稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

貧果に泣いたカツヲさんとの釣行

2018年02月28日 | 
 今日はかつての同僚 カツヲさんと若狭へ。

 もっともカツヲさんの釣りは2~3年ぶり。

「リールはどうセットするんだったかねえ?
 ・・・・・
 糸はどう結ぶんだったかねえ?」

 とすっかり忘れてしまっている。

 釣り始めると、カツヲさん、いきなりトラブル。

 ずっと使っていなかったリール。
 釣り糸が巻き癖でコイル状になり、それがリールにからんでいるのだ。

 それでも「神田さん、これは何?}
 
 オッ、カツヲさんにミニガシラが釣れているではないか。

     

 けれどもガシラはここまで。

 今夜は無風でベタなぎ。

 メバルはなぎを釣れというが、勢いはまったくない。 

 あちこち移動しながら釣り歩いたが魚信はほとんどなし。

 今夜は悪い日なのか?
 それとも「底」に入ったのか?

 しばらく休もう。

 渓流の夜明けにはまだ遠い。

     

 二人の釣果
 ガシラ 1匹(10cm)
 メバル 3匹(9~13cm)
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若狭にて ガシラ不発

2018年02月23日 | 
 今夜も若狭へ。

 先日のガシラの勢い再び!と。

 雪はすっかり解け、コンクリートがむき出し。

     

 ワクワクしながらの1投目。

 ところが何の反応もない。

 「ンッ?ゴミか」と思ったらミニガシラが1匹。

     

 その後ねばったが、続かず。

 これまでの経験から、ガシラは釣れる釣れないがはっきりしているのでは?と思えてならない。

 今夜は不在か、あるいは食い気がないのか。

 場所を変えてメバルねらい。

 が、小さいのばかり。

 けれども藻の上を軽いジグヘッドで漂わせていたとき強いあたり。

 上がってきたのは、ここでは結構なメバル。

     

 京都 伏見から来たといおうおじさん。
「これはええメバルやね。」と近づいてきた。

「もしよろしければ・・・」と言うと
「かまへんのですか、いただきます」とクーラーボックスへ。

 その後はあたりもなくなり納竿。 

 なかなか厳しい。

 釣果 メバル 6匹(11~19cm)  
     ガシラ 2匹(11~13cm)
 
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『ヨイトマケの唄』その夢と現実

2018年02月18日 | 日々
 BSで「ヨイトマケの唄 その愛と秘密」が放送された。

 ぼくも学生時代にこのシングル盤を買い求め、何度も聴いたことがあった。

 久しぶりに聴くと、またまた目頭が熱くなってくる。

 この唄は「ヨイトマケ」の母に育てられた子がエンジニアとして立派に身を
立てる、いわば小さな成功物語を歌っている。

 赤貧の中から道を踏み外さず、がんばりぬいて母に報いたという主人公の誇
らしさ、亡き母の喜ぶ顔が浮かんでくるようだ。

     
       ( 資料映像 NHK 同番組から )

 作り手 美輪明弘は必ずしも特定のモデルをもっていたわけではなく、自分
の半生の中で出会ったいく人かの体験を合成して作ったそうだ。

 ただ、ぼくにはこの物語、現実にはそう簡単ではないと思われてならない。

 とはいえこの唄、美輪が出会った知人の実際の成功体験をもとにしているこ
とを思えば、難関ではあっても、その道が閉ざされているわけではないことを
物語っているとも言える。

 その限りでこの唄はやはり夢を語っているのかもしれない。

     

 思い出すのはぼくが串本小学校に通っていたころの話。

 ある日、上野君(仮称)という男の子が転校してきた。

 粗末なというより、いかにも汚い服を着ていた。
 ぼくらのクラスでは誰も近づかなかったように思う。

 数日後、上野君は学校に来なくなった。

 それからしばらくして、ぼくらが学年で串本漁協の社会見学へ行った日のこと。

 漁協ではたくさんの人が働いていた。

 そこへ沖合から小さな漁船が戻ってきた。

 岸壁に漁船を係留するらしく、乗り組んだ子どもが両手にロープを準備していた。

 ぼくらは「アッ」と驚いた。

 その子がなんと上野君だったからだ!

 漁船には、もう一人乗っていた。 
 おじいさんとでも呼ぶべき年輩の人だった。

「先生、あれ、上野君や」
 ぼくらは先生にそう言った。

 先生は「うん」と言ったきり何も言わなかった。

 上野君の姿を見たのはそれが最後だった。

 今から思えば、転校してきたとき、みんなで声をかけてやればよかった 

 上野君、複雑な事情があったのだろうが、彼はあれからどんな道をたどった
ろう・・・。

 「ヨイトマケの唄」を久しぶりに聴いて、そんな昔のことを思い出してしまった。 
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暗闇の突堤にて底を探る

2018年02月15日 | 
 若狭のいつもの釣り場へ。

 雪もかなり解けて歩きやすくなった。

 ところがいつもの小メバル、ほとんど反応がない。

 しかたなく、常夜灯のない突堤でキャロを使い、底を探ることに。

 足元近くまで寄せてきたとき、竿先にグンとあたり。

「何やろ?」

 海でのこういうときのワクワク感はたまらない。

 上がってきたのはガシラ。

     
       ( ちょっと暗い写真ですが )

 13cmと小ぶりながら、卵で腹がはち切れそう。

 こんな小さいときから産むとはマセとるなあと感心。

 ガシラはこれに続いて次々。

 が、あたりは停止。

 そこで重めのジグ・ヘッド(単体)に切り替え、フワフワ。

 ンッ!根がかったか?と思ったら、グムグムと引いていく。

 これは今日最大か?、ちと重たい・・・

 上がってきたらガラが違う。
 
 メバルやがな!

     

 これはうれしい。

 このあとは根がかりの連続。

 また出直そうと納竿。

     

 釣果 ガシラ 6匹(11~17cm)
     メバル 3匹(11~20cm)
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湖東記念病院事件 刑事の卑劣な犯罪

2018年02月12日 | 日々

 昨年12月20日、大阪高裁は湖東記念病院事件に関し、元看護助手 西山
美香さんの再審を認める決定。

    

 西山さんは入院患者の人工呼吸器の管を外し、死なせたとされていた。

 このニュースをみたとき「おや?」と思ったのは西山さんの自白の理由につ
いてだ。

 取り調べの刑事に「好意をもってしまった」からというのだ。

 この不可解さ。
 短い報道ではそこの事情がわからなかった。

 ところが最近放映された「映像18 再審決定 元看護助手 無実の訴え」と
いうMBSの深夜放送でその経過がわかった。

 専門医の見立てでは、西山さんには軽度の知的障害と発達障害があるという
のだ。

    

 西山さんはいったん自白してしまうと、刑事の「優しさ」に打たれてしまっ
たらしい。

 取り調べの中では警察が作ったストーリー、そこに修正が加わるたびに西山
さんの供述はクルクルと変えられていったそうだ。

 思うに、当の刑事も西山さんがいわば異常に従順であることに違和感を感じ
ていたはず。にもかかわらず、それに乗じて西山さんを着々と犯人に仕立て上
げてしまったとしか言いようがない。

 こんな残酷で卑劣な犯罪はない。

    

 この件は最高裁で改めて可否が判断されるようだが、是非とも再審無罪とな
ってほしいもの。
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晴れ間の若狭にて

2018年02月10日 | 
 降り続いていた雪もやっとやんだ。

 それでもまた寒波がやってくるという。

 晴れ間の若狭へ。

   

 港は前回の釣行のときよりもさらに雪だらけ。

 長靴をはいていても、ひざまでの雪には閉口。

 先着者がいる。

 ことわりを入れて釣らせてもらった。

 この人の話。
「メバルはまだ早いようです。
 3月になれば爆釣もありますが・・・。
 大きいのは港の外ですね。
 底を打っていけば釣れますが、今はまだむずかしいです」
 とのこと。

 氏もメバルを何匹か釣っているがみんな小さい。

 それでも全部食べるそうだ。

     

 軽トラが岸壁に乗り付け、雪おろし。
 なるほど、海が近いと雪捨て場に苦労しないわけだ。

 3時間ほどねばっていると、足先が冷えて痛くなってきた。

 たまらず納竿。

   
      ( 久々のミニガシラ君 )

 釣果 メバル 8匹(10~14cm)
     ガシラ 1匹(10cm)
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伊藤左千夫「野菊の墓」から思いだすこと

2018年02月08日 | 日々
 BSで「野菊の墓」(1981年)が放映された。

 大根役者風の演技や口調はいただけないが、昔読んだ原作を思い出した。

 旧家に育った政夫(15才)といとこの民子(17才)の悲恋物語だ。

 幼馴染の二人の淡い恋だが、民子が他家への嫁入りを強いられ、
そこでの無理がたたり、流産のすえ亡くなるという物語だ。

      

 二人の恋をはばんだのはまわりの大人たち。

「政夫はこれから学校でしっかり勉強しなければならん身。
 それに、○○家に姉さん女房が来たとなれば、まわりはなんというか」
 そんな旧家の体面からだ。

 伊藤左千夫がこの作品を世に出したのは1906年、明治の末だ。

 結婚というものが、親たちの決めるのがまだ一般的だった時代。 

 表には出なくとも、こんな悲しい思いをした人たちも少なからずいただろう。

 伊藤はそんな悲しみをひとつの作品に込め、世に問おうとしたのかもしれない。

     

 そういえば叔母から聞いた郷里串本での話。
 ぼくも知るあるおばあさんのことだ、

 ある家でまだ若い奥さんが亡くなったが、後妻に来ることになったのはその妹。
 親たちが話し合って決めたらしい。。

 が、その妹さんには将来を約束した人がいたという。
 明治のころの話、そんな「気まま」が通るはずもなく、妹さんはやむなく後妻に。

 ある日、その家の近くをそっと訪ねる一人の若者の姿があったという。

     
 
 この次に帰省したら、改めてそのおばあさんのお墓に参りたい。
 
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雪の若狭路を越え

2018年02月04日 | 
 アジをあきらめ若狭のメバル釣りに。
 
 若狭路、常は田畑の広がる道。
 今は見渡すかぎり、雪原のみ。

     

 遠くの山々にも雪。

 今年の渓流の解禁、雪解けで水が増え、
しばらくは歩くのもままならないのでは?などと思いはめぐる。

 さて、釣り場に到着。

     

 港も雪に覆われている。

 長靴をはいてきてよかった!

 先着の釣り人
「釣れるんですけど、小さすぎてねえ」と。

 確かにそのとおり。

     

 どうも金魚メバルばかり。

 と言いつつ、今夜も楽しませてもらった。

 釣果 メバル 11匹(10~12cm)
 
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