Vespa Garage MIKURIYA'S BLOG

Vespa Garage MIKURIYAのブログ

Vespa 125ET3 クラッチ板交換。

2011-12-11 | 整備・点検ポイント/ET3

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昨日クラッチ張り付いたままのET3を。久々ET3のクラッチなので最近の流行?のやり方に多少の色をつけまして・・・私も自分のブログの検索等を時々調べてまして、時々私のこんなブログでも参考になるのかどうかブックマークして頂いてる個人の方のブログがあります(ブックマークが分かるのでなく、そこから誰かが飛んでくるのが分かる?)。当然ベスパのブログだったりするから逆に私も読ませて頂く事があったりします。で、スティール・スクーター・ランという個人のブログで研究熱心な方のブログを結構以前に拝見してET3のクラッチ板のスムーズな外し方ってのがありました。この方の記載は昨年の11月のようです。で、まったく同じやり方ではないのですが、参考にしたので出典を明らかにって訳です。

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その方のブログに記載されてた方法では、トップのボルト自体をねじ込んでいくやり方です。で、相手クラッチの板の枚数や状態で途中にはめるワッシャーを調整するというものです。その辺のボルト等、入手簡単なモノで作業されてるのが素晴らしいです。で私はズボラなので相手に合わせてワッシャー調整ってのは面倒なので、もうひとアレンジ?ボルトを固定した後は中間に入れたナットを締めこんでいけばとことん下がります。試しに三枚外して四枚入れてみました。

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私は二十年以上店をやってますし、割りに惰性で昔のままってところもあったりします。ET3のクラッチに関しては皆さんが思うほどボヨヨ~ンとなったことないから木で押し付けてってやり方を通してましたが、いつの時期から私のブログをブックマークして頂いてるのかは当然分かりませんが、そのスティール・スクーター・ランというブログのお陰で少しアップデートしました。


Vespa 100 シフトワイヤー切れで難儀する(強化タイプ)

2011-12-11 | 50S・100・125ET3/2011

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最近納車したばかりのYM氏からシフトワイヤー切れで救援依頼。アレレ・・・あのベスパは平成12年に入荷した時点で当時流行っていた強化シフトワイヤーが販売した店舗によって行なわれており(販売店は当店ではないから時期は不明)それいらい当店での販売してからもワイヤー切れは無し・・・なので見過ごしてました。ナビがあるから少しばかり遠くても良いのです。

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アップ側が切れてますね。奥側ね。御覧のとおり結構太いです(このワイヤーは私のところでは取り扱ってなくて入れ替えには汎用品を使います)

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この時点までは難儀するなんて露とも思ってないから入れ替えのワイヤーの先をノンビリ丸める。よくワイヤーがスンナリ入っていかないって方いますがアウターが腐ってたりとか折れ曲がってるとかじゃなければ楽にいくはずです。ただワイヤーによっては先端が良くないことがあるので丸めます。

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アップ側だからメーター外さないとアクセス出来ません。こんなどうでも良いこと記載してるのは現オーナーのYM氏が今後自分でするかもだから説明ついでです。

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メーターを浮かせる。

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バラけてる方を掴んで引きずり出す。右にあるのはエンジン側のクランプ。ワイヤーは使わないから切ってから外しました。クランプがえらく食い込んでてってのも理由の一つ。

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で、普通なら当然受け側に残ってるシフトワイヤーのタイコ部分を摘出して・・・って何故か抜けない!ワイヤーも噛んでないのに?しかもびくともしない・・・左右にすら動かない!しかし今までは普通にシフト出来てましたが。なので面倒ですが受け金具をシフトグリップシャフトから外して原因判明。タイコ自体が長年?の使用で磨り減って段がついて噛んでる。長く切れなかったからこそ?時々は目にする機会があったとはいえ奥側の状態は目視出来ないからね。

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約十年以上(入荷時点情報では販売時点含めると十五、六年以上)一度も切れなかったシフトワイヤー。まあ実際切れなかったわけだから良い商品だったのでしょうが、今回はたまたま変な感じに磨り減って噛んでたのですね。普通ならタイコが変形する前にとっくにワイヤー自体が切れてたはず(汎用品なら)ひさびさワイヤー切れで難儀でした。