ならば、とくに親しい関係にある人以外では、誰もが、暗い顔をした人や、泣き顔の人や、怒りの顔をした人、憂うつそうな顔の人には、

寄り添うどころか、声をかけるのもためらってしまいます。

笑顔になれない人々に接する機会の多い医療や福祉、宗教に携わる人々でも、やはり、相手の笑顔を得んがために、頑張っているのではないでしょうか。

でも、笑顔といっても、乳幼児、つまり赤ちゃんの笑顔のように、なんの屈託も計算もない、天使のような笑顔、ほんとに心からの笑顔を、

一生涯持ち続けられる人って、ほとんどいないでしょう。

誰もが、顔で笑って、こころで泣いていた、という、道化師の笑顔のような気持ちで、笑顔を作った経験があるのではないかと思います。

そうです、見栄や意地で虚勢を張らずとも、残念ながら、笑顔のむこうにある悲しみというのは、その人の個々の孤独のなかにあるものだからなのです。

どんなに最愛の人であっても、容易に手の届かないところにあるものなのです。

つまりは人は、神でも仏でもないのですから、ほんとに、こんな場合には、どう手を尽くしても、救いにはならないかもしれません。

しかし、その悲しみがあるということを認めて、わかってあげることだけでもできれば、たとえ手を差し伸べることができなくても、ただ黙って胸をかして

あげるだけでも、その人がその人の悲しみを乗り越える力を与えることができるはずです。

見守ること、それもやさしさのひとつです。

春はいつまでも春ではなく、春は去っていき、やがて夏になり、またその夏も去っていき、そして秋になり、冬になり、春になりと、めぐる季節は、文字通り、

とどまらず、めぐっていくものです。

かけがえのないものを失ったという喪失の悲しみは、やがて、かけがえのないものを、もはや得ることができないのだという諦念の悲しみに変わっていきます。

出会いがあれば別れがある、得るものがあれば失うものもある、それが理屈ではなく実感として感じ取ることができる人生経験を積んだとしても、

やはり悲しみは、いつも痛々しいほどの悲しみです。

でも、そんな悲しみを感じ取れる感性を持ち続けることができるからこそ、人は、他の悲しむ人に対して、いつくしみ、やさしくなれるのです。

神でも仏でもないけれど、人として慈悲の心を育み大切にできたとしたら、それは、その人にとって、人として生まれた最大の喜びになるのかもしれません。

ところで、定年退職後に世界一周の豪華客船クルーズを計画している人たちが大勢いて、セット旅行を企画する旅行会社が盛況であるとのことです。

確かに、船旅は、時間はかかるけれど、ゆったりとして、まさにゆとりを感じる旅になるのかもしれません。

マスターも過って、豪華客船ではありませんが、青森からの帰省の帰りに、北海道に寄ってから、フェリーを使って帰阪したことがありました。

確か、当時は丸一日以上かかったと記憶しています。

ところで、船の速度は、時速何キロではなく、ノット(knot)という単位で速さを現しますよね。

ノットというのは、むかし船の速度測定に、等間隔に結んだ紐を水中に投下していき、一定時間の砂時計が落ちるまでに流した紐の結び目(knot)を数えたことに

由来するらしいです。

1ノットは、一時間に一海里進む速さと定義されますが、一般的に、一海里は、1,852メートルですから、1ノットというのは、1.852キロメートル

毎時、つまり、時速1.8kmとなります。
 
中途半端な距離やなあと思ったら、地球の緯度1分の長さに等しくさせるためらしく、目標物の少ない大海原の地図上では、経度と緯度で位置を確認するために、

いまも有用とのこです。

さて、太平洋戦争のときの戦艦大和の最大速力は27ノットといわれ、時速にして51kmです。

原動機付自転車に負けそうですね。(笑)

乗ったフェリーも、高速フェリーという名前がついていましたが、30ノット程度だったと思います。

最初は良かったです。
 
デッキで潮風に吹かれながら、遠ざかる港や山並み、近づく島影を眺めて、旅情気分を満喫できました。

しかし、夜になると、真っ暗闇の海。
 
期待していた漁火など、考えれば、日本海の真ん中からでは見えるはずもありません。

もちろん、天空は見たことのないほどの満天の星。
 
昔は、船乗りたちが星座を頼りにして航海していたことが実感出来たとか。

確かに、星座を頼らなければ、船が北か南か、どちらに向かっているのか、それこそ、あてのない船旅をしなければなりません。

もっとも、いまは人工衛星を利用して自分が地球上のどこにいるのかを正確に割り出すGPSシステムが、自動車のナビゲータや携帯電話にまで

装備されるようになりましたから、きっと船さんも、いまは星座を見ていないのでしょうね。 (笑)

ともかく、長距離フェリーの旅、途中下車もできず、期待に反して、後半は、食っては寝るというような感じの旅でした。(笑)

しかし、ひねもすのたりのたりとした、穏やかな春の海を船でいくような旅は、分刻み秒刻みの時刻表のような毎日に追われる身に、自分探しの時間として、

たまにはいいのかもしれません。


南こうせつさん、伊勢正三さん、山田パンダさんの伝説のフォークバンド、かぐや姫。

かぐや姫は、たまに再結成してくれていますし、かっての「神田川」で「商品名クレパス」のために、紅白出場がかなわなかった因縁のあるNHKとも、

今は、すっかり仲直りしたのかよく登場しています。(笑)

この曲は、かぐや姫の3rdアルバムで、分かりやすいタイトル「さあど」に収録されています。(笑)

このアルバムの中に名曲「神田川」が収録されていますが、最初にシングルカットされたのは、この「僕の胸でおやすみ」で、そのあとに、

「神田川」がブレイクして、シングルカットされたいきさつがあります。

山田パンダさんは、人気としては、こうせつさんや正やんに負けますが、「黄色い船」や「眼をとじて」「あの日のこと」、そして、吉田拓郎さん作曲の

「落陽」のヒット曲を持つなど、しっかりとした存在感があります。

ちなみに、山田パンダさん、拓郎さんと同じ年なのに、師匠格の拓郎さんに遠慮して、長い間、ひとつ年下とサバを読んでいたそうです。(笑)



























































































































































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