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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

バナナが安い

2010年11月17日 | 築地市場にて
バナナが安い
16日に日本経済新聞を読んでいたら、バナナが安いという。その理由として、イランの核開発の問題で、イランが対抗措置としてフィリピンからのバナナの輸入を差し止め、行き先の無くなったバナナが日本に多く回ったという。
 食品は生産量の問題で価格は変動するが政治の問題でも容易に変化する。さてニンニクの問題であるが国際的に出回るニンニクの80%が中国産であるという。従って今価格が大幅に上昇しているが落ち着くかどうかは来年の中国の生産量である。特に懸念していることはあまりの高価格で来年の作付けに使用する種まで売ってしまったということである。日本でも昔ラッキョウであった。長い間生産者価格が低迷していたので何倍にもなった価格のため翌年用の種まで売ってしまい、ブームが去っても種不足でラッキョウの生産量が増えず、生産農家が減ってしまったという苦い経験がある。農産物の一時的な高価格は色々な弊害をもたらす。今年高温で生産量が減ってしまったロシア産の小麦が来年平年作になって、輸出に回そうとしても、ロシア産の小麦の輸入国が今年付き合った国より安い価格でしか売れないだろう。
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