稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

渇水がすすみ

2020年05月30日 | トラウト
 笙の川水系、先日は中流域で手痛い途中撤退。

 今日は別の中流域を探訪。

 が、事情は同じで、川底は透けてはっきり見え、釣れそうな気配はなし。

 上流に移動。

 ここも楽ではないが、岩や石が流れに変化を作り出している。

 あまり大きくはないものの、少し水量のある瀬からはアマゴ。

     

 さらに釣り上がるとだんだん窮屈に。

 突然シマヘビが動きだし、ビックリ。

 今日はなんとヘビによく出会う日だろう。

     

 180cmの竿ではルアーを投げるのに苦労するところも。

 それでも身をかがめ、小枝を避けながらの投入。

 水が流れ落ちる壺状のところ。

 ここにミノーを投げ入れ、一度トゥイッチ。

 すぐ、にぶい重み、

 竿を立て、釣り糸を張るとドクン、ドクンという手ごたえ。

 『これはエエ型!』と慎重に。

 上がってきたのはやはりイワナ君。

     

 迷わず飲み込むかのような食いっぷり。

 実に愛すべき川の友だ。

 渇水はまだしばらく続きそう。

 本日 水温 17℃
     アマゴ 5匹(14~18cm)
     イワナ 1匹(   29cm)
コメント (2)
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中流域は静まり返り

2020年05月26日 | トラウト
 先日は活況を呈した中流域。

 今日は再び同じ場所をねらって入川。

 ところが、水が減り始め、川底もしっかり見えてしまっている。

 ルアーを流しても魚の追う姿はほとんどない。

 これはいかん!と早々に見切り。

 次いで、少し離れた支流へ。

     

 ここは川底に土砂がたまりやすく、あまり好きではないところ。

 が、ほどなくミノーに重み。

 バレはしたが、とにかくいる。

 そうして間もなく21cmのヤマメが姿を現した。

          

 ただ、この支流。

 やや深くなった流れ込みなど、水深のあるところはまったく反応なし。

 ヤマメが顔を見せるのは決まって瀬なのだ。

 今日入った中流域のことを考え併せると、季節が変わったということか?

 そんなわけで、あまりパッとしない釣行となった。

     

 帰りにイワナの顔を見たくなり、源流部に向かった。

 が、ここもひどい減水。

 イワナは追う姿すら見せてくれなかった。

 いったい彼らはどこに消えたんだろう?

 降り始めた雨の中、そんなことを思いつつ納竿。

 本日 水温 18℃ 
     ヤマメ 6匹(13~21cm)
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独り身のツバメ

2020年05月24日 | 日々
 宣言解除があって最初の日曜日、朝から郊外に向かう車がいっぱい。

 さて、4月にツバメが飛び交う姿を目にしてから久しい。

 今日は散歩がてら、近くの川にかかる橋の下に降りてみた。

 この橋はたくさんのツバメがひっきりなしに飛び交うところ。

 下から見上げるとあるある、その巣の数は20ほども。

 三つ並んだ巣のそばでは、まだ作り始めたばかりの巣もある。

     

 ぼくがツバメの巣を見てみようと思ったのにはワケがある。

 4月末頃から、近所の家の換気口の上に毎夜ツバメが一羽眠りに来るのだ。

 巣をつくっているのではない、ただチョコンととまっているのだ。

 この時季のツバメといえば、みんなつがいになって子育て中のはず?

 そう思って調べてみると、ツバメは必ずしもみんなつがいになるわけではないらしい。

 つがいの内の一方がなんらかの理由でいなくなったとき、
そこにヨソから割り込むのもいるとか。

 さしずめ、近所に毎夜眠りに来るのはそんな単独ツバメのようだ。

 それにしても独り身、さびしそう。

     

 「ただいま」と言う相手もいないねぐらに毎夜帰るのだから。

 みんなが子育てを終え、大集団に戻る前にいい相手に恵まれてほしいもの。
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賀茂川水系 増水の源流部

2020年05月20日 | トラウト
 やっとまとまった雨。

 水があるうちに!と賀茂川水系の源流部を訪ねてみた。

 これまで入ったことのない源流部のひとつ。

     

 確かに水が多い。

 護岸のあちこちから水がしたたり落ちる。

 果たしてこの水域にアマゴはいるのか?と案じたがほどなく最初の一匹。

     

 15cmと小さいが、源流部ならこんなものか。

 その後も似たモノばかりが姿を見せる。

 釣り上がるうち、深みに出くわしたけれど倒木がじゃま。

     

 腰をかがめてなんとか倒木の下からルアーを投げる。

 今日一番のひったくるようなあたり。

 手元に寄せてきたが目の前でバラシ。

 思わず「アーッ」と叫んでしまう。

 そんなわけで小物ばかりの一日になってしまった。

     

 でも増水は幸せ。

 本日 水温 14℃
     アマゴ 7匹(13~16cm) 
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夏はもうすぐそこ

2020年05月14日 | トラウト
 中流域に入ってみた。

 水が減り、水温も上がり、川底には緑色の藻が。

 浅いところでは、ルアーにいっぱい引っかかるようになった。

     

 上流の方はかなり渇水状態になってきた。

 が、ここはアマゴが元気。

     

 サビが落ちたことはもちろんだが、胴まわりがふっくらしたのも。

 ここではいよいよ体力を回復したものと見える。

     

 早瀬の中からも矢のように追いかけてきた。

     

 夏はもうすぐそこ。

 本日 水温 17℃
     アマゴ 9匹(13~19cm) 
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石田川 稚魚も姿を見せ

2020年05月11日 | トラウト
 今日も石田川の中流域を探訪。

 今まで入ったことのない水域だ。

 渓相はなかなかのもの。

     

 入渓して間もなくアマゴがかかった。

     

 「ここにもいる」とわかってうれしい。
 
 その後、忘れたころにポツリと釣れるアマゴ。

 ただ、みんな小さく、それに痩せている。

 5月の半ば、まだ体力を十分回復していないのだろうか?

 それとも、この川の魚を育てる力が弱いのか?

 ルアーを追うアマゴの姿も少ない。

 絶対数が少ないのかもしれない。

     

 途中でウェイダーの足跡を発見。

 こんなところでも釣り人は入っているようだ。

 後半になってゴミがかかったような手ごたえ。

 リールを巻き取ると、稚魚、8cm!

     

 実は今年、石田川では稚魚の姿をまったく見ていなかった。

 繁殖はどうなのだろうと案じていたところだ。

 細々でもいい、この川でアマゴが世代を重ねていてくれることがうれしい。

 稚魚は元気に流れの中に帰っていった。

 そういえば、昨年この川で釣れたニジマスが釣れない。

 ニジマスの繁殖は自然の形では難しいのか?

     

 そんなわけで、今日の石田川の釣りも厳しかったが、川が生き続けていることに希望。

 石田川に通い始めて2年目、ようやく全体像が見え始めてきた。

 それにしても減水がひどくなってきた。

 まとまった雨が間断なく降ってくれなければ・・・。

 本日 水温 16℃
     アマゴ 6匹(8~15cm)
     ウグイ多数
 
 
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半月のうちに渓相は変わった

2020年05月07日 | トラウト
 今日は笙の川水系の中流域に入る。

     

 ここは少し前に試みはしたが、
水が多くそのうえ反応もなく途中であきらめたところ。

 右岸側に膝上近くまでの流心、この瀬にルアーを流す。

 早速手ごたえ。

 最近、小さいのばかり釣っているぼくには結構な重み。

 なかなかいいのが上がってきた。

     

 網に入れると、
ヤマメといっしょに5cmくらいの細く白いものが入っている。

 よく見ると、とけかかった魚の死骸だ。

 どうやらルアーにかかったヤマメが吐き出したものらしい。
 
 さて、この日はやや深さのある長い瀬でヤマメがとても活発。

 少し前に入ったときの沈黙がウソのようだ。

 しかも平均20cm近くといい型がそろう。
 
 大岩のまわりにできた白泡、その底からはイワナも。

     

 イワナは流れのある深み、やや閉じられた「小宇宙」を好むように見える。

 いやあ、安吾先生ではないが、半年いや半月のうちに渓相は変わったの感。

     

 本日 水温 16℃
     イワナ  1匹(22cm)
     ヤマメ 10匹(16~22cm)
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5月を迎えた石田川

2020年05月05日 | トラウト
 夏日という言葉を耳にする季節になった。

 今日も石田川の中流域に入ってみた。
     
     

 長い中流域だが、ここは昨年一度入ったきりの水域で、
一匹も釣れなかったところだ。

 が、今年は瀬で早々に2匹も釣れてしまった。

 予想外でうれしい!

     

 次にこれも昨年一度だけ入った水域だが、ニジマス一匹が釣れただけで、
アマゴは追いすらなかったところ。

     

 見た目はなかなかの渓相で「なぜ釣れない?」と首をかしげるところだ。

 昨年のあの貧果は偶然で、日が悪かったのか?

 それをぜひ確かめたいと再び入川したわけだ。

 が、いい瀬が連続するところも反応がない。

 ウグイやカワムツさえ・・・ここは死の水域?とさえ思えてくる。

 そうするうちにやっと1匹、小さいのが・・・。

 と思ったらカワムツ。

 フム、死の水域ではないらしいとひとまず安堵。

 そうして写真の流れ込み。

     

 ここで待望のアマゴ。

     

 やっぱりいるんだと安心。

 が、このうれしさも後が続かず。

 またまた反応のないダラダラした長い釣り上がり。

 脱渓する前に何とかもう一匹を追加。

     

 朱点が見当たらず、ヤマメのような一匹。

 こんなわけで、すっかり疲れてしまった。

 このあと、ズンと下流へ移動してみたが強い濁り。

 やむなくここで納竿。
 
 本日 水温 16℃
     アマゴ 4匹(16~20cm)
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