稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

アマゴ・ヤマメ 夏の頂点のよう

2015年07月30日 | トラウト
 敦賀市 笙の川へ。

 少し奥まったところから入る。
 空はどんより、渓流も生暖かく、水蒸気が立ち込めている。

        

 なんとも暗い雰囲気。
 ヒグラシの鳴き声が不気味。

 が、この流れ込みでヤマメがすぐに顔を見せた。

        

 サイズはもうひとつながら、あたりは活発。

 一方、ここは平坦でまっすぐな流れ。
 水位が高くなっている。

        

 やや深くなったところに投げるとヒット。

        

 ふだんはまったくいないのだが・・・。

 数年前に入ったきりの支流との別れに到達。
 久しぶりにここに入ってみようと思い立つ。

 「ここは小さいのだが・・・」
 と思ったが、増水のせいか、なかなか重いのがルアーをくわえる。

        

 これはウレシイ!

 限界点に到達。

 ここから足をのばし、滋賀の天然アマゴの谷へ転じる。

        

 ウン、ここも水位はまだ高い。

 泡の切れたあたりにルアーを投じると、ググッと手ごたえ。

 この谷独特の色合いのアマゴが姿をみせた。

        

 朱点はなく、体側の紅い帯。
 この流域はアマゴなのだが。

 いずこも活発。

 今が夏の頂点の感。

 本日 水温 20℃
     アマゴ・ヤマメ 25匹(13~23cm)
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古座川のアマゴだより

2015年07月28日 | トラウト
 釣友 寺島さんからの知らせ。

 昨年と今年、漁協の放流でボランティア参加した寺島さん。

 最近その支流に入ったそうだが、23cmの良型。

        

 いい顔をしている。
 体側のうす紅色もいい。

 釣ったのは写真左のやや深いところらしい。

        

 もっとも、このサイズ、昨年と今年にかけて放流したものとは違う。

 元気で生き延びているか? と寺島さんは案じる。
 ぼくも同感だ

 さて、古座川の水位、まだかなり高いらしい。

 いずこも同じ。

 が、寺島さん、この先の渇水を心配する。

 天気予報ではこの先晴天続き。

 記録的な渇水になるのでは・・・と今から当方も気がかり。
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源流部は活気づいて

2015年07月26日 | トラウト
 朝から抜けるような青空。

 子どもの頃、こんな空を見ると昼からの海水浴が待ち遠しかったものだ。

 さて、昼過ぎ、今日は賀茂川水系の源流部へ。

        

 青い空、白い雲、そして山の緑。
 最高の夏気分だ。

        

 水は今日もやはり多い。

        

 杉林の間を流れる源流。
 こんな日は明るく、とてもすがすがしい。
 
 以前の台風でか?杉の木の傾いているのが気になるが。

 さて、アマゴ。
 1投目から活発な追い。

 ルアーに最初に飛びついてきたのは、9cmの小アマゴ。

        

 パーマークが浮き上がり、とてもきれい。

 今日は堰堤下などはなぜかお留守。
 瀬や流れ込みで活発。

        

 この源流部、いつもは小さいのばかりだが、今日は成魚が顔を出す。

        
        ( 右の岩の下から20cmのアマゴが飛び出した )

 増水でこの一帯がにわかに活気づいたのかもしれない。

 この奥地のアマゴたち、いつまでも残ってほしいもの。

        

 本日 水温 19℃
     アマゴ 9匹(9~20cm)
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増水 ササ濁り 大物の予感

2015年07月25日 | トラウト
 賀茂川水系、台風以来水が引かない。

 が、やっと濁りもうすくなり、水は淡い緑色に。

        

 これがササ濁りというやつか。
 それなら大物が釣れるかも!と出撃。

 先日の台風で大きく崩れている。
 ここは数年前、雨宿りした大木のあったところだが・・・。

        

 渓相というのはこうして少しずつ変わっていくようだ。

 ところでかんじんのアマゴがいない。

 ルアーについてくることさえない。

 早瀬でようやく1匹。

        
         ( 丸干しのような1匹 )

 これでBOSEは免れた!
 などと情けないほどの消極姿勢。

 いつものコースの中ほど、増水で渡河できない地点に到達。

 ここで断念。

 ササ濁り。
 甘くないよ。

帰路、ヒノキ林からヒグラシの鳴き声。
 こんな日はわびしい。 

         

 本日 水温 20℃
     アマゴ 2匹(11~12cm)
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孤高の横綱 その胸の内

2015年07月21日 | 日々
 大相撲名古屋場所9日目。

 白鵬が逸ノ城を破った直後、首のあたりを突き上げた。

 記者の問いかけに
「ご想像にお任せします。まあ、気を付けます」とそっけない。
 ぼくにもどいういう意図だったのかはわからない。

        

 「ヤンチャ」を通り越して眉をひそめるような行動に終始した朝青竜。
 それに比べれば優等生のような白鵬。

 が、最近の審判への批判といい、今回のできごとといい、白鵬は微妙に変わったようにみえる。

 横綱のおごりなのか、それとも旧態依然の角界への抵抗なのか?
 あるいは日本人ではないがゆえに踏み越えてはならない壁を前にした懊悩なのか?

 生きづらい世界であろうと察する。

 いずれにしても、いつかは角界を去ることになる白鵬。
 後ろ足で砂をかけて去るようなことになれば哀しい。

 孤高の横綱 白鵬の胸の内を知りたいものだ。
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川は濁り

2015年07月20日 | トラウト
 久しぶりに朝から晴れわたる。

 郊外に向かう車が多い。

 待ちに待った夏休みというところか。

 もっとも川は増水でまだ濁りがとれていないだろう。
 と思ったが、退屈なので賀茂川水系を巡回。

 橋の上から見下ろすと、川底がうっすら見えている。

        

 これなら釣れるかもしれない。

 別の場所では自然の護岸が崩壊。

        

 ここはアマゴがよく顔を見せるところなのに・・・。

 それでもかなりの増水。

 これでは川に入っても思うようには歩けない。

 しばらくしんぼう。
 
 
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やっぱり被害の11号

2015年07月18日 | 日々
 足が遅いとの情報で長雨を心配した台風11号。

 熊野川ではやはり氾濫との報。

 京都もよく降った。

 17日夕刻には「台風はもう日本海か」と安心していたが、降りやまない。

 夜になってさらにひどく、京都市から緊急メールが何通も。

 深夜、近所で水につかりそうとの知らせ。

 有志で水中ポンプを持ち寄っての排水、消防団のポンプでの排水・・・。
 土のう積み、バケツリレー(これは効果ほぼなし)。

 なんとかもちこたえた。

 久々の徹夜となった。

 陽が昇ったころには近所の川もやっと減水し始めた。

        

 いやはやクタクタの一夜。
 それでも集まり合えるのはうれしいことだ。
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「日本」ではなく「この国」と呼ぶ哀感

2015年07月17日 | 日々
 今朝、夢の中に「君の祖国(くに)を」(作曲 いずみたく 作詞 藤田敏雄)が。
 みんなで合唱しているのだが、ハーモニーが定まらず四苦八苦している夢だ。

 この歌は高校生時代によく歌った。

 話は変わるが、きのう都内で安藤忠雄さんの会見があった。
 新国立競技場建設に2520億円がかかるという問題についてだ。

        

 最近のオリンピックでの建設予算は500~600億円という流れ。
 それに比べればいかに高額かがわかる。

 安藤さんは「私たちはデザイン審査をしただけ」と言う。

 なるほど、そうなのか。
 けれども審査にあたって、予算というものは元々関係ないのか?

 ならば、審査をさせた側に問題があったのか?

 ・・・なにかスッキリしない。

 ところで、今日になって突然首相が白紙に戻すと宣言。

 支持率の低迷が話題となるなか、急いで火消しに回ったのか。

 けれども誰もモノ言わなければスンナリ通っていたかもしれない。
 いやはや、圧縮してもらうのは歓迎だ。

 それでなくても世界一の借金。

 政治家たちは何年かつとめれば舞台を去る。
 けれども膨大な借金は決して去ってはくれない。

 この責任はだれがとってくれるのだろう。

 去る14日、宮崎の高速道路建設で行政代執行があった。
「動き出したら止まらない公共事業の在り方を変えたい」と立ち退きを拒んだミカン農家の岡本さん。

        

 抵抗むなしくかつぎだされてしまった。

 ことはオリンピックだけではない。
 根はもっと深く広い。
 
 ぼくらにとってギリシャのことを案じる余裕など!
 実はないのでは?

 そんなことを思うと、ぼくには自分の国を「日本」ではなく、「この国」と呼んでしまいそうになる。

 「君の祖国(くに)を」にみてとれる国への愛着と哀感がないまぜになった思い。
 そんな幸少ない国民(くにたみ)ではありたくないと思うのだが。
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減流部 歩き疲れて

2015年07月15日 | トラウト
 明日から台風接近。
 ゆっくりした動き。

 紀伊半島を襲った前の台風が思い出される。

 それにしても梅雨はもう開けているのでは?

 今日も笙の川源流部に向かう。

 途中で崩れた林道に出くわす。

        

 ソロリと通過。
 次に大水が出れば確実に崩れそう。

 さて2年ぶりに訪れた源流部。

 きれいな緑と水。
 滝から流れ落ちる水をすくって飲む。

        


 とても気持ちがいい。

 が、かんじんのアマゴが釣れない。

 時々ルアーについてくるが、反転ばかり。

 後半にやっと1匹。

        

 「BOSEでは気の毒」と食ってくれたのだろうか。
 心優しき小さなアマゴッチ、おおきに。

 切りたった岩の壁にはさまれた落ち込み。

         

 この日はここで断念。
 期待外れの釣行、ホントに疲れる。

 別の谷に転じる。

 すでに陽は傾きかけていたが、ここで何匹かを追加。

         
 
 先行していたエサ釣りの爺さんに出会う。

 今引き上げたきた源流部のことを話すと
「あそこもおととしの台風で釣れんようになったわ」とのこと。

 そうか、荒れてしまったのかと納得。
 以前はもっと釣れたのだが。


 本日 水温 19℃
     アマゴ 6匹(11~24cm)


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増水ながら必ずしも

2015年07月08日 | トラウト
 今回も水が多い。
 ところによっては足をとられそうな急流。

 中流域。
 いつもは河原が見えているのだが・・・。

        

 今回は瀬で釣れない。
 アマゴたち、この早瀬で身の置きどころがないのか?

 やはり少したるんだところで。

                

 こういうときは大量の水が深い奔流をつくるところがある。
 ここでやはり現れた。

        
          ( とてもきれいな魚体 )

 さらに淵。

 今回はここに流れ込む水の量がすごい。

 1匹目がかかった。

 「まだいるはず」と辛抱強く。

 重い手ごたえ。
 クネクネと白い魚体が暴れながら足元に。

「ンッ?ウグイ?」
 と思ったが

        

 パーマークのほとんどないヤマメ。

 今季最大の27cm。
 うれしい!

 次の淵。

 1投目のミノーに銀色の影がギラリ。

 食わない。

 もう一度。
 再びギラリ。

 が、この後は沈黙。

 増水、必ずしも魚影が濃くなるわけでもなかった。
 それでも要所には確実にいるという印象。

        

 本日 水温 17℃
     アマゴ・ヤマメ 12匹(14~27cm)
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