今岩瀬忠震のことを書いてある本を読んでいる。この本を読むきっかけは(攘夷の幕末史)からである。岩瀬は今でもあまり知られていない。日本が開国に向かった時、幕府の中で積極的に開国を推進した人物である。明治以後の歴史観で幕府開国推進派の人達を忘れさせられた。福神漬の資料を集めていると、開国推進派の人達がよく出てくる。
明治以降、幕末に開国を語っていた人がテロの脅威を超え、明治になって、攘夷を言っていた人たちが急に文明開化を唱える人になったことに違和感があったようだ。明治政府を信じることを拒否した行動をとった人も目立つ。
福神漬の缶詰は日本の漬物を西洋食文明の缶詰に入れたことから始まる。