不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

山形の森 保守醒論

山形から発信する内外の時評ブログ!

田母神俊雄・前航空幕僚長の講演から学ぶ、日本人として探究すべき近現代の真史

2009-04-10 17:54:03 | Weblog
4.4、田母神俊雄前航空幕僚長の『日本が良い国だと言って何が悪い』と題する講演会が、山形市内の公共施設であった。
ペテン紙・朝日新聞的記述であれば、「5~6千人もの熱い聴衆」との見出し報道も期待(実数500名程度)されようが、(朝日記者が)取材すら来ていたのかは定かではない。
ブログ子にとって、田母神閣下の持論(正論)はすべて理解の範疇であるため、講演内容はもとより、当日の山形講演を始めとして全国行脚を通して正史覚醒に努められていること全般に賛意を示すものである。
敗戦後の(昭20)1945.12.31限りで、占領軍・GHQは修身(道徳)・日本歴史・地理の授業禁止、教科書の回収を指令した。
この(敗戦失望の)機会に共産主義者は大手を振って連合国・勝者陣営を背景に、傍若無人・火事場泥棒的に(左傾オルグ)思想拡散に勤しんだ。
中長期思想戦略として、報道・教育・行政(官公労組)にガン細胞の如く入り込む。
この時点で、朝日新聞・毎日新聞・NHK・共同通信・岩波書店・講談社、等々の編集・編成中枢に共産細胞(と変節卑怯者)が潜入した。
1960.安保改定騒動以降は、左翼先陣ルートを辿って“非代々木系(非共産党員の共産主義過激派)”が継続入社、(全学連・全共闘世代の)革命思考左翼ラインはいまに至る偏向堕落報道の最終闘争を続けている。
共産党(主義)浸透の工作組織単位を『細胞』と呼んだのは、実に名は体を表わしていると言えよう。
昭23.7生まれの田母神空将もブログ子も戦前否定の教育・社会環境の中で育まれてきた。
それは、GHQによる日本解体・隷従国家政策と社会主義国勢力による思想浸透工作の標的国として、東西双方から都合の良い「強請れる国家」として戦後史は進展してきた。
なにより教育分野に浸透した共産主義・無政府主義は、今日の(国政)国体機能不全を助長する悪魔の到来を深刻化させている。
安倍政権による教育改革により、「ゆとり教育」の機動修正が行われるようになったが、国民一般には、いまだ本質的な歴史的(左翼戦略の)経緯が理解されていないように思われる。
1971.7に、槙枝元文(書記長)が日教組委員長就任、翌72.4の金日成国家主席就任式の還暦祝典に岩井章元総評事務局長らと赴き、北朝鮮の教育制度を絶賛。
岩井・日教組教育制度検討委員は(金日成)思想教育に感銘を受けたと語り「教育とは(社会主義)共産主義思想を注入するものだ」と論じている。
訪朝直後の1972.6日教組第40回秋田大会で、「学校5日制・週休2日制研究会設置」“ゆとりある教育”として運動方針に採択されたことに始まる。
この経緯からも解るように“ゆとり教育”は労働運動の(量的)“教育労働者のゆとり教育”であり、内容的本質には“北朝鮮チェチュ思想の共産主義思考教育制度”の採用であることを知るべきである。
現在、マトモな日本人の知識あるものは北朝鮮の対日現状についての是非は容易に判断されるであろうが、思想的な社会主義・共産主義の幻想論に対する現実的理解の希薄さを憂慮する。
幻想世界を振り撒く、アナーキズムの先には非人間性(究極の共産社会)が視野に入ってくる。
喜怒哀楽を感じ、運悪く人生を思い通りに過ごせなくとも、痛みこそが生きてる証しであると感じられることこそ、それが人間の一生・運命でもあろう。
縁あって得られた人生(命)、その必然のなかで精一杯生きり切る。
そんな模様を「我が人生に悔いは無し(石原裕次郎)」、「川の流れのように(美空ひばり)」に見てしまう。
平等・平和の名のもとに(万人万物)すべてに同質を求める幻想社会は、生物域の無い無機質世界を夢見ることで限りなく近づけば論じる能力も失せて仕舞う間模様が想像される。
ルソー主義は側に置いても、現状(現況)から出立できる環境整備は、まず個々己の自律(自立)から求めることこそ(生物)人間社会の起源ではなかろうか。
田母神講演の主旨がどこにあるのかを考えるとき、官(明治新政府)に毅然と対峙した先人福沢諭吉の「独立自尊」に思いがよぎる。
現今の慶応ボーイには“バカ野郎”も結構居るようだが・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする