稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

賀茂川水系源流部も増水で

2016年06月27日 | トラウト
 いやはやよく降った。
 雨がやんでも なかなか水かさは引かない。

 本流部に入ろうとしたが、あちこちで渡河不能。
 やむなく源流部へ。

     

 今年の4月9日に初めて入ったところに再挑戦。
 あのときはまだ寒く、魚の姿をまったく見なかったのだが・・・。

 今日ははじめから小さな黒い影がルアーを追っては反転。

 やはりいた!

 そうしてついにヒット。
 けれどもV字の深みで釣り上げたまま立ち往生。

     

 ポロリと落としてしまった。

 次にヒットしたのは小さなアマゴ。

     

 パーマークと朱点がくっきり。
 これはきれい。 

 この上流でルアーを投げたときのこと。
 どこからともなく矢のように走り出した黒い影、ルアーをガッチリ!

 なんとイワナ。

     

 このあたりで釣れるのはめずらしい。
 賀茂川漁協の説明書きでは、ここはイワナの自生区域でアマゴの自然繁殖区域。

 つまり、このあたりのトラウトはすべて在来種なのだ。

 支流をみつけた。
 小さい流れながら、今は雨で水量豊富。

 アマゴのひそんでいそうなポイントは連続するが、まったく反応がない。

 だんだん陽も傾いてきた。

          

 このさらに上流にはイワナたちが自生しているのだろうか?
 そんなことを思いながら納竿。

 楽しい一日だった。

 増水はときとして釣りポイントを消し去ってしまう。
 が、比較的流れの平坦なこの一帯、むしろ増水で釣りやすくなったのが幸い。

     

 本日 水温 16℃
     イワナ 1匹(18cm)
     アマゴ 7匹(10~17cm)
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山に植えたイチョウ あれから?

2016年06月25日 | 日々
 昨夜の雨で近所の川は泥濁り。 

 これでは釣りはできないとあきらめ。

 ところで、先日(6月14日)山に植えたイチョウはどうなったか?

 4株のイチョウ。

 残っていたのは2株だけ。

 そのうちのひとつがこれ。

     

 鹿にかじられたのか、小さな葉っぱが1枚残っているだけ。
 もうひん死の状態かな?

 もう1株はこれ。

     

 葉先の色がおかしい。
 土壌が合わないのか?

 こんなことでへこたれはしない!
 と、新たに5株を植えた。

 山はジメジメしている。

 家に帰って新聞を読んでいると、右ヒジにチクリと刺激。

 虫?と思っておもむろに見ると、ヒルッ!

 軽くはらっても落ちない。

 ギエー!
 ようやくはらって外へ。

 やっぱりこの季節の森、安易に入るのはやめよう。

 それにしても、森の掟はきびしい。
 鉢植えや庭に植えるのとはわけが違う。

 自然の森の中で、発芽した樹木が育つということ。
 これはひとつの奇跡なのだと実感。
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夏モード全開のアマゴたち

2016年06月22日 | トラウト
 前回18日、反応の悪かった谷のことが妙に気になっていた。
 
 今日はその谷とは別のところへ。

 心配することはなかった。
 いいヤマメがすぐ飛び出してくれた。

     

 今日も小さいのが活発。
 アマゴ、ヤマメが半々くらい。

 こんな小場所。

     

 浅い!
 けれども砂、石混じりの暗い川底の色。
 
 これは予感させる。
 この場所は必ずいる!と。

 そして、やはり。

     

 水温の上昇はまだ続いているが、谷はすっかり夏モードの感。

          

 アマゴたち、浅いところで待ちかまえている。

     

 今日はイワナ君は不在?と思っていたら
 最後にルアーに食いついてくれた。

     

 夏本番に感謝!

 本日 水温 18℃
     アマゴ・ヤマメ 24匹(12~22cm)
     イワナ       1匹(15cm)
 
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京の序列 「京都ぎらい」から

2016年06月20日 | 日々
 京都で最近のベストセラーといわれる「京都ぎらい」。
 (朝日新書 2015年9月刊)

 京都右京の嵯峨育ちという井上章一さんの著作。

 嵯峨に並々ならぬ愛着を持つ著者。
 学生時代、京都下京区の旧家を訪ねたときのこと。

 そこで当主から「君、どこの子や?」と聞かれ「嵯峨からきました。・・・」と。

 すると当主曰く。
「昔、あのあたりにいるお百姓さんが、うちへよう肥をくみにきてくれたんや」

 著者はそこでの一連のやりとりを経て、当主の揶揄的含みに気付く。
 要するに自分は洛中の人から田舎者よばわりされたのだと。

 それが本書の出発点となっている。

       

 なるほど、京では洛中と洛外でははっきり区別されているわけだ。

 ところが少し読み進むとさらにある。

 著者が上京区 西陣の人の述べたことを中京在住の知り合いに伝えたところ、
「・・・西陣ふぜいのくせに、えらい生意気なんやな」と評したという。

 これにはぼくも笑ってしまった。

 つまり、洛中は洛外を見下しているわけだが、その洛中内にも格があるということだ。

 いやはや恐れ入る。
 
 一応京都市民たるぼくだが、洛外の外れ住まい。
 しかもよそから流れてきた者。

 京の序列からいえば、いちばん端にあたる。
「あそこはあんた、京都やおまへんで」という声が聞こえてきそうな感。
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今年はイワナの当たり年?

2016年06月18日 | トラウト
 雨があがり、久しぶりに明るい晴れ。
 水量も増し、絶好と笙の川へ。

     

 が、釣れない。
 小アマゴが時々ルアーを追っては反転。
 その数も少ない。

 どうしたことか。

 とはいえ、釣り上がっていくと足元を黒い影がビュン、ビュンと走る。
 いることはいるのだ。

 このままではアカン!と断念し、源流部へ転じる。

 『今日はこの晴天がだめなのか、それとも水温上昇で移動?』
 と案じながら奥へ。

 が、それほど心配することはなかった。

     

 大きくはないが、やっとアマゴの顔。

 次いでイワナ、さすがは源流部、イワナ君が元気。

     

 例年、このあたり、イワナはそれほど多くはないのだが。
 今年は当たり年なのだろうか。

 アマゴはイワナに追い出されているかにみえる。

     

 そろそろ陽が傾いてきた。

     

 このあたりで納竿。
 梅雨の晴れ間、とてもさわやかな一日。

     

 本日 水温 19℃
     イワナ 8匹(17~21cm)
     アマゴ 2匹(15~16cm)
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リアユ おもしろそう

2016年06月16日 | トラウト
 先日、川べりを歩いていると、橋の上で釣り。

「何を釣っておられるんですか?」と尋ねると
「鮎です、ルアーで」と言う。

 ルアーを見せてもらうと

     

 樹脂製なのか、ソフトタイプだ。

 釣友 国松さんが最近試した言っていた。
 初挑戦で、何匹かは釣れたそうだ。

 最近はやりで、うまく釣れば結構釣れるらしい。

 6月19、25日に賀茂川漁協が講習会をやるそうだ。

 天気がよければ出かけてみよう。
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山の黄葉を夢見て

2016年06月14日 | トラウト
 昨秋、近所で拾ったギンナン。

 やや大きめの植木鉢に埋め、半年余り水をやってきた。

 4月の末ごろ、緑の芽がニョキニョキ。

     
        ( 5月はじめ頃に撮影 )

 さて、その苗も植木鉢では手狭になってきた。
 芽を出した5本の苗がところ狭しと葉を広げ合っている。

     

 梅雨に入り、今が好機と植木鉢を持って山へ。

 問題は植える場所。

 近所では毎年ギンナンから発芽するものの、大きくなったためしはない。
 みんな消えてしまうのだ。

 問題は何よりも陽あたりだろうと思い、陽のあたるところを探す。

 ところが、冬の山歩きのとき、あんなに陽が射していた山の地面。
 今は木々の葉が繁り、地面はほとんど影ばかり。

     

 そのうちの一か所を探し当てた。

 ここだけ陽あたりがいい。
 それもそのはず、ここだけ周りに木が生えていないのだ。

 ということは、ここの一画が樹木の生育に適してないということか?

 ともかく、植えるならここしかない。

 小型のスコップで穴掘り。
 そこに苗を置き、土をかぶせて踏み固める。

     

 さて、鹿に食われず、生き延びてくれるだろうか。
 大きく育ってくれたら、いつか我が家から黄葉を楽しめるのだが。
 
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堰堤 いろいろ

2016年06月12日 | トラウト
 笙の川には長年通っているが、まだ入ったことのないところがある。
 車で通るときに見下ろすと、かなりの堰堤。

 これらの連続する堰堤、すべて超えていけるのか?

 しかも高いコンクリートの護岸が続く。

 無理をしてすべり降りることはできる。
 が、帰ろうとして這い上がれるのかどうかわからない。

 そこで上がれなければ、延々と元来た川を戻らなければならない。
 
 けれども、土曜日「そのときはそのとき!」と決め、入ってみた。

 竹の密生する斜面を見つけ、ここをかきわけ、入川。

     

 この堰堤、二段構え。

 これは難なく超えた。

 が、アマゴの追う姿はなし。

 次の堰堤。

     

 水平の堰堤、これは超えられそうにない。
 けれども、上の道路から見えなかった魚道が付いている。

 楽に超えられる。

 けれど、だいたいこんなすべり台のような魚道を魚が上るのか?
 それに、川魚は流れの傍流でなく主流から上がろうとすると聞いたのだが・・・。

 アマゴ不在で、今日の苦闘は徒労?との不安。

 が、堰堤を上がったところで今日の初アマゴ。

     

 うれしい。
 するとアマゴは、あのおざなり風の魚道を越えてここまで来たのか。
 それとも水平の堰堤、ここを増水したときにジャンプしてか?

 ともかく、この後も堰堤をこえながら、アマゴたちに出会う。
 
 上流で、この日一番大きい22cm。

     
      ( アユの塩焼き風のポーズになってしもたけど…)

 ひそんでいたのはこんな浅いところ。
 ミノーを追いかける黒い魚影がくっきり。

     

 そうして行き止まりの大堰堤。
 ここから少し下がったところに鉄製はしご。
 助かったア。

 ここから何年かぶりの下流へ反転。
 
 すると新しい堰堤が。

     

 これは改修されたものだろう。
 前にはなかった。

これならアマゴたちには上がりやすいだろう
 左に見える部分はどういう意味をもたせているのだろう?
 わからない。

 しばらくして小さなアマゴ。

     

 「漁協の放流したヤマメか?」
 と思ったが、間違いなくアマゴ。

 アマゴたちはここで繁殖しているのだ。
 うれしいね。

 本日 水温 19℃
     アマゴ 14匹(12~22cm)。

 
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広島の空き家から

2016年06月10日 | 日々
 広島テレビ製作の「空き家、どうしますか?」をみる。

 この番組では、広島県内で空き家となった建物を数多く取材している。

 崩れかかった家屋。

     

 行政代執行の対照となった家屋(三原市)。

     

 それでも例えば尾道市の場合、地元NPO法人「尾道空き家再生プロジェクト」の活動も活発だ。

 使われていなかった別荘をゲストハウス みはらし亭に改装。

     

 商店街の空き家をギャラリーやカフェ、宿泊施設などに。

     

 ある試算では、2033年には全国の空き家は2000万軒に達する。
 空き家率は約30%に達するそうだ。

 おそらく、その根底には人口減少があるのだろう。
 さらにこの傾向が地方で顕著ということ、これは人口の流出の影響だろう。

 仕事のない地方、人がとどまれるはずがない。
 我が郷里、紀南地方もその例外ではない。

     

 NPO法人の取り組みには頭が下がる。
 テレビでもそこに希望を見出すような編集だ。

 が、その出口はやはり見えない、というのがぼくの実感だ。

 
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小ヤマメの憂鬱

2016年06月08日 | トラウト
 今季まだ入っていない笙の川の中流域エリアへ。

 いきなりルアーをくわえたのは12cmのヤマメ。
 続いてまたまた同じようなのが・・・。

 水温が高まり、例年のように湧き出したのか?

 が、アマゴでなく、ヤマメばかり。
 ということは繁殖でなく、漁協の稚魚放流のせいかもしれない。

 水が一線に集まる速い流れのなかでやっと20cm。
 ルアーが着水したとたんにグイグイ引っ張る反射食い。

 竿先のクククッというふるえがたまらない。

     

 けれどもこんなところでやっていられん、と上流へ。

 いよいよクモの巣は本格的なシーズンだ。

 拾った枯れ枝でクモの巣を払いながらの前進。
 毎年のことながら、それでもこれが活性の証しだと思えば納得。

 小さい川ながら、こういう流れ込み。

     

 小ヤマメを追い散らし、成魚が潜んでいた。

     

 釣り上がるにしたがって、イワナが目立ってきた。

     

 が、釣りながら、最近の釣友のブログ「Lone Angler」の記事が頭をよぎる。
 三重遠征で、初日には50分間で尺2匹を含む5匹、翌日も・・・。
 
 体高のあるずっしりした魚体。
 うらやましいよ。

     

 こちらは小ヤマメの数ばかりが先行する一日。
 かなり落ち込む。

 本日 水温 18℃
     イワナ  3匹(18~20cm)
     ヤマメ 28匹(11~21cm) 
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