雪隠

2017-01-17 21:16:14 | 日記

 朝まだ暗いなか電気つけずに、トイレをしていたら、急に雪隠という言葉がでてきた。(ちなみに、せっちんとパソコンに打ったら出てきた)若い人でなくとも、こんな言葉耳からなぞ聞いたことも、ないやろなぁ、と思うた。辞典で語源説として書いてあったのは。雪トウ禅師が霊隠寺に隠潜したから。とあった。これだけでは、よく解らないが、勝手な想像して言えば、この雪に隠れるというなにかしら、幻影的とでも言うのか、言葉の音のひびきのよさも相まって、広がったように思う。いまでも洗面所とはトイレのことをさす。このたぐいでは、手水場も後架(禅寺の僧堂の後ろに架け渡してもうけた洗面所のこと)この雪隠も後架も禅語から出てきたものだ。厠(ほんらいは川の上につくった屋。古事記に出てきた。または、家の側の屋とも)ようは、直接的な表現をさけて、あらわすことがいいことと、受け取られている。ちなみに字書にはこんなことどもも書いてあった。

 雪隠生(せっちんうまれ)戸や障子のあとを、閉め忘れるもの。

 雪隠詰め 将棋で、相手の王将を盤の隅に追い込んで詰めること。

 雪隠で槍を使う 狭いために動きが制限されて、思うように動けないこと。また転じて仕事を持て余すこと。         

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