モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

MV125S ブレーキローター

2020年10月09日 | メンティナンス

MV125Sの再生を受けた時に、オーナーさんの希望の一つが「Wディスクにしたい」と言う事だった。

制動力的にはシングルで充分なのだが、見た目重視のカスタムもありなので考えてみる。

この車両はハブもフォークもWディスクがポン付けで出来る仕様なのだが、なにぶんディスクローターのパーツが入手できない。

海外でも殆ど出回っていないようだ。

そこで単品制作を考えてみる。

まず材質はノーマルの鋳鉄からステンレスに変えたい所、やはり錆びやすいのが難点なので。

そしてこの円盤をどうして切り出すか?

板材から丸く削り出す?丸ムク材から削り出す?

どちらにしても工房の旋盤では無理だ^^;

そんな時に旋盤の師匠が「レーザーで切り出してもらったら?」と仰る。

ダメ元でレーザー屋?(精密板金業)に頼んだところ、忙しい中制作してくれた。

画像は外周を切削したがレーザーで切り出した面もかなりキレイで、そのままでも行けそうな雰囲気だ。

ちなみに板厚は6ミリ、6個のボルト穴もレーザーで開けてある。

レーザーで切り出すなんて思いつかなかったよ^^;

う~~~~~ん。時代は変わった!!

 

 

 

 

少しだけ内径の加工が必要なので治具が必要だ。

アルミの円盤でざっと制作。

 

 

 

旋盤にセットして、ハブにハマる部分の切削を行う。

 

 

 

取り合えず片面が入るか確認。

上手くいきそうな感じだ。

 

 

 

もう一つも同じ加工を行い組み上げた状態。

ボルトが六角頭だが、最後に皿頭の切削をして完成になる。

 

 

 

この作業は気も使い、かなり疲れる加工だった。

もう一台やってと頼まれても、断るだろうな。。。。

 

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