稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

さらば渓流

2013年09月28日 | トラウト
 例年なら9月末、過ぎゆく季節を追いかけるころ。

 どうもここ一週間、二年ぶりの腰痛に悩まされている。

 というわけで、月末の釣行はあきらめるしかない。

  古座川から釣友 寺島さんの今季最後のアマゴ。



 とてもきれいな魚体だ。

  釣友 森さんからも最新のメール。
 「笙の川で38cmのイワナ!ほか全9匹」と。



 前からデカいのが追ってくるという話は聞いていたが。

 そんな話を聞くと居ても立っても・・・。

 が、こればかりはしかたがない。

 次の解禁まで半年近く。
 
 山歩きで足腰の衰えを防ぎながらじっくり待とう。

 ブログを訪問してくださったトラウト・ファンの皆さん。

 ありがとうございました。
 
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酷暑をどうしのいだか? 古座川のアマゴたち

2013年09月25日 | トラウト
 今年の夏は猛暑。
 加えて渇水もことのほかひどかった。

 ぼくの釣友 太田さん。
 ルアー釣り師であるとともに、潜ってアマゴを楽しむという人。

 その太田さんの話。

 古座川上流部。
 昨夏潜ったときは体が冷え、帰りは車のヒーターをかけたという。
 が、今年の盆過ぎ頃、水温は27℃で楽々。

 ある支流からの滝状(落差約5メートル)の流れ込みでアマゴの群れを発見。
 10~20匹が泳いでいたそうな。

 太田さんが割り込むと、アマゴたちは逃げる。
 が、すぐまた戻ってきたという。

 また別の干上がった流れ込み(写真)、ここでも同じくアマゴの群れ。



  (撮影 9月22日 すでに支流の水量は回復 )

 ここでは伏流水か、それが本川に湧き出ており、潜ると水温差からユラユラ。

 アマゴの大きさは15~25cmだったという。

 次の写真は9月22日に撮影した別の支流の本川への合流点。



 左下が支流、右が本川。
 土砂が堆積し、魚の往来はできない。
 これをイメージしてもらえばわかっていいただけるだろう。

 アマゴが高水温を乗り切るということ。

 推測するに、高水温期、おそらくアマゴたちは水の冷たい支流に入る。
 しかし、渇水や障害物で支流に上がれなくなれば、アマゴは本川にとり残される。
 支流からの冷たい伏流水の湧き出し口や滝の下で「暖」ならぬ「冷」をとるしかないわけだ。

 先に述べたアマゴの群れが「すぐまた戻ってきた」という事実。
 アマゴは高水温でよほど苦しかったのだろう。

 そうなると、日本の川、支流の多くは人工堰堤でさえぎられている場合が多い。
 太古の昔のように、自由往来ができないアマゴたちには酷な話だ。
 せめて往来しやすい魚道でもあれば・・・と思うのだが。


 
 それにしても、この太田さんの話、実に興味深い。

 推測でなく、潜って確かめたという点がとても説得的だ。
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古座川 初めての谷

2013年09月22日 | トラウト
 古座川奥地へ。

 途中で写真をとっていると、見知らぬおじさん
「釣りですか?」と話しかけてきた。
「はいそうです、お宅も?」

 このおじさん、バイクで和歌山市からアマゴ釣りに来たという。
 古座川のこのあたりは今年二回目だとか。

 何やら自信なさげな表情。

 どうやら密漁のもよう。

 話がはずまぬままにお別れ。

 さて、入渓。



 が、今日も立ち上がりがよくない。

 やっとヒット、しかも重い。

 と思ったら、カワムツのスレがかり。



 ここはやたらカワムツが多い。

 別の釣り場でやっと1匹。



 黒っぽい21cm。

 次いで前から気になっていた谷へ。
 
「この谷は水も少なくどうかな?」と思っていたところ。

 が、入るとなかなかのもの。



 いきなり急峻な渓谷。
「これはすごい!秘境や」と意気込む。

 アマゴの姿もチラホラ。

 しかし、間もなくV字谷の行き止まり。



 気になる場所。
 行ってみないとわからない。
「いつか、そのうち・・・」と思っていると結局行かずじまい。
 これがこわい。

 気力、体力はいるが。

 こうして今年も季節が終わりに近づく。

 帰りに、あのバイクのおじさんを発見。

 なんと、チャラ瀬の続くところで釣っている。

「どうです?」と尋ねる。
「カワムツをちょっと・・・」

 ウン、それなら密漁も許そうと納得。

 本日 水 温 18℃
    アマゴ 3匹(小~21cm)
    カワムツ多数 
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半沢直樹シリーズ

2013年09月21日 | 日々
 テレビドラマ「半沢直樹」が人気。

 高い視聴率、と聞いてぼくもみてみた。

 おもしろい。

 一作ずつ、ある程度の独立性があり、途中からでもわかりやすい。

 このドラマ、基調にあるのは勧善懲悪の復讐劇にみえる。



 一作ごと、半沢は絶体絶命の崖っぷち、そこから一挙逆転。

 この小気味よいシーンが視聴者をたまらなくさせているようだ。

 瀬戸際からの奇跡的ともいうべき勝利。

 何やら子どもの頃、手に汗してみた力道山のリングでの展開にも似ている。

 人気のある見せもの、みんな共通の型があるのだろう。

 しかしこの逆転のパターン。
 何作か見るとわかってくる。

「出るぞ、もう出る・・・」という期待。

 これは水戸黄門の「エーイ静まれ、この紋どころ・・・」にも通じる。

 いよいよ最終回だという。

 高視聴率なのにもう?という気もする。

 が、このパターンもあまり続きすぎると緊張感を失うかな。

 だとすれば、このあたりが頃合いなのかもしれない。

 最終回、どんな結末になるのだろう。
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古座川 上流の黒いアマゴたち

2013年09月20日 | トラウト
 今日も古座川。

 今年、早春に入った渓流。
 水温が上がればよく釣れるはずと気になっていたのだが。

 再訪が秋になってしまった。

 ここの流れもいい色をしている。



 が、アマゴはさっぱり。

 ややあって手元にモゾモゾという感触。

 上がってきたのは12cmの小アマゴ。

 ひょっとすると、今日唯一のアマゴかも・・・と写真。



 この後も苦戦したが、やっと重み。

 水面から抜き上げると黒っぽい魚体。

『ん、イワナ?・・・まさか!』



 やっぱりアマゴ、サビ始めた感じの19cm。

 明るい渓相はここで最後。



 あとは暗い森のなかの渓谷。

 このあたりからアマゴの反応は活発に。

 うす暗い大淵、いかにもいそう。



 ここで幸運にも22、20cmの2匹連続。



 もうそろそろ帰ろうか、と思ったが、先に見える良さそうな場所。

 ついつい、ダラダラと釣り上がってしまった。

 しかし、後半は予想外に楽しい釣りとなった。

 来季こそは初夏に入ってみたい場所。

 本日 水 温 18℃
     アマゴ 13匹(小~22cm    
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猛暑を超えて

2013年09月19日 | 日々

 ひと月半ぶりに戻った串本。


 猛暑で草も枯れたのでは・・・
 と思ったが、草は元気。

 がっかり。

 7月に三度目の挑戦で植えたパイナップルのヘタ。



 なんと生きているではないか。

 小さなモミは?





 水もなく枯れたと思っていたが、生きている。
 これには驚き。

 再び、モミの木は残った!

 どんぐり。



 上に伸びず、横へ伸びている。

 鉢ではなく、じかに植えると耐えるもの、と感心。

 草引きは延々、シジュフォスの労働。
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台風去って

2013年09月18日 | トラウト
 吹き荒れた台風のあと、串本へ帰省。

 実家に被害がなかったことを確認。

 ニュースで報じられていた串本駅周辺。



 ブルーシートや屋根ふき工事。



 シャッターがめくれ上がった建物も。

 東側の浜にかけ、帯状に広がった被害。

 ニュースでは、竜巻被害が駅付近と田並地区の二か所。

 が、聞いてみると他にも被害があり、町内では併せて四か所だったそうな。

 こんな竜巻、これから頻発するのだろうか。

 午後から古座川へ。

 下流は七川ダムの放流で強い濁り。

 しかし上流は落ち着きを取り戻している。

 久々に見る淡い緑の澄んだ流れ。



 これが古座川の色だ。

 この淡い緑は何から出てくるのだろう?

 それにしても、この涼やかな色、
「清水に魚棲まず」という言葉があるが、思わず魚はいるのだろうか?
 と感じてしまう。

 さて、このうっとりするような澄んだ水にルアーを投げる。

 けれども、食いつきはしないが追いだけはする小アマゴの姿ばかり。

 ようやく1匹だけ21cm。



 本日 水 温 19℃
     アマゴ 5匹(小~21cm)
 
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台風一過

2013年09月16日 | 日々
 朝起きると停電。

 小雨の中を歩く。

 バイク置き場を確認。
 マフラーまで水没!

 「しもた!」
 と思ったが、エンジンがかかり一安心。

 バス通りに土砂。
 もう撤去作業が始まっている。



 ここは十年ほど前にも同じような崩落があった。

 川を見ると濁流。
 川面が広い。



 ニュースをみると桂川で大規模な越水。

 本川からの水災、京都市内ではめったに聞かなかったのだが。

 気象の移ろいを感じざるをえない。

 今年の異常な暑さといい、竜巻の頻発といい。 
 
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変形していた携行缶のこと

2013年09月15日 | 日々
 福知山市の花火大会の爆発事故

 昨日の夕刊(朝日)によると、ガソリン携行缶は外側に膨らんでいたらしい。
 つまりそれほどまでに内圧が高まっていたわけだ。

 同じ記事にはこうある。
「総務省消防庁は『ガソリンが携行缶から噴き出す現象は聞いたことがない』と話しており・・・」
 関連機関で再現実験をして確かめるそうだ。

 過日、ニュースで大阪消防での再現実験が放映された。

 長時間炎天下にさらしたガソリン携行缶のふたを開けると、ガソリンがこぼれ出した。
 しかしそれは一瞬であり、「噴き出す」という現象ではなかった。

 当時の記事では、ガソリンが液状で勢いよく噴き出したとのことだった。

 そこのところがよくわからない。

 消防庁の再現実験の結果をぜひ知りたいものだ。



 今日15日は朝から降り続いている。

 明日16日、釣友 森さんと笙の川へ釣行の計画だった。

 ここ数日はむずかしい。

 串本では田並地区で竜巻とか。

 週明けには串本の実家を見に行かなければ。
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最高学府の前近代的遺物

2013年09月12日 | トラウト
 天理大学柔道部、再調査で処分者は4人から12人に。

 今年、各方面で長きにわたって体罰問題が論じられてきた。

 全柔連も8月だったか、暴力根絶の宣言を出すに至っている。

 彼ら天理の柔道部関係者、柔道にいそしむあまり、そうした動きを知らなかったのか?

 そんなことはないだろう。

 となれば「俺たちは俺たち流を通す」ということだったのか?

 そうだとすれば、この悪しき習慣は根強い。

 平手打ち、腹蹴りなどの体罰が「気合いを入れる」あるいは別の報道では「喝を入れる」ためだったとか。

 旧態依然の感。

 それでもこの柔道部の監督、興味深い。

 事件の発覚は、暴力を受けた1年生部員が監督に退部を申し出たこと。

 驚いた監督が大学に報告するなどして明るみに。

 監督は「体罰、それは許されん!」というよりも「社会的大問題になる!」と考えたのかもしれない。

 が、多数の柔道部関係者の中、そうした見識をもっていたのはこの人だけだったこと。
 
 せめてもの救いと言おうか、たった一人だけ?・・・と嘆くか。

 道は遠い。

 さて、今日は3日前に入った渓流へ。

 民家の近く、栗の実が大きくなっている。



 今回はさらに上流部をめざす。

 やはりきびしい。

 後半になってやっと反応し始めた。



 アマゴが出るのは瀬ばかり。
 落ち込みなどではほとんど出ない。

 源流部近く、川は浅い。
 そこでのわずかな深浅差を見定め、アマゴたちはエサ場を選んでいるようだ。



 数、大きさ、活性、いずれもジリ貧になってきた。

 本日 水 温 19℃
    アマゴ 6匹(14~18cm)
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