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稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

南紀白浜温泉にて

2023年12月09日 | 
 新型コロナで遠ざかっていたが、久々の家族サービス旅行。

 行先は南紀白浜温泉で、ここに泊まるのは初めてだ。

 温泉地に入ると、改めてホテルや旅館の多さに圧倒される。

 これだけたくさんの温泉施設に湯を供給できるとは、大した湧出量だと感心。

 ホテルに入ってまずは温泉へ。

 少しぬるめで、熱い湯が苦手なぼくにはちょうどいい。

 ナトリウム・炭酸水素塩泉とかで、肌に少しツルッとした感触。

 温泉の香りのないのが少しさびしい。

 露天風呂は円形で、深さが120cmも。

     

 泳ぎも楽しめるのがいい。

 間もなく、後から入ってきた入浴客たち。

 中国語での大きな話し声、後で聞くと台湾からの客人が多いという。

 また、夕食の接客サービスにはわかりにくい日本語。

 今では珍しくはないが、東南アジアからの働き手らしい。

 ここでも時代はどんどん変わっている。

 部屋のバルコニーからは、入江をはさんだ対岸のホテルが見える。

     

 海に映った明かりを見ると、「あそこでアジは釣れるだろうか?」
 などとまたまた思ってしまい、このサガからは逃れられないと苦笑。

 翌朝は、すがすがしい夜明けを迎えた。 

      
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白駒池周辺 原生林に見る生命の循環

2019年06月04日 | 
 ツアー二日目。

 蓼科の大滝、御射鹿池などを回ったが少々退屈。

   
     (御射鹿池)

 最後は長野県佐久郡にある白駒池。

 ここは日本で一番高いところにある湖だとか。

 駐車場からその池に向かって1キロ余りの遊歩道を行く。

 ここは苔の森として有名なところらしく、その種類も豊富なのだという。

 遊歩道から原生林をながめるとコメツガ、トウヒなど高山の針葉樹ばかり。

   

 その老木が倒れ、そこに苔むし、一面緑の地表となっている。

 よく見ると、あちこちに若木が育っている。

   

 さらに、苔をよく見るとそこには発芽した幼木がいっぱい。

   

   


 これはとても興味深い。

 原生林の生命の循環がひと目でわかるような光景だ。 

 こうして白駒池に到着。

   

 向こうには白っぽい幹が見える。

 あれはダケカンバかな?
 まだ葉が出ていないようで裸のままだ。

 こうして今回のツアーは終了。

 それにしても信州、山は高く渓谷も深い。
 こんなところでじっくり釣り歩いてみたいものだが・・・。
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御岳山麓の白い川にて

2019年06月03日 | 
 御岳山麓をめぐるバスツアーに参加。

 まずは夕森公園(岐阜県中津川市)に到着。

 駐車場から歩いて竜神の滝をめざす。

 山道から見おろす川上川(木曽川水系)の川床は花崗岩だろうか、白っぽい。

   

 こういう川では水がとても澄んで見える。

 もっとも渓流釣りに親しんできたぼくにとっては魚影が薄く感じられる。

 経験上、白っぽいあるいは明るい色の川底一帯はあまり釣れないからだ。

 山道途中の恵那漁協の看板には禁漁とある。

   

 さて、登ったり下ったりで竜神の滝に到着。

      

 『ふうむ、こんなものか』

 そこから引き返して再び駐車場へ。

 時間があったので管理事務所に寄り、魚のことを尋ねてみた。

「ここはどんな魚がいるのですか?」
「アマゴだね。」

「でも禁漁でしょ?」

 おじさん、地図を見せて指さし
「いやあ、ここの谷から上流は恵那漁協の入漁券があればいけますよ」

「アマゴは少なそうに見えるんですけど・・・」
「いいや、上にいけばこんなアマゴも・・・」
 とおじさんの広げた両手は40センチ近い!

『ホンマかいな?』

 支流にはイワナもいるそうだ。 

 いやあ、入ってみたいね。

 このあと移動してさらに二か所の滝を訪れた。

   

 夜は御嶽山中のホテルに宿泊。

   

 さすがに高いところとあって肌寒い。

 エアコンを入れてみたが効かない。
 フロントに尋ねると今は冷暖房ともまだ動かしていないという。

 エレベーターはというと2台のうちの1台しか動いていない。

   

 温泉大浴場はというと・・・。

 このホテルの緊縮ぶりがあちこちに。

 首都圏や京都、大阪の宿泊需要の高まりとは対照的に、
地方の苦しさ・・・と想像するのは思い込みが過ぎるのだろうか。 

 
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信州 遠山郷にて

2018年11月14日 | 
 阿智村二日目。


 富士見台高原へ
 早朝5時に旅館を出発して、富士見台高原へ雲海を見に。

 ゴンドラの山麓駅、観光客が続々と集まり始めている。

     

 山麓駅からゴンドラ、さらにリフトに乗り継ぎ、標高1600メートルの展望台に到着。

 ここは雲海発生率72%だという。 

 着込んできたものの、さすがに冷える。

 このときの気温は5℃。

 さて、だんだん夜が明けてきた。

     

 されど雲海は見えず。

 ゴンドラ係員のおじさんは「夜明けから20分はがまんしてください。
チャンスはありますから」と言っていた。

 みんなそれを信じてがまん。

 が、空は白んでもやはり雲海は見えず。

     

 ツアー一同がっかり。

     
           (朝日に照らされたカラマツ)

 遠山郷へ
 朝食後、日本の秘境のひとつと言われる遠山郷 下栗の里(飯田市)へ。

 マイクロバスに分乗して、国道152号から曲がりくねった山道に入り、上へ上へ。

 標高1000メートルのところにその里はあった。

     

 険しい谷の底を流れる天竜川の支流 遠山川もここからは見えない。

 こんな不便なところにある里、いったい・・・とぼくには不思議でならなかった。

 土地の年輩者に尋ねてみた。
「ここは48世帯が暮らしておる」とのこと。

「元々は皆さん、林業ですか?」
「ああ、みんな林業。
 昔は林業が盛んで、地元のモンだけでは足りんでヨソから人夫をいっぱい集めたもんだ。
ほとんどが高知から来とったヨ。
 そういう人夫が泊まる飯場が何か所もあった。
 映画館、学校、女郎屋・・・なんでもいっぱいあった。」

「林業というと杉やヒノキですか?」
「いや、サクラやクリやらだ」

「えっ、それは何に使ったんですか?
「だいたい鉄道の枕木だ。いっぱい売れた」

「それはいつごろのことですか?」
「昭和の初め頃が最高だった」

「今は皆さん、暮らしははどうやって?」
「林業がだめになって、たくさんのモンが発電所で働くようになったんだ。
 今はその年金で暮らしてるモンがほとんどだ」

 そんな時代もあったんだ。

     

 その昔、この里でも子どもたちの元気な声が響いていたのだろう。

 静まりかえったこの里を囲む山々が赤い。
 
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「日本一の星空」のはずが・・・

2018年11月13日 | 
「星空ソムリエと見る阿智村『日本一の星空』・・・」ツアーに参加。

 信州阿智村、日本一という星空をを見ようと意気込んだ。

 夜8時、旅館を徒歩で出発。
「朝市ひろば」の駐車場には「星空ソムリエ」なるおじさんが待機していた。

 あいさつのあと「あれが白鳥・・・あれがスバル・・・」などの説明が始まった。

 が、それにしても見える星の数は予想外に少なく、天の川もぼんやり。

「日本一」ってこんな程度?とがっかり。

 それもそのはず、まわりには旅館、ホテルや外灯などでそう暗くはないのだ。

     
         ( 温泉旅館やホテルの明かり )

 あとで知ったのは、本来の星空観測は山でシートに寝転んで見るとのこと。

 するとこのクラブ・ツーリズムの計画は上っ面?

 旅行プランに付けられた名称と実態は大違いでがっかり。

 これなら郷里 潮岬の望楼の芝で仰いだ星空の方が各段によかった。

     
          ( 村のポスター )

 ただ、道中でバスの窓から見た南信州各地の渓谷、これはよかった。

 見おろすたびに、ルアーを投げてみたいという気持ちが沸々と湧き上がってくる。

 なにしろぼくは信州の釣り経験がないもので。

 山国信州の渓流、どんなものなのだろう?

 旅館の前には、岩がゴロゴロした阿智川が流れている。

     

 この奥にはどんな渓流が広がっているのだろう。

 そんなことばかり考えてしまった。
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霊松寺の山門 安達住職の気概を今に

2018年11月02日 | 
 旅行最終日。
 山の中にある霊松寺(長野県大町市)を訪ねた。

 駐車場から寺に向かって坂道を下ると鮮やかな紅葉が見えてきた。

    

 イチョウの黄、ドウダンツツジとモミジの赤、そのみごとな対照。

    
 
 もっともこうした紅葉は京都の社寺でもよくみる。
 つくられた紅黄葉の対照の美しさで、ぼくはさほど好きではない。

 境内には山門(嘉永5年建立)がある。

    

 木材の帯びた丸みが長い年月を物語る。

 ただ、山門は一般に寺の入口でよく見るが、
これは敷地の中ほどにポツンと立っており、両脇には何もない。

    

 住職の説明があった。

 明治初期、廃仏毀釈の嵐が吹き荒れたとき、当時の住職 安達達淳(あだち たつじゅん)が
松本藩の圧力に屈することなく、その後謹慎処分を受けつつも寺を守りぬいたらしい。

 また住職は中央政府のところまでも足を運び、
廃仏毀釈の誤りを訴えたというから気骨のある人だったのだろう。

 この山門は、同じく廃仏毀釈で廃寺とされた松川村の
観勝院で解体されたものを買い取り、ここに移築したものであるとのこと。

 安達住職の見識の高さがしのばれる。

    
      ( 庫裏からの眺め )
 この事件により、全国でたくさんの文化財を失ったと聞くが、残念なことだ。

 思うに当時、安達住職のような気概をもって
新政府の圧力に抗った宗教者たちも少なからずいたのだろう。

 今も残る文化財のうちにはそうした人々からの後世への「贈り物」も多いはず。

 この人々の功績をいつまでも記憶にとどめておきたいものだ。

    
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苗名滝から秘境 秋山郷へ

2018年11月01日 | 
 夜明け前、赤倉温泉のホテルの窓から外を見ると、雲が太陽に照らされている。

    

 今日はいい天気になりそう!

 苗名滝(なえなたき)
 先ずは関川の上流にある苗名滝(新潟県妙高市)へ。

 この川、水量が豊富でとてもよさそう。

    

 ただ、雨が降ったわけでもないのに、なぜか濁っている。

 上流に向って歩いて行くと二段式の大きな堰堤。

    

 がっかりしたが、その左岸側には魚道。

    

 とてもていねいに造られているように見える。
 魚道はかくあってこそ!

 説明板によると、ここはイワナ、ヤマメが上るらしい。

 ならば、あの堰堤下にはいいイワナがグルグル?
 などとつい想像してしまう。

 その先には苗名滝。

    

 ここは「日本の滝100選」のひとつだという。

 確かに両側の岩盤、それを包むような紅葉がすばらしい。

 惜しいのは空が曇ってしまい、暗かったこと。

 秋山郷
 マイクロバスに乗り換え、信越にまたがる秋山郷へ。

 ここは13の集落からなる地域だが、それぞれは孤立している。

 豪雪地帯であり、方言や習慣も他の地域とは隔絶されていたらしい。

 「北越雪譜」や「秋山紀行」などで紹介されたというから、
古よりこの地の個性は人々の関心をひいてきたのだろう。

 その片鱗にでも触れたかったが、今回の旅行では果たせなかった。

 狭い道を通って最初にみたのは蛇淵の滝(津南町)。

    

 次いで温泉宿もある切明(きりあけ)に到着。

        

 ここは川原を掘れば温泉が湧いてくるらしい。

 今は水の少ない季節だが、道中ではるか下に見下ろす渓流は垂涎ものだ。

 とはいえ、こんな険しい峡谷、多くの場所は降りて行くのさえ一苦労。

 かなわぬ夢だ。

 松川渓谷
 この日の最後は松川渓谷(長野県高山村)。

    

 これも曇っていて、パッとしない。

 紅葉というもの、いつものことながら、時機というものがむずかしい。
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妙高と赤倉温泉

2018年10月31日 | 
 信州方面の紅葉ツアーに参加。

 先ずは妙高のふもとからスカイケーブルで一気に山頂駅まで。

 黄色やオレンジ色に染まった木の葉も、天気が曇りがちでいまひとつ。

    

 山頂駅ではブナ林の散策を楽しめた。

 宿は赤倉温泉。

 ここは初めてのところ。

 まだ明るいうちに温泉街を散策。

    

 たくさんのホテル、旅館、民宿・・・。
 が、そのかなりのものは灯が消え、休業中のもよう。

 やはりここはスキー客が本命のようだ。

 ここの温泉は硫酸塩泉、炭酸水素塩泉と標記されている。

 ホテルのフロントで尋ねると
「源泉は二種類で、それらがブレンドされています。
 源泉かけ流しですよ」と胸を張る。

 それはありがたい!と大浴場へ。

    

 かすかに硫黄の香り。
 肌ざわりも温泉らしい。

 あまり熱くないのがぼくにはうれしい。

 赤倉温泉、なかなかのもの。
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観光地考 南房総にて

2018年06月17日 | 
 千葉 南房総の観光ツアーに参加。

 特別の目当てはないが、とにかく千葉というところは行ったことがなかった
もので。

 行先は
 「日本のウユニ塩湖」と言われる江川海岸
 鋸山 日本寺
 通称「崖観音」 船形山 大福寺
 赤山地下壕跡
 大山千枚田
 清水渓流公園 濃溝の滝・亀岩の洞窟

 さて、羽田空港からアクア・ラインを抜け、次々と観光地を巡ったが、
あまりおもしろいものはない。

   
     ( 大山千枚田 )

 失礼ながら、いずれも観光の対象としてはいまひとつのものを
あえて観光地に仕立て上げたかのような印象だ。

 観光地というものには富士山、上高地のように誰もが感心する風景、
あるいは例えば萩の松下村塾跡や京都の寺田屋のように社会史の背景をもったものがある。

 いや、今回の南房総。
 ぼくがただそういう「背景」に出会えていないだけのことなのかも知れないが・・・。

   
     ( 崖観音を仰ぎ見る )

 そんななか、清水渓流公園は一味違った。

 ぼくらツアーが最初に目にしたのは濃溝の滝。

 添乗員が「あれが濃溝の滝です」。

   

 見れば渓流に岩の小さな段差。

 ツアー参加のおばちゃんの一人が
「なんや、吹き割りの滝のできそこないみたいやなあ」
「こんなん、滝とちがうがナ」

 一同がっかり。

 ところが、その少し上流に「亀岩の洞窟」。
 
 これがとても幻想的な雰囲気を漂わせている。

   

 江戸時代、農業用に人の手で掘られたらしい。

 もっとも、ぼくはヤマメたちが泳ぐような渓流を想像していたが、
水量は少なく、水もやや泥質でそれほどきれいではない。

 撮影ポイントは足元が滑りやすく、危ないことから「立入禁止」の看板。

 それでも観光客はどこ吹く風で続々入って行くのがおもしろい。

   

 今回の宿は房総半島最南端の南海荘(南房総市)。

   
     ( ホテルから野島崎を望む )

 白浜野嶋温泉(塩化物強塩泉)で源泉は19℃。
 無色無臭であまり特徴的なものではなかった。

 というわけで、満たされぬまま旅の終わりとなってしまった。

 いい観光地にめぐり合うことは実にむずかしい。
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渋温泉 熱く豊かな湯の悩み

2018年01月19日 | 
 富山 小川温泉を出発。

 新潟を経て信州へ。

 途中で休憩した駐車場。

    
 
 先日来の雪をいただいた山。
 ぼくらになじみのない雪山の風景、別世界だ。

 戸隠神社を経て善光寺へ。

    

 寺の案内人がぼくら一行を誘導してくれた。

 その話によると、善光寺は日本の仏教が宗派に分かれる前に創建されたもの。
 そのため、善光寺は他にはない無宗派の寺であるらしい。

 檀家をもたないため、財源は各種祈願、祈祷に頼っているのだとか。

 そういえば、境内のあちこちに厄除け祈願、合格祈願、家内安全祈願等々の文字。
      
       

 ぼくら一行も案内人から家内安全祈願(2000円から)を勧められ、何人かが申し込んでいた。

 さて、渋温泉(長野県山ノ内町)に到着。

    

 渋温泉には各旅館・ホテルの温泉以外に九つの小さな湯がある。

 宿泊したホテルで鍵を借り、自由にめぐることができるというものだ。

 ぼくらも早速九番「大湯」を訪ねてみた。

    

 ちょうど上がってくる人に出会った。
「どうでしたか?」と尋ねると
「イヤア、もう熱うて入ってられませんわ」

 ぼくも入ってみたが確かに熱い。

 先に入っていた地元のおじさんに
「熱いですね」と言うと
「そうか?こんなもんだよ」

 湯温は50℃ほどだという。

 たまりかねて「水を出してもいいですか?」と尋ねると
「うん、熱いなら」と、やや不満気に。

 そんなわけで、短時間で切り上げるしかない。

 が、渋温泉はこれが売りらしい。

 夜、ホテルのフロントマンと雑談。

 通りには廃業したとみられる旅館などが散見されたことについて。

    

 そのことを尋ねると、やはりここ渋温泉でも浮き沈みは激しいという。

 とくに、ここは昔ながらの温泉街。

 通りが狭く、バスが入ってこられないため、観光客は離れた駐車場から徒歩。

 ここが渋温泉の泣き所だそうだ。

 しかし、湯だけは熱く、豊富。

 とはいえ、九つの湯を冷ますために使う水の量は大変なもの。
 その負担は地域の負担となっており、バカにならないのだとか。

    
        ( 八番湯 入口 )

 また、各旅館でも熱すぎる湯を冷やすため、一時貯湯で外気にさらす方法も。
 けれども暑い夏はそれもかなわない。

「低温の温泉を沸かして循環させる温泉なんぞに比べると・・・」と言うと
 このフロントマン
「イヤア、そういう温泉が一番管理しやすいんですよ」と笑っていた。

    
       ( 街角の無料足湯 )
   
 熱すぎる温泉、ぼくらの目からは贅沢な悩みに映る。
 いろいろあるもんやと感心。

 ついでながら、渓流釣りの話。
 温泉街の横を流れる横湯川(千曲川水系)。
 温泉の影響で鯉以外はすめないそうだ。

    
 
 こうしていろいろ驚きつつ、今夜もかけ流しの温泉を満喫。
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