稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

笙の川水系 春の気配か

2021年03月30日 | トラウト
 今日はひどい黄砂。

 湖西賂を走ると琵琶湖が霧に包まれたように見える。

 比良山のふもとから中腹にかけて見える桜。

 通り過ぎてしまうのがもったいないような気持ち・・・。

 さて、なかなか元気な姿を見せてくれないトラウトたち。

 今日もゆったりしたところを探しながらの釣行。

 少し濁ったトロ場。

     

 ミノーをトゥイッチングすると、ミノーの回りに灰色の影のような・・・。

 これが悩ましい。

 ミノーの色が水にキラッと反射することもあれば、
釣りたいという願望が流れる木の葉までをも
ヤマメの追いと錯覚させることもあるのだから。

 いや、歳とともにかすんできた我が目の衰えか?などと苦笑も。

 ところが今日は違った。

 やっぱりヤマメが食いついてきた。

     

 あの灰色の影は錯覚ではなかったのだ。

 もうサビは感じさせないきれいな魚体。

 ほどなくして小さなイワナ。

 もう少し大きいのが釣りたいのだが・・・と思っていると、願いがかなった。

     

 さらに願いはかない、もう1匹。

     

 ミノーの回り、食いはしないが、ジャレつくように泳ぐトラウトの姿。

 今季初めてたくさん見ることができた。

 一直線の上昇はないだろうが、いよいよ春の気配?。

 本日 水温 12℃
     イワナ 3匹(14~24cm)
     ヤマメ 4匹(14~20cm))
 
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中国 国民の胸の内はいかに?

2021年03月29日 | 日々
 スウェーデンの衣料品大手 H&Mが中国で批判にさらされている。

 発端は、H&Mが新疆地区で生産された綿花を使わないと宣言したことだ。

 その理由は、綿摘み労働がウィグル族に強制されているということらしい。

 これに対し、中国では即座に不買運動が起こり、
地図アプリでもH&Mの検索ができなくなっているという。

 台湾産パインのこともよく似た事情で、
この種のことは中国では決して珍しいことではない。

     

 ただ、ぼくにわからないのは、政府レベルはともかく、
一人ひとりの中国国民はどう受け止めているのだろうかということだ。

 伝え聞くウィグル族に対する迫害。
 普通の国なら圧迫されている者への連帯や
弾圧への抗議の声が出そうなものだが、聞こえてこない。

 それは政府からにらまれることを恐れてなのか?

 それとも国民にはそもそも迫害の事実についての情報が届かないからか?

 もし国民のほとんどが政府を「信頼」して、
その政策を無批判的に支持するというのなら、この国の開化の見通しは暗い。

 そうでないことを願いたいのだが・・・。 
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まだ動かずや イワナたち

2021年03月26日 | トラウト
 しばらく訪れなかった笙の川。

 代車を確保し、今日はぜひイワナを!と足を向けてみた。

 雪は川岸にチラホラ残るだけ。

 ずいぶん春めいたものだ。

 ほどなく、手ごたえ。

 上がってきたのは小さなヤマメ。

     

 といっても、側線に沿って朱点がわずかにみられる。

 笙の川名物のアマゴ風ヤマメ?

 次いでたるみから小さいのを1匹。

 しかし、目の前で落としてしまい、あわてて追いかけたが逃げられた。

 小さなイワナだった。

 この水域をあきらめ、昨年同時期にイワナを釣ったところへ。

     

 しかし、行けども行けどもなんの反応もない。

 水量に決して不足はないのだが・・・。

 源流部まで歩きまわった末、今日は断念。

 昨年の日付けどおりにはいかないようだ。

 まだ沈まずや、でなくイワナたち、まだ動かずや?

 本日 水温 10℃
     ヤマメ 1匹(16cm)
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今季三度目の石田川水系

2021年03月19日 | トラウト
 今日も石田川へ。

 今季、まだアマゴたちの顔を見ていない。

 そのうち釣れる!と自分に言い聞かせつつ、
淡い期待とともに、まだ入っていない水域へ。

 入渓して間もなく、久しぶりにズンッと手ごたえ。

 続いてゴニョゴニョ暴れる感触が伝わってくる。

 慎重に慎重に・・・無事に川岸へ。

     

 ウン、かなり黒いが立派なもの。

 それにしても、やせて魚体が細い。

 食べるものの少ない冬を乗り切った野アマゴだ。

 釣ったのは、やや深くなったトロ場。

     

 ミノーをくわえ込む気力があったんや、と感心。

 が、その後は苦戦。

 それでも忘れた頃に白泡の下からまた現れた。

     

 やや小さいが、これも黒っぽい細身。

 2匹も釣れるなど考えもしなかったこと、うれしい。

 休憩をはさみ、さらに奥へ。

 ここは昨年、釣友 太郎さんがイワナを釣った水域。

 平坦な瀬が長く続く場所ながら、岩にはさまれたとある深み。

 ここでまたまたズンッ、それに続いて暴れる様子が手元に伝わってくる。

 慎重にたぐり寄せ、岸に上げると

     

 イワナ!

 これは予想外。

 うれしい!

 このあとさらに1匹を追加して納竿。

 いよいよ上向きか?と考えたが、
たまたま場所を変えたことがよかったのかもしれない。

 ミノーを追う魚影の少なさからすれば、活性はまだまだのよう。

 本日 水温 10℃
     イワナ 2匹(17~24cm)
     アマゴ 2匹(17~19cm)
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気配は薄いが一瞬の追い

2021年03月17日 | トラウト
 今日もバイクで石田川水系へ。

 赤さの目立った杉だったが、ここにきて緑が濃くなってきた。

 それにしても現地の風は冷たい。

 川で転倒したときのための着替え、今日はうっかり忘れてしまった。

 「ヨシ、慎重に歩こう」とソロリ、ソロリと釣り開始。

 まだ奥山の雪解けが続いているのか、水は多い。

     

 岩の横や流れ込みの脇など、少しゆるやかなところを重点にねらう。

 手繰り寄せるミノーのまわりに目をこらす。

 しかし何度投げてもアマゴの追う気配がない。

 かなり歩いたが、こうまで沈黙とは!とがっかり。

 場所を変えて、イワナのいそうな谷に転進。

     

 やや細い流れで水量も少ない。

 時々手元に伝わる重みは折れ枝ばかり。

 が、白泡の中にミノーを落とし込んだとき、
茶色っぽい小さな魚がミノーを激しく追ってきた。

 けれども食いつかず、すぐに反転。

 同じ場所にさらに何度も投げ入れたが、もう姿を見せなかった。

 今日はこれが最初で最後。

 あれはイワナのはず、くやしい!

 本日 水温 8℃
     釣果なし
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春は名のみの石田川

2021年03月11日 | トラウト
 車が故障し、渓流釣りはすっかりごぶさた。

 今日は暖かいのでバイクで石田川水系へ。

      
    
 山々には雪が残るが、河原にはほとんどない。 

 雪解けでか、水かさは高い。

 陽光を受けて川はキラキラ。

 天気予報では「スギ花粉のピークは過ぎました」
と言っていたが、あたりの杉はまだまだ赤い。

 虫がときどき飛ぶものの、まだあまり勢いはみられない。

 さて、釣り開始。

 ウェイダーを通しての水は冷たい。

 水温を測ると7℃。

 これでは先月入った笙の川よりも低いではないか。

 瀬は無視して、やや深くなったところを重点にねらう。

     

 しかし、いずこも反応はない。

『せめて1匹でも・・・』と祈るような気持ち。

 けれどもミノーを追う影さえ見えない。

 予定していた終着点に到達。

 今季まだ慣れない渓流の歩みに疲れがどっと・・・。

 このあと支流に向かったが、ここでも沈黙。

 石田川、まさに春は名のみ。

 また出直そう。

 本日 水温 7℃
     釣果なし
    
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