稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

再び笙の川本流へ

2014年05月31日 | トラウト
 前回に続き、型ぞろいのアマゴを求めて再び本流へ。

 が、心配したとおり、水は引いてしまっている。

         

 一雨くらいでは長持ちしないようだ。

 入ってはみたが、やはりアマゴはなかなか現れない。

 かろうじて、写真のような水かさの多いところで黒い影。

        

 そのうちの1匹はヤマメ風の16cm。

           

 大きくはないが、体高がある。
 それに下腹がぷっくり。

 何を食べてるんやろ?という感じ。

 いずれにしても減水すると反応は悪く、型も小さくなる。

 勢いのなさにあきらめ。

 
 支流に転じる。
 ここは何年も入っていないところ。

         

 倒木や枝が大変。

 この浅瀬でいきなりアマゴ。

          

 その後も、それらしい瀬では確実にアマゴが顔を出す。
 どれも17cm前後の小型ながら、迷わず食い込む。。

 水量のある瀬ではひとまわり大きく。

     

 いやはや、こんな元気なアマゴたちは久しぶり。

 いよいよアマゴの夏を予感させた一日。

     

 本日 水温 本流、支流とも18℃
     アマゴ 18匹(16~21cm)


 
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アマゴの発眼卵埋設

2014年05月29日 | トラウト
 先日、古座川のアマゴ稚魚放流について書いた。

 Camiさんからコメントをいただいた。
「最近はコストのかかる稚魚放流よりも発眼卵放流に移行しつつある」と。

 そういえば聞いたことがあると思い、調べてみた。

 岐阜県水産研究所によるとこうだ。
 長所 ○ 稚魚放流よりも残存性が高い
     ○ 費用対効果が高い
     ○ 鱗やヒレの状態がよい

 ただし、厳密には放流ではなく卵の埋設であり、労力と技術が要るということだ。

     
      (岐阜県水産研究所のページから借用)

 紀伊民報によると、すでに日置川漁協は昨年12月に試みている。

 同漁協の話では、発眼卵1個の値段は稚魚1匹の十分の一だという。

 素人流に考えれば、飼う手間が省けるなどいろいろあろう。

 が、発眼卵の埋設はうまくやらなければ最悪の場合は全滅するという。

 基本手順をもとに、ていねいな作業が求められるだろう。
 アマゴへの愛着、熱意がなによりもの前提だ。

 アユはともかく、アマゴについては漁協ごとにかなりの温度差がありそう。

 どうなのか?
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笙の川本流のアマゴたち

2014年05月27日 | トラウト
 3月に試してみたけど、何の反応もなかった本流。

 今日もだめだろうとやってみた。

     

 下流に向かって流したミノーにゴンッ、クククッ。

 惜しくも抜けた!
 
 しかし「いるではないか!」と俄然やる気。

 間もなく最初の1匹を手に。

     

 アマゴが待ちかまえているのは早瀬の少しくぼんだところ。
 ここをじっくり上流からねらう。

 突然、橋の上から「おーい」という声。

 見上げるとジッ様。

「入漁券持っておられますか?」

 年券をかざすと「わかりました。手を止めさせてすみません」。

 笙の川で漁協の組合員から尋ねられたのはこれが初めて。
 密漁させないためには、どんどんやるべし。

 さらに釣り下がる。

 今日の反応はすこぶるいい。
 迷わず食いつくという感じ。

     

 本流ならもっと大きなアマゴ、と期待したのだがそれほどでもない。
 それでも谷アマゴより一回り大きく、それに体高もある。

     

 ただ、アマゴの朱点はどれもうすい。

 交雑の進んだこの川で「これはヤマメや、これはアマゴや」と区分するのは無意味なこと。

 それでも、本流域で全般にヤマメ風なのはなぜなのか。

 ともかく、瀬。
 本流のアマゴたちは早瀬に潜んでいた。

 本日 水 温 18℃
     アマゴ 7匹(19~23cm)
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二年ぶりの谷

2014年05月25日 | トラウト
 賀茂川水系。

 しばらくご無沙汰だった谷へ。

     

 渓流の様子がずいぶん変わっている。

 流れが左岸側に変わり、中央には土石が相当に堆積。

 昨年の台風によるものか?
 こんなに変わるものか、と改めて驚く。

 少し上がると、以前と変わらぬ渓流。

     

 アマゴがルアーを追う。
 が、バラしに次ぐバラし。
「今日はどうしたんやろ?」と落ち込む。

 なんとか1匹だけを手に。

    

 また出直そう、と納竿。

 本日 水 温 15℃
     アマゴ 1匹(17cm)

 
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古座川のアマゴ放流

2014年05月23日 | トラウト
 古座川水系。

     

 アマゴの分布は必ずしも平均していない。

 こんなにいい支流なのに、なぜアマゴがいないのか?
 そう思うところが少なからずある。

 釣友 寺島さんとよく話題にするところだ。

 ひとつには、古座川漁協の放流の仕方にもあるようだ。

 放流地点が限られ、滝や堰堤にさえぎられた水域には広がらない。

 組合員の高齢化、人手不足、アマゴの赤字経営等々、理由はいろいろらしい。

 今回、その寺島さんがボランティアで放流の助太刀。

   
    (寺島さんから送られた写真、7~8cmの稚魚)

 寺島さん、空白域を埋めるべく、マイカーで出動。
 量は少ないが、話題にしていたアマゴの姿なき谷にも放流したとのこと。

 ぼくも参加したかったところだ。

 空白の水域にもアマゴ・・・夢は広がる。


 
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笙の川 増水ながら

2014年05月22日 | トラウト
 予想以上に降った雨。

 野生の桐が満開。

     

 笙の川本流に向かったが、歩けないほどの増水と濁り。

 やむなくイワナの谷へ。

 ところがどうしたことか、4月にはあちこちで追いがあったのに今日は沈黙。

 肌寒く、水温を測ると15℃に逆戻り。

 やや深いところでやっとイワナ君が1匹。

     

 これはアカンと場所を転じる。

 支流の合流点。

 ここでも反応は皆無。

 ならば、と最近は足が遠のいている茶色の川底の谷へ。

     

 水量は十分。

 が、反応はさっぱり。

 とある瀬でやっと小さなアマゴッチ。

     

 この後がまた続かない。

 日も傾いてきた。

 いそうにないところは省き、どんどん釣りあがる。

 片側の岩盤に水の流れが集まる深み。
 ここでやや重い手ごたえ。

     

 上がってきたのは朱点のないヤマメ風の1匹。 

 この谷、釣れるときは爆発するのだが、最近はめっきり釣れなくなった。

 疲労困憊の一日。

 本日 水 温 15~16℃
     イワナ 1匹(19cm)
     アマゴ 5匹(15~22cm)
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笙の川 水は少なくも

2014年05月19日 | トラウト
 笙の川、下流に入ろうとしたが、減水。

 やむなく中流域へ。

     

 春には雪解けで渡河もできなかったのに、水は減っている。

 アマゴたちは瀬で活発。
 少なくなったエサ場を取り合っているのか?

 やや深い流れ込み。
 川底は茶色に汚れている。

     

 それでもアマゴ2匹がミノーを追ってきた。
 1匹目はバレたが、2匹目がくわえこんだ。

     

 活発なのはいいが、どれも小さい。

 極小は9cm。
 写真をとろうと網に入れたら、すきまから抜け落ち。

 イワナもまじる。

    

 さらに上流の流れ込み。

   

 ミノーを追う魚影。
 なかなか食わない。

 ここで根気よくミノーを投げ続ける。

 7投目くらいだったろうか、重い手ごたえ。
 水中でクネクネと魚体が光る。

 バレんといて・・・と念じつつ、慎重に。

     

 上がってきたのはいいイワナ。

 小さいのばかりではなかった。

 この流れ込みでさらにアマゴを追加。

 減水ながら、アマゴたちのキビキビした動きを見せてもらった。

 いずれにせよ、一雨降って、川底の汚れを一掃してほしいところ。

 本日 アマゴ 9匹(9~18cm)
     イワナ 2匹(15~26cm) 
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三流国化の不安

2014年05月15日 | トラウト
 滋賀の漁協なき谷へ。

 ここは本来7月頃が盛期なのだが、入ってみた。

 入渓。

    

 水量はまあまあ。
 晴れると思っていたが、雨がシトシト。

 瀬からアマゴが飛び出す。

     

 が、小さい。

 食わずに反転していくアマゴもみんなそうだ。

 ここはイワナの濃い場所ながら、今日は姿を見せない。

 やっぱり、時季が早かったか。

 帰宅すると、テレビでは首相の記者会見。

 法制懇の報告を受けての会見。
 いよいよ与党協議が本格化する。

 集団的自衛権行使容認の是非はともかく、改憲でなく解釈変更でという手法。

 これが既成事実となれば、立憲国、法治国は基礎から揺らぎはしないか?

 三流国と化すのではという暗澹たる不安。

     

 本日 水 温 15℃
     アマゴ 14匹(15~20cm)
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手ごたえ重くも

2014年05月12日 | トラウト
 午後から雨。

 ならば、と午前中、比較的近い古座川中流域へ。

    

 土地の古老の話では「昔はここでコサメをよう釣ったもんや」というところ。 

 以前にも入ったが、ぼくはウグイの顔しか見ていない。

 早速、手元に重み。

 あまり期待もせず足元に寄せる。

 やっぱりウグイ君。
 32cm。

 次のあたりも重い!
 やっぱり同じ。
 今度は36cm。

    

 10cmのミノーが小さく見える。

 次のあたりはさらに重く、そして鈍く。

 が、バレてしまった。

 フックにうろこが1枚。

 どうやらスレらしい。

 雨の降りだす前に退散。

 本日 水 温 18℃
     ウグイ 2匹(32~36cm) 
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古座川アマゴ 浜口さんとの約束

2014年05月11日 | トラウト
 3月、串本港のアジングで知り合った浜口さん。

 雑談の中で、アマゴが話題に。
 浜口さん「ぜひ、やってみたい」と。

 で、4月に連れ立って行く予定だったが、ぼくの体調不良で延期。

 やっと今日、それが実現の運びに。

 ただ、ぼくが昨夜から案じたのは、渇水によるアマゴの低調さ。
 釣れなかったらどう言い訳したらいいものか・・・と。

 魚影の濃い支流を選んで入渓。

 さて、最初のポイント。



 いきなりアマゴの追い。
 
 そうして2投目にヒット!
「やった、よかったア」

 浜口さんに場所をゆずり、ぼくは写真の準備。

 すると、浜口さんにもヒット。
 

『よかったア、これはうれしい』と安堵。

 2匹を並べて撮影。

     

 ここから二人で釣り上がる。

 浜口さん、さすがに海のルアー男。
 初挑戦ながら、アマゴをさらに追加。

 この日は2時間足らずで納竿。

 浜口さんの弁。
「いやあアマゴはおもしろいですね。
 課題もわかりました」と。

 課題の第一、「アジングロッドではやっぱりダメですね」。

 200cm、渓流では長いネ。

 浜口さん、これから広く古座川水系に挑むという。

 増水期を迎えれば、大きなアマゴも期待できるはず。
 
 再会を約して別れた。

     

 本日 水 温 18℃
     アマゴ 二人で7匹(16~18cm)
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