稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

イワナ爆発

2020年03月30日 | トラウト
 ヤマメの勢いがいまひとつ。

 今日はイワナを重点にねらってみた。

 リップの割れやすいラパラに代えて、
SMITH LTD.のDコンパクトも試してみたい・・・と。

 結果はすぐに出た。

 入渓して間もなく、流れ込みからイワナ。

         
 
 さいさき良し!

 このDコンパクトというミノー、けっこう重く、よく沈む。

 次のやや深いポイントで「ボチャン」。

 トゥイッチしてすぐ重い手ごたえ。

 いいのが上がってきた。

     

 この大きな水音に誘われ、イワナが反射的に食いついたのかもしれない。

 瀬でやや深くなったところ。

 この浅い支流では、こんなところによくひそんでいる。

     

 先週にはあまり反応のなかったところだ。

 いよいよ上向き!という実感。

 ただ、ヤマメはまったく姿を見せてくれない。

 それにしても今日はイワナが活発。

 これまでの沈黙に比べれば爆発といってもいいくらいだ。

 長く続く直線の流れの中からもやはりイワナ!

     
    
 そんなわけで久々に恵まれた釣果。

 帰り際の道端、今日もスイセンらしき花が可憐に咲いている。

     

 早く大爆発を堪能したいもの。

 本日 水温 11℃
     釣果 イワナ 12匹(14~27cm) 
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2年ぶりの安曇川水系(2020)

2020年03月24日 | トラウト
 1年おいて再び安曇川水系へ。

 漁協事務所で年券を買い、さっそく現地へ。

 今日は予想以上に風が強く、それに冷たい。

 さて、入り慣れたところから入渓。

     

 『オッ、1投目から姿を見せるではないか!』

 が、アマゴはなかなか食わず、ミノーについてくるだけ。

 魚影は濃い!けどみんな小さめ。

 これはミノーが大きすぎるのか?と3cmラパラに切り替え。

 さっそく1匹。

     

 やっぱり小さくしたのがよかったみたい。

 ところが間もなくミノーの感触がスカスカ。

 見るとミノーのリップが割れている。

 ラパラはぼくにはとても使いやすいのだが、リップが弱い。

 これって欠陥?と思いたくなってしまう。

 予備がないため、やむなく5cmミノーで。

 けれどもこれはキビシイ!

 そんななか、やっとかかってくれたアマゴ。

    

 盛期になったらどんなだろう?

 そんな期待をしながら冷え込む山道を帰路についた。

 本日 水温 10℃
     釣果 アマゴ 2匹(12~14cm)
 
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滋賀 石田川水系探訪(2020)

2020年03月21日 | トラウト
 半年ぶりで石田川を探訪。

 が、目指す場所に着くと車が2台。

 さすが、三連休。

 そこをあきらめ、先行者のいないところへ。

     

 昨日とちがって今日は風もなく、ポカポカ。

 顔のまわりを虫が飛び回る。

 こんなのは初入渓以来はじめてだ。

 さて、いかにもアマゴがひそんでいそうなところに第1投、第2投・・・。

 反応がない。

 かなりの回数を投げ込んで、やっとゴンッ!

 ギラリと魚体が光ったがのらず。

 いる!と確信。

 ただ、かなりしつこく誘わないと出てこないのは早春ゆえか?

 しばらく上がったところで最初の1匹。

     

 放流がなくなったとはいえ、こうして生き延びてくれていることに感激!

 適当なところで下流に転じる。

 やや広い川幅のところ、昨年は結構出たのに今回はまったく。

 まだ時季がずれているからかもしれない。

 辛抱して上流へ。

 直線の長い流れでミノーにヒット。

 惜しくもばらし。

 アマゴは水面を飛び跳ね、消えていった。

 が、間もなくその同じところで再びヒット。

 今度は我が網におさまった。

     

 ハリの刺さりどころが悪かったのか、出血し動かなくなった。

 ごめんよ。

 このあたりで納竿。

 石田川、まだ勢いはないものの、上流でも中流でも動き始めているようだ。

 とりあえず元気なアマゴたちの姿を確かめ、ひとまず安堵。

 これからが楽しみ。

 帰り道にスイセンもどき、いよいよ春。

     

 本日 水温 10℃
     釣果 アマゴ 2匹(18~20cm)
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笙の川水系 初イワナ(2020)

2020年03月17日 | トラウト
 昨日の冷え込みは厳しかった。

 敦賀に向かう車窓からの比良山系も白い。

 川歩きをしているうちに温かくなるだろうと薄着で出かけたが、
今日は失敗、甘かった。

 するどく冷え込む。

 水温を測ると7℃。

 今季の釣行では最低だ。

 そのせいか、こんなトロ場をいくつも丹念に探ったが反応はない。

     

 あちこち回って結局万事休す。

 ならばイワナをねらおうと源流部へ。

 最初のたまりで小さなイワナがミノーを追ってきた。

 今日初めてみる魚影だ。

 が、反転し、それっきり。

 今日はこれまで踏み入ったことない奥地に挑戦。

 ここは盛期なら木々や背丈の高い雑草にはばまれ、とても歩けないところ。

 今しか入れないのだ。

 ここでもしばらく反応はなかったが、とあるところで手元に重み。

 あまりに久々だったため、「??」。

 すぐ気をとりなおしリールを巻き、すばやく網に。

     

 半年ぶりに見るイワナ君。

 これもサビているからか、黒々している。

 釣れたのはこんなたまり。

     

 陽も傾き始め、ここで納竿。

 今日はあきらめかけていただけに、川べりを歩く足も軽やか。

 早くヤマメたちが湧き出してほしいもの。

 本日 水温 7℃
     釣果 イワナ 1匹(27cm) 
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笙の川 まだまだ厳しく

2020年03月13日 | トラウト
 忘れていた腰痛が再発。

 今回は少し長引いたが好転してやっと渓流へ。

 笙の川、目的地に着くとエサ釣師が先行。

 舗装道路から長い竿を出している。

 『あれは楽そうでエエなあ』とうらやむ。

 その下流へ移動したがここでもエサ釣師。

 さらに中流域へ移動。

 が、このあたりは先日の雨で増水、歩けず。

 そんなこんなで転々の日。

 滋賀からきたというエサ釣師のおじさんに遭遇。

 ブドウ虫で1匹釣れたという。

 ぼくの方は今日は釣果なし?と不安に。

 けれどもようやくミノーに手ごたえ。

 上がってきたのは派手な朱点のアマゴ。

     

 『ああよかった、なんとかBOSEはまぬがれた』とホッ。

 釣れたのは倒木にせきとめられた浅いプール。

     

 それにしてもルアーを追う魚影をほとんどみない日だった。

 夜になって釣友 椿さんからメール。

 よその川への初釣行で尺のニジマスに加え、ヤマメ3匹だとか。

 うらやましいねえ。

 笙の川水系、相変わらずまだまだ厳しい。

 本日 水温 10℃
     釣果 アマゴ 1匹(17cm)
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いつまでもビワマスたちがいられる琵琶湖を

2020年03月10日 | トラウト
 BS3で「ワイルドライフ 今森光彦とめぐる琵琶湖」。

 カメラを向ける今森さんは琵琶湖を湖だけでとらえず「琵琶湖水系」と呼ぶ。

 湖とそこに流れ入る河川、それに田んぼ、ため池、
さらに湖を取り囲む山系などを含めてだ。

 この番組では産卵のため田んぼに入るナマズや柳の下に産卵する
ホンモロコ(琵琶湖固有種)の姿など興味深い映像がいっぱい。

     
        (田んぼにたどりついたナマズ)

     
         (ホンモロコの産卵)

 なかでも注目はやはりビワマス。

 ビワマスは沖合で釣り上げるところから始まる。

 スプーン状のルアーを追ってはくるが、なかなか食いつかない。

     
        (ルアーを追うビワマス)

 これはビワマスの特別の警戒心によるものなのか、
それとも魚は一般にこうなのか?と興味津々。

     
       (釣り上げられたビワマス)

 このほか、産卵のための遡上、産卵行動、
そして卵からかえった稚魚の姿などぼくには見慣れない映像がいっぱい。

     
        (川に入ってきたビワマスたち)

 しめくくりは「琵琶湖の深呼吸」。

 琵琶湖の深い部分が酸欠にならないのは、
冬の冷え込みによる湖水の循環によるといわれる。

     
        (冬の琵琶湖畔)

 ならば最近の急激な温暖化はこれにどう影響するのだろう。

 400万年の歴史をもつ世界でも数少ない古代湖。

 ビワマスを含め、たくさんの固有種を生み出してきたこの湖。

 彼らがいつまでもいられる環境であってほしいものだ。

 今森さんには感謝。
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力まず気長に

2020年03月07日 | トラウト
 笙の川 二回目。

 小さな堰堤下のたまり。

 二投目でミノーをくわえこんだ。

 たぐりよせ、アミをかまえようとモタモタしているうちにポチャッ!

 半年ぶりの渓流、釣り技にもリハビリが要るようだ。

 さて、昨年も早春季に追ってきたトロ場。

     

 気合を入れて第一投。

 やっぱり黒い影がミノー追い、そして反転。

 それに続く二投目でにぶい重みと手ごたえ。

 やっと最初の1匹。

     

 が、その後は釣果なし。

 トロ場を重点的に探ったが、そこなら必ずいるというわけでもない。

 これとは反対に、何気なく投げた瀬でばらしたり・・・。

 早春の渓流、ヤマメたちの居場所は決めつけないほうがいいようだ。

 『釣れなくてもともと』
 この姿勢で力まず気長に臨むことにしよう。

 先のことながら、ヤマメたちは必ずわきだしてくるのだから。

 本日 水温 8℃
     釣果 ヤマメ 1匹(20cm)
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ドイツのサッカー試合場でのできごとから

2020年03月04日 | 日々
 3月1日、ドイツで行われたサッカー試合場でのできごと。

 観戦に訪れた20人ほどの日本人が感染防止のため、
会場から退去を命じられたというものだ。

 経過はよくわからないが、
もしも底流にアジア人蔑視があったとすれば・・・などと案じてしまう。

 一方、主催者側はその後「謝罪し、償いたい」と公式コメントを出したそうだ。

 この経過もわからないが、きっぱりしていてすがすがしい。

     

 ドイツはかつて国をあげてユダヤ人を迫害した負の歴史をもつとともに、
戦後はその償いに真摯に取り組んできた国でもある。

 公式コメントの背景にはそんな研ぎ澄まされた人権感覚があったのでは?とも感じる。

 そうであれば、この国は実に尊敬すべき国だと思えるのだ。

 さて、日本のコロナ・ウィルス禍、花崗岩に滅菌効果があるというデマまでも。

 聞くところでは風呂に入れればいいとか??

 我が亡き母親なら「すぐ試してみる」と言い出しそう。

 ともかくトイレット・ペーパー騒動といい、世の中冷静さを失って揺れ動いている。

 そんななか、和歌山の済生会有田病院が業務を再開したとの報。

     

 まだまだ出口は見えないものの、同県人の一人としては一筋の光明を見る思いだ。

 関係者の努力をねぎらいたい。
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笙の川 初日(2020)

2020年03月03日 | トラウト
 昨年より早いが出撃。

 厳しいのは覚悟のうえだが、今日の目標は「とにかく1匹!」。

 今津から福井方面の山々を眺めると雪が少ない。

 今年は異常なほどで、スタッドレスタイヤも働きなしとなってしまった。

 さて、敦賀に到着。

 釣友 椿さんからの情報どおり、いつも年券を買っていた疋田のローソンが閉店。

     

 漁協の地図で年券を取り扱っている組合員宅を探す。

 あった、あった。

     

 帽子に年券を付け、まずはイワナのいる谷へ。

 水量はまずまず。

 最初に投げたポイントでイワナがミノーを追ってきた。

 ばらしてしまったが、これはいける!

 と思ったものの、そのあとはまったく。

 曇り空だったがここで急に陽がさしてきた。

     

 いよいよ春の到来を予感させ、気分は上々。

 反応のないこの谷をあきらめ、次の場所へ。

 が、いつもなら必ずと言っていいほどの場所も沈黙。

 そんななかで、堰堤の上のトロ場に到着。

 ここでヒット!

 しかし惜しくもばらし。

 「まだいけるはず」とこのトロ場を少しずつ上へ、上へ。

 そうして次のヒット。

     

 小さい、それに細身、体色はまだサビて黒っぽい。

 それでもなんとか目標の1匹、うれしいっ!

 次の場へ転じたが、追う姿もなし。

 ここで空は急に暗くなり雨。

 初日はこんなものかと早めの引き上げ。

 トラウトたち、まだ勢いは弱いものの、確実に動いている感。

     

 本日 水温 11℃
     釣果 アマゴ 1匹(17cm)
 
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