稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

世界中、とりわけロシアでの抗議に救い

2022年02月27日 | 日々
 キエフにロシア軍。

 大統領は国民に徹底抗戦を呼びかけている。
 
 ぼくには痛々しく、胸がしめつけられる。

 圧倒的に膨大な軍事力のロシアに対抗しても犠牲だけが・・・と。

 ただ、ここにきて世界中で抗議の声が上がっていること。

 とくにプーチンの足元、ロシアでもという報道には救われる思いだ。

     

 ロシア国営放送では露骨な攻撃のことを報道していないが、
同国民はSNSで事実を知り、抗議しているらしい。

 思い起こすのは日本軍が南京を陥落させたときのこと(1937年)。

 他国の領土に侵攻して・・・、というのは今のロシアも同じ。

 南京陥落の直後、日本国内各地では、
ちょうちん行列でその勝利を祝ったという。

 ぼくらの父祖の時代の信じられないようなできごとだ。

 情報統制ということもあったろうが、
諸国民がそれぞれ安易にナショナリズムに傾いていた時代のことだ。

     

 ロシア国内での抗議運動、
これは大戦の惨禍を通して、世界中で人々が気づき始めたことを示しているのだとしたら、
この一歩は大いなる希望だと信じる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悪夢のようなロシアのウクライナ侵攻

2022年02月25日 | 日々
 まさか本当に!と思うような侵攻。

 帝国主義の時代に逆戻りしたような感覚だ。

 報道ではロシア国内の一部にも反戦の機運があるという。

 それがどの程度で、今後どうなるのかはわからない。

 が、二度にわたる大戦を経てきた人類にとって、
そこだけは昔と違ったものであってほしいと願うばかり。

     

 岸田政権にもがんばってほしいところ。

 ロシアといえば、
常に北方領土交渉をちらつかせては日本を翻弄してきたようにみえる。

 が、ここはふんばりどころ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワリエワの悲劇

2022年02月21日 | 日々
 冬季五輪が終わった。

 いろいろな話題のなか、ぼくの印象に強く残ったのはワリエワのことだ。

 ドーピング疑惑の渦中、予想されたものではあったけれど、
その最終演技はそれ以上に精彩を欠くものだった。

 ところで、検出された薬物だが、
ワリエワ本人の意思で摂取したとはとうてい考えられない。

「祖父のコップ云々」、誰が聞いても稚拙な言い訳でしかなかろう。

 いずれにしても、関係組織あるいは
誰かはわからぬ大人たちが関わっていると想像するのが自然だ。

 真相についてはこれからの調査になるらしいが、
おそらく「藪の中」となるだろう。

     

 まだ人生の入口に立ったばかりのような15歳。

 その彼女が心に深い傷を負ったまま、
これからの長い人生を生きていかなければならないとは、なんと残酷なことか。 

 ぼくにはワリエワがヘッセの「車輪の下」の主人公
ハンス少年の痛ましい姿に重なってしかたがない。

 この種の悲劇が時代を問わず、国を問わず起こり続けていることに嘆息する思いだ。
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっとこさ FISH PASS

2022年02月14日 | トラウト
 福井方面のトラウトはすでに解禁。

 しかし今行っても、ルアーでは惨敗間違いなし。

 というわけで待機中。

 ところで例年通う笙の川だが、管轄する敦賀河川漁協から案内のはがき。

 今年から FISH PASSもよろしく、とある。

     

 スマホを使っての買い、ぼくはこういうのが大の苦手。

 されど今の時代、これでは取り残され老人になってしまう。

 幸い、同じ京都に釣友 王さんがいる。

 早速相談すると「スマホとカードがあれば大丈夫、まかせて」という。

 そんなわけで、王さん宅を訪問。

 いろいろ教えてもらいながら入力開始。

 全角、半角の間違いなどでやり直しの繰り返し。

 自分ひとりでやっていたら投げ出すところ、
王さんは辛抱強く付き合ってくれた。

 で、やっとこさ「入金済!」に到達。

 おおきに、王さん。

 でも来年ひとりでできるかなあと不安は尽きない。
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若狭にて 漁師が磯焼けを語る

2022年02月11日 | 
 若狭に着くと雪がまだいっぱい残っている。

 最初に行った港は積もった雪で入れず。

 次の港でようやく釣り。

 まだ明るかったので底ねらい。

 しかし風が強く潮も流れるため、釣り糸がうまく張れず、あたりなし。

 やっと空が暗くなり、17:55、水面近くで最初のあたり。

 今日の唯一の釣果かもしれない!と慎重にリールを巻く。

 上がってきたのは待望のメバル。

     

 いよいよ時合かとワームを投げ続けるがあとは沈黙。

 一息ついたところへ中年の漁師さんが普通トラックで到着。

「メバルならあそこの杭に付いているはず。
 ・・・けど生きたエビなどでないと・・・」とアドバイスをもらう。

 しばらく雑談。

 ぼくは最近の若狭で気づいた海藻の急速な減りについて尋ねてみた。

 すると
「そのとおり。温暖化で今日は沖でクジラを見たで。
 最近の磯焼けは深刻。
 アワビもサザエもとれんようになってきた、
 アワビなんぞはキロ○○円やで・・・」など。

 やはり若狭でも進んでいるようだ。

 しかしこれは魚やイカの産卵、養育などの点からも深刻な問題だ。

 海はいったいどうなっていくのだろう。

 さて、その後も風はやまず、小メバル1匹を追加しただけで納竿。

     

 釣果 メバル 2匹(11~17cm)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする