稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

南紀の野生アマゴを求めて

2013年04月29日 | トラウト
 鮎は放流するが、アマゴはしないという川。

 今日は足をのばし、そんな川を探訪。

 地図で見ると奥山。
 さぞかし変化に富んだ渓谷と予想。

 が、現地で入渓するとなんのことはない。



 平坦な渓谷。

 ときおり現れる好ポイントも反応なし。

 不思議なことに、カワムツさえ少ない。

 ここは魚の住みにくい渓流なのか。

 歩き疲れて断念し、林道に登ろうにも急斜面続き。

 で、結局元来た川を延々と戻っただけの日。

 探訪も楽じゃない。

 本日 水 温 13℃
    カワムツ 2匹
コメント (2)
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古座川アマゴ 瀬に現れて

2013年04月28日 | トラウト
 毎年行く天然アマゴの谷。

 連休で先行者が入っているのでは?と案じたが、誰もいない。

 今日は瀬でも活発。
 やっと瀬にもわいてきた!という感じ。



 14時過ぎ、陽が傾く。

 開きでは虫が飛び交う。



 アマゴのライズリング。
 
 ここはミノーを通しても知らん顔。

 この天然アマゴの谷、いつまでも残ってほしいもの。



 本日 水 温 14℃
    アマゴ 13匹(15~21cm)

 
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古座川 人家も絶えて

2013年04月27日 | トラウト

 今日も古座川へ天然アマゴ探訪。

 積もった落ち葉、崩れた砕石、雑草だらけの林道をガタガタ。

 ミミズとりのおじさん
 突然、軽トラックが林道をふさいでいる。

 こんな人の入らぬ道。
 こちらも驚いたが向こうも。

 ここで落ち葉をかきまわし、ウナギとりのため、ミミズを集めているらしい。
「ここは昔々は人が住んだあったけど、今はだアれもおらん。
 アマゴ?、ワシは漁協の組合員やけど、ここは放流してないで。ウグイとハイ(カワムツ)だけやで・・・おれば天然やけど・・・まあやってみやんし。」

 しばらく奥へ走る。

 山仕事のおじいさん
 またまた軽トラック。
 おじいさんが山仕事。
「ここまで何しに?」
 と驚き顔。

 聞くと、このおじいさん、以前はこの山里に住んでいたそうだ。
 今は山仕事もなく、河口の町に出てしまったそうな。
 それでも、自分の山だけは時々手入れに来るという。

「アマゴ?ウーン、今はどうかな。
 この奥へ行ったら橋が落ちて通れんとこがある。そこから川を上がったら滝つぼがあるよ。ワシらは子どものころ、そこでもぐってアマゴを突いたもんや。今は砂利で埋まってしもたかもしれんなあ。」

 お礼を言い、上流へ。

 釣り開始
 橋が崩れ、道が途切れている。



「ここやな」、と入渓。

 しばらく歩くとその滝つぼはあった。



 しかしカワムツの2連発のみ。

 そこからさらに上流へ。

 簡易水道のホース、護岸のコンクリートなど、確かにその昔、人の暮らしがあったと思われる形跡。

 だが、アマゴは出ない。

 再び下流へ。

 今度は別の滝。



 ゾクゾクするような雰囲気。

 が、ここでもカワムツ。

 しかし、その近くで小さいのがヒット。

 目をこらす。

 アマゴや!



 小さい。
 8cm。

 ということは親魚もいるということ。
 と、がんばったが、その後は気配なし。

 この秘境のような谷。
 季節を変えて、もう一度訪ねてみたいもの。

 本日 水 温 12℃
    アマゴ 1匹(8cm) 
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ヤセたアマゴ

2013年04月23日 | トラウト
 今日も古座川奥へ天然アマゴ。

 が、今日は不発。
 期待していた谷は意外に小さく、水量も貧弱。

 ついでに昨年入った谷へ。

 渇水気味で、追いはすこぶる悪い。

 待望の1匹目。



 下あごが曲がり始めている。
 まだサビている。

 しかしこのヤセ方はどうだろう。
 頭がやたらとデカく見える。

 3月から4月にかけて古座川のアマゴを見てきた。

 こういうヤセたアマゴがたまに混じる。

 冬の間、エサがなかったのだろうか。
 けれども、すべての個体がヤセているわけではない。
 
 これはどう解したらいいのか?

 
 終点のたまり。



 ここで朱色にそまったカワムツ君2連発。

 次いで重たい!

 これは大物?
 と思ったらアマゴとアブラハヤのダブルヒット。



 アマゴは前フック、アブラハヤは後フック。

 こんなこともあるのか。

 本日 水温 12℃
     あまご 3匹(16~23cm)
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古座川アマゴ 気になっていた谷

2013年04月22日 | トラウト
「この深い渓谷、なぜアマゴがいないのか?」
 と首をかしげた昨夏。

 季節が違えばひょっとすると・・・
 と思い立ち、最後の挑戦のつもりで入る。

 軽トラックさえ難渋しそうな砕石だらけの道。
 バイクでガタガタ。

 渇水気味、最上流は突然干上がり。

 そこから再び下がって入渓。

 水は少ないが、岩場の連続。



「ここは出るッ」
 と何度も思いつつもシ~ンの連続。

 さらに下流へ。

 深みでついに出た。

 しかし、水から抜き上げたとたんにポロッ。
 15cmほどのスリムな魚体。

「今のはアマゴに間違いない!・・・いや待てよ、ウグイ?んなことはないはず。」
 いずれにしてもくやしい。

 再び気をとりなおし、上流へ。

 で、次の落ち込み。



 ミノーを数匹の小魚が追う。

 かかった。

 カワムツの子?と目をこらす。

 パーマークがある!
 アマゴやっ!


 (撮影失敗、見にくいながら)

 やっぱりこの谷にもいた。
またまた見つけた天然アマゴ。
 うれしい。

 
 しかしながら、この谷、人も入らぬはず。
 なぜ魚影がこんなに薄いのか。
 あまごを養う力が弱いのだろうか。

 が、とにかく古座川も捨てたもんやないと改めて。


 本日 水 温 13℃
     アマゴ 1匹(10cm) 
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若葉

2013年04月20日 | 日々
 昨年串本に植えたどんぐり。

 芽を出して1年。

 この4月、元気に若葉8枚を出している。



 モミの幼木はというと、黄緑色の若葉。

 その下には、前年の深緑の葉が見える。



 モミは成長がおそい。

 しかし、京都から運んで根付き、生きながらえている姿。

 実に楽しい。
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天然アマゴ 漁協の話

2013年04月19日 | トラウト
 稚鮎の放流作業に出くわす。

 水槽車側もホースの先端側も高齢者ばかり。

「オーイ、もっとホースを前に出せえ!」
 と道路側から叫ぶ。
 川岸の作業班からは何の返事もない。
「アカン、耳遠い、聞こえてない、シヤないなあ」 
 とブツくさ。

 思わず吹き出しそう。



 この機会に聞いてみた。
「この流域でのアマゴの放流場所はどこですか?」
「ここやで。この鮎とおんなじやで」

「では○○川(ぼくの行く)のアマゴは?」
「あれは天然やで。
 ここで放流したアマゴは堰堤を上れんからなあ。」
 とのこと。

 それはうれしい。

 なら、今日釣ったミニアマゴも自己繁殖もの。



 本日 水 温 14℃ 
    あまご 7匹(8~18cm)
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古座奥のアマゴ

2013年04月18日 | トラウト
 古座川のまだ見ぬ里の渓流。

 川筋の集落はかなり大きい。

 地元のおじさんに
「コサメを釣りたいんですが、もっと奥の方ですか?」と話しかけ。
「ウーン、ここらはおるかなア。・・・○○の方なら釣れるけど。
 それにここの奥は木イが茂って竿出せんで」
 と誰もが行く他の在所の釣り場をアドバイス。

 おじさんにお礼を言って奥へ。

 かなり大きな川かと思っていたが、谷川。

 さて、入川したが、外道すら姿を見せない。

 あきらめかけていたとき、小さな堰堤下でヒット。
 ばらし。
 ガゼンやる気に。

 そうしてやや大きなたまり。



 ここでようやく最初のアマゴ。



 サビも落ちたきれいな魚体。

 このあとはポツリ、ポツリ。

 しかし、追いがあるのは落ち込みだけ。
 瀬にはまだ出ていない。

 ここはどちらかというと夏向きかな、という感じ。

 上流に行くと、マメアマゴが追ってくる。
 そのうちの1匹がヒット。



 なんと可愛い、9cm。

 ここで自己繁殖しているのだろうか。
 それならうれしい。

 もう一度、夏に来てみたいところだ。

 本日 水 温 14℃
    アマゴ 6匹(9~17cm)

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再開 古座川アマゴ調査

2013年04月16日 | トラウト
 串本へまいもどり。

 さて、まだ行ったことのない奥地に向け出発。

 20キロほど走ったところで、
「しもた、ルアーケースを忘れた!」

 そこから実家に向け反転。

 そんなわけで大幅な時間ロス。

 やむなく3月に入った近くの場所へ。



 ところが、アマゴがいない。
 カワムツばかり。

 そんなはずは、と思いつつ、重い足取りで帰路に。

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京の山ザクラ ゆったりと流れる時

2013年04月13日 | 日々
 久しぶりに穏やかな晴天。

 山に入る。

 こちらの山ザクラもきれいになった。



 この山にも入ってみたいが、川に落ち込む急斜面。

 とても入れそうにない。

 さらに足をのばす。

 こちらでは中腹に山ザクラ。



 上の方はまだ咲いていない。
 これからのようだ。

 ところで、今日のニュース。
 力道山を刺した男が病死したと聞いた。

 この傷がもとで力道山は死んでしまった。

 当時対戦したジェス・オルテガやミスター・アトミック・・・。
 力道山のリングでの活躍、手に汗して観たぼくら子どもにはその死がとても悲しかった。

 豊登、馬場、吉村、遠藤幸吉・・・ではとても代わりはつとまるまい、と。

 後にショウ・ビジネスだったと知って、それにはがっかりしたが。

 あれから早くも半世紀、遠い昔のことだ。

 人の世の流れはめまぐるしい。


 山の木々が刻む時。
 なんともゆったりしている。
 

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