稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

笙の川水系 ツクツクボウシもわびしく

2020年09月30日 | トラウト
 今季最後の笙の川水系。

 水はまだ十分。

 小さいけれど、瀬でヤマメがすぐにかかった。

     

 少し勾配のある瀬。

 川底には大きめの石が点々とあり、そのあたりからヤマメが顔を出す。

 ルアーを追いかけ、ぼくの足元近くでくわえ込む、今日はこの型が多い。

 反射的に合わせると、魚体が小さいこともあり、ヤマメが宙を舞うことも。

     

 こうした瀬を過ぎるとヤマメたちはいなくなった。

 かなり歩いて、岩が多くなってきたあたりからまたヤマメ。

     

 この疎と密がおもしろく不思議。

 が、先日の釣りで出た腰痛、これがだんだんこたえてきた。

 半年あまりにわたる釣行のツケか。

 陽はまだ高いものの、これが限界。

 上流部への期待は捨てがたいけれど、また来季と断念。

 目の前は山林。

 そのずっと上の方からかすかに一匹のツクツクボウシの鳴き声。

 過ぎてしまった夏に取り残されたかのよう。 

 本日 水温 20℃
     ヤマメ・アマゴ 12匹(12~19cm)  
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増水 もう少し早ければ・・・

2020年09月27日 | トラウト
 あきらめていた雨が降った。

 しかも十分に。

 もっとも9月後半といえば、
ぼくの経験則からはアマゴたちの活性は落ちる。

 どうなのか?

 そんな思いで今日は天然トラウトの谷を探訪。

      

 水は増え、川は生き生きしているように見える。

 期待半ばで入渓したものの、やはり反応はいまひとつ。

 やっと最初の1匹。

     

 これはよくサビて黒々。

 アマゴもこうなると夏のあのきらめきはない。

 その後も相変わらずルアーへの反応は少なく、がまんがまんの釣り上がり。

 瀬でやっと少し重たいのが!

     

 これは今日一番の23cm。

 下アゴがガッシリしていてたくましい。

 が、アマゴの数少ない顔見せもこのあたりまで。

 せめて9月の半ばくらいまでの大雨だったら・・・などとないものねだり。

 ここで納竿。

     

 帰宅してから腰痛。

 何しろひどいクモの巣をかわし、中腰で歩き回ったもので。

 本日 水温 19℃
     アマゴ 5匹(13~23cm)
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酒処で釣り談義

2020年09月25日 | トラウト
 先日、安曇川水系に釣りに行ったとき、ある釣り人に出会った。

 釣果を尋ねたことから、川べりでかなり話し込むことに。

 聞くところでは、「居酒屋をやっています」とのこと。

 ならば近いうちに行ってみようと心に決め、今日、釣友 王さんを誘って訪れた。

 修学院濱屋という名の店。

     

 入口の雰囲気はとてシャレている。

 中に入るとカウンターと座卓が二つ。

 こじんまりした店で、とても清潔感のするところだ。

 店主ハマさんに王さんを紹介し、あとは飲みながら釣り談義。

 アマゴの楽しさ、ルアーの楽しさ・・・飽きずに話し合った。

 が、この店、人気があるようでお客が多い。

 そのため十分話はできなかったが、それでも楽しいひととき。

 店を出る際、ハマさんが従業員とともにぼくらを送り出してくれた。

 角を曲がるとき、
うしろを振り向くとハマさんたち、まだぼくらを見送ってくれていた。

 いい店だ。 
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秋晴れの下 ジリ貧で

2020年09月23日 | トラウト
 さわやかな秋晴れ。

 雨は気配すらなし。

     

 今日も最初に姿を見せたのは小さなアマゴ。

     

 ルアー追うのはみんな小さい。

 それでも釣り上がっていくと、足元で成魚が走ることも。

 アマゴたちは決して消えたわけではないのだ。

 そんなことに思いをめぐらしていると、砂地に足跡。

 まだ新しい。

 先を越されたか!

 と思ったが、先行者も決して楽な釣りではなかったはず。

 もう最終盤だが、ぼくと同じく、
まだ渓流にしがみついている釣り人がいる。

 そう思うと、出会って顔を見てみたくなるからおもしろい。

 とまれ、アマゴたちのあまりの反応の悪さにだんだんやる気も失せ、本日は早めの納竿。

 こういう日は疲労感もはなはだしい。

     

 本日 水温 20℃
     アマゴ 6匹(13~18cm)
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サビ始めたアマゴと対面 笙の川水系にて

2020年09月17日 | トラウト
 明日から雨というが、本当に降るのか?

 最近のは涙雨で、減水はひどくなるばかり。

     

 それでも水温を測るとやっと20℃を少し切った。

 これは吉兆?とルアーを投げ始める。

 最初にかかったのは小さなアマゴ。

     

 深みの泡下でミノーをくわえ込んだ。

 オッ!これはサビ始めている。

 例年なら8月下旬にこういうのが現れる。

 今年はどうも遅い気がする。

 長い猛暑が影響?

 そんなことを考えながら釣り上がる。

 が、水温が下がったこともあまり影響はないようだ。

 ルアーを追うアマゴたちの姿はやはり少ない。

 えぐれた瀬で少しいいのが顔を出した。

     

 でもこの季節、もっと良型が出るはずなのだが・・・。

 明日の雨に望みをつなごう。

 本日 水温 20℃
     ヤマメ・アマゴ 7匹(12~21cm)
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新型コロナワクチン 交錯する思惑への不安

2020年09月09日 | 日々
 英国アストラゼネカが臨床試験を中断したというニュース。

 どうやら副作用らしきものが出たとのことだが、詳細はわからない。

 アストラゼネカといえば、ワクチン実用化に最も近い製薬会社とされ、
日本政府も同社のワクチンを確保したと聞く。

     

 トランプさんも前のめりで、
大統領選を前に選挙民への約束をよく口にしているのは周知のこと。

 しかし、新型コロナの流行以降、ある専門家が口にしていた言葉を思い出す。
 「ワクチン、そんな簡単なものじゃない、5年あるいは10年・・・」。

 とても難しいもののようだ。

 一方、コロナ分科会の尾身会長の発言
「安全性および有効性の両面で理想的なワクチンが開発される保証はありません」

 これは開発のむずかしさを別の面から語ったものかもしれない。

 近い将来、
ぼくらは少々の危険はあってもワクチンを打たなければならないのだろうか。

     

 最も気になるのは、新型コロナ禍が広く深いだけに、
その解決策としてのワクチンへの思惑が交錯していることだ。

 研究者たちの名誉、製薬会社の利益、政治家の有権者からの支持獲得、
米中露に代表される国家の威信等々、功を焦る要素はいっぱいある。

 そうした思惑が絡み合って、とりかえしのつかない健康被害を起こさないことを切に願う。

 付け加えれば、同じく今日のニュースで欧米の大手製薬9社が共同声明。
「科学的なプロセスを順守する」と。

 背景には複雑なものがあるだろうけど、
圧力を排し、開発に冷静な態度を貫こうとするその姿勢には共感する。
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笙の川 やっぱり低調

2020年09月08日 | トラウト
 台風10号が去った。

 椎葉村はじめ、被災された方々にお見舞い申し上げます。

 さて、今日も笙の川に出かけてみた。

 少しは雨も降ったろうかと。

 ところが、まったく。

     

 それどころか水は減っているではないか。

 支流に入ってみたが、追うアマゴはほとんどいない。

 やっと1匹、小さいのが。

     

 これ以上はムダ!と上流部へ。

 水温を測ってみると、先ほどより低い21℃。

 これなら!と期待したが、結果はそれほどでもない。

 確かにアマゴたち、ルアーを追う姿は小さいながら、少しその数は多くなった。

 それでも反転したり、バレたり・・・と。

 17cm、これが今日の最大。

     

 9月といえば、例年いい季節なのだが、今季はむずかしそう。
 
 本日 水温 21~22℃
     アマゴ 5匹(12~17cm)
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アマゴたち もう限界の感

2020年09月02日 | トラウト
 笙の川水系を探訪。

 相変わらず水は生ぬるく、キレがない。

     

 問題はアマゴたち。

 ルアーを投げればたまに顔を出すものの、その数はめっきり減った。

 何よりもみんな小型で、成魚の影はまったく見えない。

     

 この高い水温。

 水が少なくなったことと併せて、これが原因かな。

 もう限界の感。

 雨といえば、近づく台風10号。

 聞けばあの伊勢湾台風並みというから恐ろしい。

 被害なしではすまないだろうが、大きくないことを祈るばかり。

 本日 水温 23℃
     アマゴ・ヤマメ 6匹(11~15cm)
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