駐独・駐米大使などを歴任された村田良平元外務事務次官の自伝、「村田良平回想録(上下巻)」を読み終えた。
ブログ子は、これまで自論としての歴史観・国家観を持ちながらも、残念ながら共通の理解を示してくれる割合は少数であろうと考えていた。
それは戦後の日本に長らく根ざした広範な進歩的文化人なる左翼教導者と、(対外工作機関の走狗となった)偏向メディアによる日本人去勢策の万延現状の結果として受け取っていた。
村田閣下については、外務官僚のなかでも揺ぎ無い国家論をお持ちの方だとは伺っていたが、このたび、自書の回想録上下巻を通読(外務官僚の知られざる活躍なども)、ゾクゾクしながら読み終えた。
ブログ子が生来に自学自想した歴史観・国家観と、ほとんど(全面的と言っても良いほど)同様の(認識の)持主だったことが、さらに嬉しい驚きであった。
閣下は米国占領軍(GHQ)による占領政策の心理管理(マインドコントロール)に対して、「(戦前戦中を通じた村田家の)家庭教育により最低限の心理的武装を持っていたので、GHQの日本人改造策(洗脳)の試みに影響を受けなかった日本人約7千万人のうちの、(わずか)数%に属しているもの」と語る。
「現憲法は占領憲法」「GHQによる占領政策の真相」「東京裁判の真相」「非核三原則問題」「靖国参拝問題」等の左翼視観を撫で斬り。
“進歩的”とも“文化人”と呼ぶにも疑問とする学者として丸山真男等を猛烈批判、阿世学者・横田喜三郎については「如何なる理由でかかる人物が最高裁長官になれたのか理解不能。更に文化勲章まで授与したのは、政府の選考基準自体が狂っていたからだろう。」、(加藤紘一の師で親北朝鮮学者の)坂本義和については「(坂本の)論文を読んで、よくもかかる頭脳構造の持主が東大教授になったものだ。」と一刀両断。
コミンテルン主導の妄説メディアとして、朝日新聞・毎日新聞・共同通信・NHK・TBS・岩波書店等についても、偏向思想拡散の元凶と批判的見解を開陳されている。
現実の外交政策に携わり、タフな外交交渉に基づく生きた体験に裏付けられた秀逸外交官の回想録。占領憲法を平和憲法などと、いまだ自己覚醒でき得ないナイーブな日本人に御薦めしたい、「村田良平回想録」。 読後感は、日本人として只々溜飲が下がる思い。
これまで外務省(外交官)批判に徹していたブログ子としての結論は、それぞれの(覚醒度の)人物次第であるとの新たな確信を持つに至る。
自己覚醒に揺るぎない持論の村田閣下のようなタフなサムライ官僚にこそ、我が国の未来を委ねたいものだ。
“占領政治を総決算”のハードルを越えなければ、自立国家ニッポンは見えて来ない。
ブログ子は、これまで自論としての歴史観・国家観を持ちながらも、残念ながら共通の理解を示してくれる割合は少数であろうと考えていた。
それは戦後の日本に長らく根ざした広範な進歩的文化人なる左翼教導者と、(対外工作機関の走狗となった)偏向メディアによる日本人去勢策の万延現状の結果として受け取っていた。
村田閣下については、外務官僚のなかでも揺ぎ無い国家論をお持ちの方だとは伺っていたが、このたび、自書の回想録上下巻を通読(外務官僚の知られざる活躍なども)、ゾクゾクしながら読み終えた。
ブログ子が生来に自学自想した歴史観・国家観と、ほとんど(全面的と言っても良いほど)同様の(認識の)持主だったことが、さらに嬉しい驚きであった。
閣下は米国占領軍(GHQ)による占領政策の心理管理(マインドコントロール)に対して、「(戦前戦中を通じた村田家の)家庭教育により最低限の心理的武装を持っていたので、GHQの日本人改造策(洗脳)の試みに影響を受けなかった日本人約7千万人のうちの、(わずか)数%に属しているもの」と語る。
「現憲法は占領憲法」「GHQによる占領政策の真相」「東京裁判の真相」「非核三原則問題」「靖国参拝問題」等の左翼視観を撫で斬り。
“進歩的”とも“文化人”と呼ぶにも疑問とする学者として丸山真男等を猛烈批判、阿世学者・横田喜三郎については「如何なる理由でかかる人物が最高裁長官になれたのか理解不能。更に文化勲章まで授与したのは、政府の選考基準自体が狂っていたからだろう。」、(加藤紘一の師で親北朝鮮学者の)坂本義和については「(坂本の)論文を読んで、よくもかかる頭脳構造の持主が東大教授になったものだ。」と一刀両断。
コミンテルン主導の妄説メディアとして、朝日新聞・毎日新聞・共同通信・NHK・TBS・岩波書店等についても、偏向思想拡散の元凶と批判的見解を開陳されている。
現実の外交政策に携わり、タフな外交交渉に基づく生きた体験に裏付けられた秀逸外交官の回想録。占領憲法を平和憲法などと、いまだ自己覚醒でき得ないナイーブな日本人に御薦めしたい、「村田良平回想録」。 読後感は、日本人として只々溜飲が下がる思い。
これまで外務省(外交官)批判に徹していたブログ子としての結論は、それぞれの(覚醒度の)人物次第であるとの新たな確信を持つに至る。
自己覚醒に揺るぎない持論の村田閣下のようなタフなサムライ官僚にこそ、我が国の未来を委ねたいものだ。
“占領政治を総決算”のハードルを越えなければ、自立国家ニッポンは見えて来ない。