春江のメモ用紙

楽しく節約、なるべく捨てず、売る断捨離。
エコロジーを目指す、私のシンプルライフ。
ほんの少しですがご紹介します。

中島らもさん、急死

2004年07月27日 | newsを斬る!
びっくりしました。

中島らもさんが亡くなったとのことで・・・・。
本当に残念でなりません。

著作を何冊も読み、ラジオも聞いたり、リリパット・アーミーを観にいったり、私はらもさんが好きだった。
気取らないところや、自分らしさを持っているところが大好きだった。
今年は、本当に作家が亡くなりますね。
それも、私が好んで読んでいた作家ばかりが亡くなって、悲しくてたまりません。
生きるというのは人が死ぬのを見ていくことなのかもしれないけど、それにしても・・・・・。

私が読んだのはらもさんの著作数からみればわずかかもしれませんが、
「今夜、すべてのバーで」や「白いメリーさん」、「中島らもの明るい悩み相談室」は大好きです。

侠気のある男っていうのは、自分がピンチのときには友人の前には出たがらないものだ。自分が困っていることを悟られると、相手は頼まなくても自分を助けようとしてくる。迷惑がかかる。だから自分の調子がいいときはひんぱんに声をかけてくるが、困ったときには便りをよこさない。(「空からぎろちん」より抜粋)

らもさんは、こんなふうに当たり前みたいなことを、意識して書くことができる人でした。
麻薬で捕まったりとかもしたけど、貴重な方だったと思います。
鷺沢さんの作品の抜粋も、このノートにあったので書いておきます。

自分ではナチュラル・ハイだとはこれっぽっちも思っていないので、こんなにカッチョいいエッセイなんだからすぐに誰かに読んでほしいなあ、そりゃもう是非、とか思っている。で、結局ファックスを持っている友人すべてのところに断りもなく送りつけまくる。(「月刊サギサワ」より)

抱きしめても抱きしめても、捕まえたと思うとするりと腕の中から逃げていく。それは濡れた石鹸にどことなく似ていた。(「スタイリッシュ・キッズ」より)

本当に、かけがえのない人を失くしてしまいました。かけがえのない人たちでした。