前回も紹介したかとおもいます。学友が出しているサンガ通信である。今回のも面白いので、ご紹介します。修羅を題材にしています。
修羅。迷いとしての六道(天上、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄)の一つ。人間より下で畜生より上の道とは何を表しているのだろう。宮沢賢治は『春と修羅』という詩集の中で、自己の位相をここに重ねたのだろうか。ある人は、憂悶(ゆうもん)と悲傷と、しかし深い洞察力をも、この修羅はかねそなえているという。ーーが、しかしわたしにはまだよくわからない。 ー中略ー
宮沢賢治『春と修羅』より
いかりのにがさまた青さ 四月の気層のひかりの底を
唾(つばき)し はぎしりゆききする
おれはひとりの修羅なのだ
ーーー
まことのことばはうしなはれ
雲はちぎれてそらをとび
ああかがやきの四月の底を
はぎしり燃えてゆききする
おれはひとりの修羅なのだ
自瞋ということばをみつけた。おのれ自らに瞋(いか)るということなのだろう。瞋とは、貪(むさぼり)、痴(おろか)とともに三毒の一つで懺悔すべきものなのだが、他人に対するいかりではなく自らに向う瞋とはどうなのか。賢治はおのれの内側へと向い、唾をし、はぎしりしながら、修羅のこころを重ねたのだろうか。
ちょっと疲れた、続きはまた明日だぁ。