稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

食料雑貨店のおじさん

2013年05月05日 | トラウト
 およそ十年ぶりに訪ねる古座川奥の里。

 前に年券を買った食料雑貨店。
 
 快活で、なんでも笑い飛ばしていた元気なおじさん。
 今も元気にやっているだろうか・・・。

 ところが店の前に着くと閉まっている。



 通りがかりのおばさんに
「もう店はやってないんですか?」
「いえ、ご主人が亡くなったんですよ、歳は七十くらいでしたかねえ」

 それはさびしい。
 もう一度、元気な声を聞きたかったのに・・・。

 が、この山里、店といえばここしかない。

 尋ねてみるとこうだ。

 ご主人亡きあと、奥さんが週に半分くらい店を開けているという。
 あとの半分は遠く串本まで買い出しに行くそうだ。

 里の人は、この奥さんに「アジのヒラキ」とか「ビール1ケース」とかを頼む。
 奥さんは頼まれた品をまとめて買い出しに行く。
 いわば買い物の請け負いというわけだ。

 人家の少ない山里、日常の買い物さえ瀬戸際、という気がする。

 さて、本日の釣り。

 渓相は抜群ながら、大きいのがいない。
 網からスルリと抜け落ちるようなのが混じる。



 もう少しここは時季が早いか、という感じ。

 本日 水 温 14℃
    アマゴ 9匹(網抜け~19cm)




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アマゴを潜って確かめる | トップ | 険しい谷で »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

トラウト」カテゴリの最新記事