山形の森 保守醒論

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2018年NHK大河ドラマ「西郷どん」放送で活かせるかな?、企画・宣伝能力不足の凡庸山形県に喝!。

2017-04-30 18:28:40 | Weblog
2018年初から始まるNHK大河ドラマ第57作に、「西郷どん(せごどん)」と発表されたのが、(2016)9月8日である。
原作者の林真理子、脚本の中園ミホにより、幕末の英雄である「西郷隆盛」を描き、11月2日には主役級(西郷役)も発表され、これまで数次に亘り、出演予定者も公表されて来ている。
いち早く動いたのが「酒田市」で、11月下旬には、脚本家中園を招聘して講演会を開催、庄内藩と西郷南州との関わりをPR、「是非、シナリオの(採り入れ)参考にと」訴えた。
さすが、南州神社(飯盛山)を抱える荘内南州会のお膝元と感心したものであるのだが・・・・・・。
オール山形県としては、さらなる取り組み方があるのではないのかとの思いがする。  (山形県庁は、戊辰戦争時における西郷の(約半月に及ぶ)山形県内滞在の歴史を知らないのか!。   さらに、西郷自身は、酒田・飽海郡方面には踏み入れてないと思われるのだが?・・・・・。)
文献上では単発判明のきらいはあるが、ブログ子が私的調査(研究)した限りにおいても、明治元年9月(1868.10.29~11.13)に、山形県内に滞在していたであろうと思われる。
米沢から(羽州街道北上で)上山宿泊、(山形市西部経由で)長崎から最上川越えて、寒河江(白岩投宿)、谷地、(西部街道)大石田で乗船、(大蔵)清水本陣、(本合海)古口、清川で上陸、田川郡内を通って鶴岡(降伏明渡し)入りとの行軍縦断経路かと。
あのNHK朝ドラ「おしん(1983)」が、最上川上流(置賜地区)から、奉公先の左沢(村山地区)、銀山温泉(最上地区)、酒田(庄内地区)と最上川沿いに、県内縦断を歩んだことと経路を一にしているのである。
史実とフィクションドラマとの共通項が基軸になっているのだから、山形県の地勢を表現するにも当然の帰結なのか。 
戊辰戦争は、函館戦争(五稜郭戦線)で最終的終結(1869.6.27)となるのだが、戦役の現地に西郷自身の赴きが文献上でも明らかにされるのは、この(徳川四天王・酒井家)庄内藩征討作戦が最後では無かったのか。
西郷と並び評されるのは大久保利通で、西郷、大久保両雄に見出され赴任して来たのが、同じ薩摩出身の初代山形県令・三島通庸である。
大久保の次男(牧野伸顕)と三島の次女(峰子)が婚姻、共通の孫娘・雪子が、吉田茂(元首相)の妻である。  現麻生太郎副総理・財務相は玄孫にあたるわけだ。 
三島は、「土木県令、鬼県令」との異名を語られた傑物で、(酒田県令)山形、福島、栃木の各県令を歴任後、内務省土木局長、第5代警視総監の現職で亡くなられた。
在任中の県内関係逸話(関係者)は多く、7男7女(妖折2)にも恵まれ、「西郷どん(せごどん)」放送を機に語られることは、本県の企画・宣伝能力を発揮する良い機会ではないかと考えるものである。
2018年NHK大河ドラマ「西郷どん」放送で活かせるかな?、企画・宣伝能力不在の凡庸以下の山形県は?。
コメント
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