年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

韓国自由貿易で韓国キムチのピンチ

2012年04月10日 | 築地市場にて
韓国はキムチの世界化を狙っているようだがどうやら不景気というのと漬物というものの特色から世界化に成功するのだろうか。
 他の韓国食品の日本における拡大基調に比べると韓国産キムチは停滞していると言って良い。もちろん統計上から見れば『そんなことは無いと』言うだろうが中味が日本人の嗜好に合わせたキムチで彼らの一番こだわっている部分ではない。韓国という地名で売っているのでサムソンのようにブランドまでは確立していない。どちらかというとPBというもので売れている。しかし自由貿易で韓国農業が切り捨てになると価格の上昇が期待できない白菜栽培から、韓国農民が他の作物に向かうのは必至である。キムチのような食品は消費者から金を取っていないので韓国の食堂等の業者は経費節減で安価な中国産輸入品に向かうしかない。農業の衰退によって韓国産白菜が減少すると日本に輸出する事が難しくなる。今は中国キムチが静かだが韓国キムチが為替等で高くなると何時でも中国産のキムチに日本市場は取って替わるだろう。何しろ中国東北地方は朝鮮人が住んでいるので調味指導で韓国産との味は変わらない。もちろん日本市場向けは日々変化しているがキムチ用の白菜は大陸産の方が良い。日本産は水分が多いためキムチには向かず、キムチ風サラダの漬物に良く合う。
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