毘文字図鍔 金山 Kanayama Tsuba 2016-07-26 | 鍔の歴史 毘文字図鍔 金山 毘文字図鍔 金山 金山としては大ぶりな作。表面に鍛えた槌の痕跡が窺え、その味わいも格別。図柄が面白い。毘沙門天の「毘」の文字を意匠したと推測しているのだが・・・どうだろう。他に読み方は考えられるだろうか。
井桁図鍔 柳生 Ygyu Tsuba 2016-07-25 | 鍔の歴史 井桁図鍔 柳生 井桁図鍔 柳生 頗る簡潔な意匠の鍔。小振りに引き締まった造り込みであり柳生の特徴が良く表れている。鉄味も鍛え肌が現れて味わい深い。
桔梗図鍔 尾張 Owari Tsuba 2016-07-23 | 鍔の歴史 桔梗図鍔 尾張 桔梗図鍔 尾張 桔梗としたが、構成がとてもおおらかだ。単に花文と言っても良いだろう、曲線構成が美しい。穏やかな鉄骨があり、鉄そのものの強みも感じられる。切羽台が長めで、時代が上がると思われる。
文繋図鍔 金山 Kanayama Tsuba 2016-07-22 | 鍔の歴史 文繋図鍔 金山 文繋図鍔 金山 昨日紹介した鐔の写真の一部が壊れていて見えない、という連絡がありましたが、他の皆さまのPCではどのような状況でしょうか。 改めて写真を紹介します。
蕨手鍵図鍔 古正阿弥 Koshoami Tsuba 2016-07-22 | 鍔の歴史 蕨手鍵図鍔 古正阿弥 蕨手鍵図鍔 古正阿弥 大胆な蕨手も印象的だが、左右の櫃穴を構成している四角がまず目に飛び込んでくる。鍵と見たが本当は何だろう。頗る鉄味の良い作だ。
文繋図鍔 金山 Kanayama Tsuba 2016-07-21 | 鍔の歴史 文繋図鍔 金山 文繋図鍔 金山 これも良く分からない。シルクロード伝来の文様といった雰囲気があるも、左右の櫃穴は釣鐘のようにも見える。小振りの引き締まった、実用的な鐔である。
文繋図鍔 金山 Kanayama Tsuba 2016-07-20 | 鍔の歴史 文繋図鍔 金山 文繋図鍔 金山 こうなると何を意匠したのかわからない。上下に配されているのは「雁金」と呼ばれる文様だと思うが、雁の飛翔する様子だろうか…違うようにも見えるが。櫃穴は井桁にも見えるが違うようだ。なんだか判らない。でも頗る地鉄がいい。
紋繋図鍔 尾張 Owari Tsuba 2016-07-19 | 鍔の歴史 紋繋図鍔 尾張 紋繋図鍔 尾張 小振りであり、しかも細い線の構成からなる作。腰に帯びて障らず、使い勝手が良さそうな鐔だ。片手打ちの刀に備えられていたのであろう。
紋繋図鍔 尾張 Owari Tsuba 2016-07-15 | 鍔の歴史 紋繋図鍔 尾張 紋繋図鍔 尾張 前回紹介した鐔とよく似た構成。基本は桐紋と三階菱(松皮菱)紋。左右の櫃穴の構成を蕨手に仕立てている。前回の雅な雰囲気を漂わせる作風に比較して、骨太な感のある魅力的作。良く知られた文を組み合わせることによって新たな文様な生みだされるという面白さ。
紋繋図鍔 尾張 Owari Tsuba 2016-07-14 | 鍔の歴史 紋繋図鍔 尾張 紋繋図鍔 尾張 写真では切羽台を薄く耳際を厚く造り込んだ様子が分からないので、鑑賞は手にとって行うことを基本と考えてほしい。Webでは、どちらかというと図柄を通じての紹介になりがちだ。家紋や雅な文様で切羽台と耳を繋いだ構成を「〇〇繋」文と呼ぶ。透かし鍔の構成としては頗る多い。
瓢箪図鍔 金山 Kanayama Tsuba 2016-07-13 | 鍔の歴史 瓢箪図鍔 金山 瓢箪図鍔 金山 四方に円を構成しているだけの作。これも簡潔ながら優れた美観を呈している。角形かと見えるが、四方の小円が耳に段差を付けており、角辺が内側にたるんでいる。これによって線に力が生じている。鉄味も優れている。
輪違図鍔 赤坂 Akasaka Tsuba 2016-07-12 | 鍔の歴史 輪違図鍔 赤坂 輪違図鍔 赤坂 単純な輪の構成だが、なんでこれが面白いのだろうか。糸巻風に、あるいは七宝文風に、空間を線が切っているだけなのだが。
七宝文図鍔 金山 Kanayama Tsuba 2016-07-11 | 鍔の歴史 七宝文図鍔 金山 七宝文図鍔 金山 頗る鉄味の良い金山鍔。波状の刻みが付けられており、図柄に変化を求めているが、素材の強みはそれら文様の面白さを超えていい感じだ。