三ツ巴透図鐔 初代勘四郎
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/5b/6b21b80631fa27502ebb703b49158e02.jpg)
三ツ巴透図鐔 無銘勘四郎(初代)
三ツ巴を簡潔な透かしで表現した鐔。勘四郎らしい動きのある地鉄と構成であり、これを歪みと表現し、独特の美観として見るのは筆者だけであろうか。頗る魅力のある作品である。
鉄地は色黒く光沢があり、鍛えと焼入れによって生じた肌合いには素材が持つ自然の景色が現われている。微妙な抑揚変化のある鉄肌、その錆地は指先を魅惑する。目を閉じて鐔全体を掌中に包み込んで鑑賞すれば、そのわずかに異なる耳の太さ、幅、量感などなどがふうっと身体の奥底にまで浸み込んでくるかのような、少々観念的ではあるが心地よい感覚が身体を通り過ぎる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/51/705d419a9567e0d3435ce133da252ab2.jpg)
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三ツ巴透図鐔 無銘勘四郎(初代)
三ツ巴を簡潔な透かしで表現した鐔。勘四郎らしい動きのある地鉄と構成であり、これを歪みと表現し、独特の美観として見るのは筆者だけであろうか。頗る魅力のある作品である。
鉄地は色黒く光沢があり、鍛えと焼入れによって生じた肌合いには素材が持つ自然の景色が現われている。微妙な抑揚変化のある鉄肌、その錆地は指先を魅惑する。目を閉じて鐔全体を掌中に包み込んで鑑賞すれば、そのわずかに異なる耳の太さ、幅、量感などなどがふうっと身体の奥底にまで浸み込んでくるかのような、少々観念的ではあるが心地よい感覚が身体を通り過ぎる。