goo blog サービス終了のお知らせ 

 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

知覧の慰霊祭に行けなくて

2022年05月04日 | 陸軍特別操縦見習士官1期
2022年5月3日は毎年鹿児島県の知覧町で特攻遺族による慰霊祭がある。

南日本新聞社の記事によると、知覧特攻基地戦没者慰霊祭は南九州市の知覧特攻平和観音堂前であった。新型コロナウイルスの影響で2月に届いた案内状で200人規模位に縮小するといって、3年ぶりに遺族114人が参列。計約200人が太平洋戦争の沖縄戦で亡くなった旧陸軍特攻隊員1036人の冥福を祈り、平和への思いを新たにした。
 今年は母の死去もあって欠席となった。本当は父の写真帳に大切に残っていた 軍隊仲間の集合写真でなかなか人間関係が解明できなかった。
 2020年7月4日の夕方に、日本テレビの夕方の番組でこの写真が台湾訪問している女性と共に出てきた。
 これは特攻隊員の最後の出撃前の別れの無礼講の写真だった。この写真を撮影した後、5月20日の夕刻に台湾から沖縄に集結している艦船に知覧から出撃した仲間と米軍に20日午後7時頃の夕闇の中特攻した。米軍の記録でも多大な被害があった。前列に座った叔父ら6人特攻隊員は緊張していて、後列はふざけているように見えるが一部の人は7月に日本陸軍の命令による最後の特攻となった。この虚しい様子が間も無く、きむらけんさんによって書籍化される。これで叔父に対して慰霊したと思える。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

食品工場の火事

2022年05月04日 | 宅老のグチ
新潟の三幸製菓の火事で、社員と臨時雇用の人が多数亡くなった。ようやく再開となるが、何か不都合があってもめているようだ。今度のコロナで今まで日本的に契約書を交わさず労働していたのが、コロナという忖度ない感染病で隠れた不都合が現れた。
 漬物工場も長い業界勤務で火事情報が入る。多くは失火だが業務関連の火事では業務用冷蔵庫からの火災となる。プレハブの冷蔵庫は断熱材がウレタン系で一度発火すると、壁の内部の延焼で気が付くのが遅く、さらに夜間とか休日が失火日となると本格的な火事となる。一度燃えた漬物企業の一時的な冷蔵庫を貸したことがあった。漬物屋の冷蔵庫は電源のあたりが塩分でショ-トし発火するという消防署の見解となる。これは八方美人的な見解で、火災保険用と思える。冷静に考えると火事の原因は判らないことが多い。もしわかれば対策を立てることが出来る。江戸の大火事は3年に一度というくらい頻繁にあって、対策として、いつでも燃えても良いように、安普請の貸家だった。家財も少なく、いつでも持ち出せるようになっていた。この家財の持ち出し、避難所に集合で多くの被災者を出したのが関東大震災の記録に残る。

 火事で結果として破綻した漬物会社が記憶に残る。もちろん火災保険に入っていたのだが、再建には新築と同じような費用が掛かって、さらに一時的に営業活動を止めていたので、復活した時は得意先が減ってしまった。それで金融機関から限度を超えていたので高利の金に手を出し、最終的には同業者の支払いを高利の金融機関に回し破綻した。連帯で親族の財産も消えた。火事は怖いが心の余裕がないと破綻のきっかけとなることを学んだ。火災保険は物価の上昇に合わせた価額協定保険に入らないと再建できない。

価額協定保険とは、いわゆる「価額協定特約」のことをいう。
価額協定特約とは、火災保険における特約のひとつであり、契約金額を、時価額ではなく「再調達価額」により補償するものをいう。
価額協定特約は、住宅総合保険・住宅火災保険などに付帯することができる。
一般に、火災保険では時価額を基準として保険金が支払われることになるが、建物や家財は経過年数によって時価額が下がるため、補償を時価額のまま契約すると、支払われる保険金は損害額より低くなってしまう。
しかし、価額協定特約を付帯することにより、再調達価額により補償されることになる。
再調達価額とは、保険契約の対象と同等のものを新たに新築・購入・取得するのに必要な資金のことをいう。 
 この保険料は少し高いだけで、普通はの保険会社は薦めない。なぜなら再建築の物価の上昇に合わせて更新保険料を計算しなおす必要があるようだ。2000万円ほどで建てた家が45年ほど経って再建築の火災保険料が5000万円になっていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする