山形の森 保守醒論

山形から発信する内外の時評ブログ!

新参議院議員は律して努めよ!、国民(県民)は期待してやまない。

2010-07-26 16:23:53 | Weblog
千歳山(山形市)の麓に住まいしているが、今朝は早朝からセミの大きな鳴き声。暑さの中で苦しげに「ミ~ンイ」「民~意」と鳴く声が聞こえてくる。今日7月26日は先の参議院選挙で当選した議員の初出動日である。“(衆参)与野党ねじれ”現象から、与党の国会運営が困難を極めるものと各メディアは報じているが、まずは先の終盤国会で連発した強引極まりない与党の乱暴な国会運営から、丁寧慎重な審議に戻り、むしろ国会論議が正常化することに喜んでいる。メディアは自民党時代にも事あるごとに“強行採決”と再三の批判論陣を張ったが、ブログ子から見れば(自民政権では)十分審議した上での“(期限)時限採決”であって、民主党国対が6時間の少審議で採決に及んだ「郵政事業法改正案」こそ、歴史に残る“強行採決”の最たるものであった。また、安定した国会運営上から連立優先の模索を煽るが、先の「民主・社民・国民」の連立与党の議会運営を見た限りにおいて、社民党とは普天間基地移転問題で破たん(沖縄県で民主党候補擁立ならずの大失態)、国民新党とは改正郵政事業法案を優先するばかりに国民感性不在を曝け出し、(国民新党は)郵政OBの貴重な議席獲得さえ果たせない結果となった。足元の「民意」に目配りしつつ、広く議論を尽くし先を踏まえた総合益判断が求められる。その意味でこのたびの選挙で支持を得た“みんなの党”の政策合意による個別(政策)連合の提案は、与党として国会運営に骨の折れることだろうが、国民有権者的にはオープンな議論展開が見えて、本来の議論する民主主義国会が提起されるものと歓迎されるものではないのか。民主党にはもともと(日本人の)正常感覚を持ち合わせた議員が半数ほどはいるはずだ(それ以上かも知れない)。ブログ子目線では選挙戦術統一戦線の中に巻き込まれた結果、一部有能な民主党議員が「赤化戦略」の協力分子に封じ込められ、埋没していくように見えて残念でならない。国民全般が求める政党・政治家は普遍な国民政党であって、部分利権を獲得する労組政党などではないはずだ。新議員の任期は6年、その間に衆議院選挙が2回、参議院選挙が1回、地方統一選挙が2回はある勘定だ。迫り来る政界再編のなかで、明確な政策と政治理念を発揮して頂くことを強く求めたい。参議院不要論も聞こえるなかで、存在観を高めるも個々の政治家器量にかかっていることを忘れては困る。岸(宏一)さんには、気が付いたら渡し船で“向こう岸”に居たなどとならないように、保守理念をシッカリと踏まえた正道な議員活動を期待するものである。それにしても「みんなの党」命名とは恐れ入った。再編後、いつまでも残る政党名ではないが、当に“国民政党”を表す名でもある。渡辺喜美が投じた徒手空拳の行動が、硬直低迷した日本が覚醒飛躍に向かう政官大改編をもたらすキッカケなのかも知れないと強く感じる。
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