稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

寺島さんからの便り 海のフライに

2024年06月07日 | 
 串本の寺島さんといえば、ぼくの十年来の釣り友だ。

 アジングを始めたばかりだったぼくは
串本港で氏に出会い、いろいろと教えてもらった。

 もっともぼくのアジングは、
その後も氏の域には達しないままになってしまったのは残念だが。

 最近は音信も途絶えがちになっていたが、
ぼくも釣りをやめるにあたり、あいさつとお礼のメールを送らせてもらった。

 氏からの返信によれば、
自身もあと何年かすればやめることに・・・との弁。

 一方、最近は海のルアーに挑戦しているとのことで、
たくさんの写真が添付されていた。 

 送られてきた写真はその一部だ。

     

     

     

     

 メッキ、カマス、アジ、サバ、ヒラスズキ、マルスズキ、
ガシラ、アカハタ、オオモンハタ、メバル・・・とその魚種はとても豊富だ。

 渓流でルアーからフライに転じたとは聞いていたが、海にまでというのは驚きだ。

 あくなき探求と挑戦の心意気には脱帽する。

 氏もまたいい歳になってこられたが、元気なうちにまだまだ進化をとげてほしいものだ。

 寺島さん、ありがとう。

 達者で! 
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釣りをする人、しない人、その分かれ目考

2024年06月01日 | 
 世の中、釣りをする人よりしない人の方が断然多い。

 が、しない人の中にも釣りに接する機会があった人は結構いるはずだ。

 その機会があったにもかかわらず、釣りをしなかったのはなぜだったのだろう?

 初めての釣り
 ぼくがまだ小学校の低学年のころ。

 ある日、父はぼくと弟を釣りに連れて行った。

 ぼくら兄弟には初めての釣りで、興味津々だった。

 防波堤でぼくはエサを垂らした。

 上からエサをじっと見下ろしていると、小さな魚が近づいてきた。

 「食った」と思って竿を上げたがのらない。

 ぼくは必至になって、
「もう一度!」、「今度こそ!」と何度もそれを繰り返した。

 そうして、ついに釣れたのだ。

 上がってきたのはフグの仲間キタマクラだった。

 初めて釣った魚にぼくは大興奮。

 ぼくはこれを機に釣りに強く興味をもつようになった。

 しかしこの日何も釣れなかった弟は、その後釣りに関心を示すことはなかった。

     
       ( 串本の海 右側に漁港の防波堤 )

 ある友の場合
 ぼくのある友のお父さんは大の釣り好き。

 休日には管理釣り場でフナ釣りを楽しんでおられたそうだ。

 その友は小学生のころ、釣りに連れて行ってもらうことがあったらしい。

 しかし、後に彼はぼくに話した。
「小学生のころ、俺は親父にフナ釣りに連れて行ってもらったけど、
釣り糸がからんだり、『おまつり』などで、そのたび親父の手をわずらわせた。
 親父の機嫌は悪くなり、そんなわけで俺は釣りについていくことはしなくなった」と。

 この友も、その後釣りとは無縁になった。

 分かれ目
 釣りをする、しない。

 そこには人それぞれの「狩猟本能」のようなものの度合いが関係しているのかもしれない。

 けれども他方では、
初めて釣りに接したときの状況にも大きく左右されるのではなかろうか。

     
        ( 串本港桟橋での釣り風景 )

 「釣りはちっともおもしろくない」
 「釣りなどもうコリゴリ」
 「釣りはむずかしい」 

 初心者にそんな思いをさせ、釣りから遠ざけてしまうことになるのはとても残念なことだ。

 長く釣りをしていると、初心者から「教えて」と頼まれることがよくある。

 初心者がその後釣りを続けることになるのかどうか?

 そのためには、とにかく釣ってもらい、その興奮を味わってもらうこと、
釣れるという確信をもってもらうこと、ここが分かれ目になるような気がするのだ。

 初心者に接するとき、
うまくいったかどうかはさておき、ぼくはそのあたりに心してきたつもりだ。

 いい釣り仲間ができること、こんなうれしいことはないのだから。
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ガシラで思い出したおばさんの話

2024年02月15日 | 
 今日もガシラねらいで、先日と同じところへ。

 すでに先客が2名。

 それぞれに声をかけると、アジとメバルねらいだという。

 さて、ぼくも釣り場に入らせてもらったが、
今日は一転、まったくガシラの反応がない。

 キャロを使って遠投を試みたがこれもダメ。

 先に釣っていた人たちは「釣果なしです」と言ってどこかへ。

 ぼくもこの場所をあきらめ、次の釣り場へ。

 ここでは突堤の先端に陣取り、直下を探ってみた。

 するとすぐに根掛かりのような重み。

 軽く合わせると竿先がググッと曲がり始めた。

 上がってきたのはやはりガシラ。 

     

 抱卵しているのか、腹まわりがふくれ上がっている。

 先日の20cmには及ばないが、悪くない。

 このあと、同じく突堤の先端回りで4匹を追加。

 さらにここでも遠投して探ってみたが、こちらは反応なし。

 今夜釣れたのは突堤の先端まわりに限られた。

 ガシラは好んで潮通しの良いところで待ち構えているように見える。

     

 ふと思い出した。

 ずっと以前のことだが、
串本港の突堤先端でおばさんが生エサでガシラを釣っていた。

 おかずにするんだと言う。

 「ここはよう釣れます。でも、そこそこ釣ったらあくる日から釣れんようになります。
 それでもひと月もしたら、また釣れるようになります」と。

 ガシラを釣ったら回復するまで待てとの経験談だった。

 ひと月という期間はともかく、そうかもと納得。

 本日 ガシラ 5匹(10~18cm)
 
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久しぶりのガシラ

2024年02月10日 | 
 しばらく遠ざかっていた釣りだが、
ガシラをねらってみようと出かけてみた。

 厳寒期も脱したかと思ったが、やはり若狭の風は冷たい。

 今夜はあまりなじみのない漁港を訪問。

 先ずは突堤の護岸直下を丹念に探ってみたが、まったくあたりなし。

 18時を過ぎて遠くをねらうことにし、
初めてナノラバ(メジャー・クラフト)を試してみた。

 着底し、糸ふけをとって巻き始めたときにあたり。

 合わせるとのった!

 上がってきたのはねらいのガシラ(16cm)。

     
         ( ピンボケですが )

 ナノラバ、これはすぐれもの!と満足。

 が、次に投げると早くも根がかり。

 どうしても外せず、結局なくしてしまい、トホホ。

 ナノラバは岩場ではあまり底を引かず、やや浮かせて巻いた方がよさそうだ。

 予備のナノラバがなかったので、即席のリグで続けた。

 すると、またまたあたり。

 合わせると、先ほどよりも重い!

 今度は20cm!

     

 ミニガシラに慣れ親しんできたぼくには立派な魚体に見え、これはうれしい。

 ただ、その後は低調になり、ミニガシラを1匹追加しただけ。

     

 数は少なかったが、久しぶりのガシラに気分は上々。

 本日 ガシラ 3匹(12~20cm) 
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寒波あけて惨敗のアジング

2023年12月28日 | 
 寒波もやっと一段落し、今夜は久々のアジング。

 山の端に満月あるいはそれに近いまん丸の月が見える。

 が、今日も定刻になっても反応なし。

 それでも深いところを探っていると、グンッというあたり。

 軽く合わせると重く、力が強い。

「これはアジやない!」と思ったとたん、プツン。

 ガシラか何か? ゴメンよ。

 足元を照らすと、小魚がウヨウヨ。

     

 しかし、それを食うアジの姿はない。

 いつもこの時季に出会うアジングおじさんがやってきた。

 「どうですか?」と尋ねると
 「あっちこっち回ってるけど、どこも気配なしですわ」と言う。

 ぼくも、この釣り場をあきらめ、移動開始。

 今夜は釣り人が多い。

 いつもよく釣れる場所では二人組が陣取っていた。

 しかしライズもなく、まったく釣れないという。

 先日のニュースでは、寒波で海水温が急激に下がり、
ブリの動きが止まって大漁になったと聞いた。

 ひょっとして、アジたちもあの寒波の影響で活性を下げたのだろうか?

 先日、釣友 森さんからメール。

     

 大阪湾でメバル、ガシラ、アコウを釣ったという。

 うらやましいかぎりだ。

 そんなわけで、今夜は釣果なく、完敗。
 
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アジを探して

2023年12月11日 | 
 今夜の若狭、季節外れの暖かさだ。

 が、定刻になってもアジは沈黙したまま。

 付近をウロウロしたが、どこも同じ。

 こんなことは珍しい。

 足元を見ると、数センチの稚魚がウヨウヨ。

 アジはこれを食べているのだろう。

 けれどもアジはいない。

 このままではどうにもならないと大移動。

 一昨年に訪れた場所に行くと、散発的にライズ。

 「ここにいたのか!」とワームを投げ入れると、すぐに反応。

 「これはいける!」と思ったが4匹どまり。

    

 またまた大移動。

 同じように散発的ライズのあるところで、5匹追加。

 しかし、勢いは弱く、続かない。

 今季の若狭、ぼくの通う釣り場はどうも安定しない。

 昨シーズンまでは、実績のあるところなら、
かなりの確率で釣れたのだが、今シーズンは日々違うという印象だ。

 本日 アジ 9匹(14~15cm)
 
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アジング、予報に反した小雨のなか

2023年12月06日 | 
 最近、歩いていて突然ヒザの激痛に襲われた。

 翌日も翌々日も痛くてたまらない。

 いよいよ、加齢とともに軟骨がすり減り、
限界にきたか?と落ち込みそうになったが、とにかく整形外科へ。

 結果は靭帯の炎症で、軟骨については心配ないとの診断。

 「よかったー」と安心、寿命が延びたようなうれしさ。

 そんな上向き気分で若狭へ。

 天気予報は「曇り」だったのに、あいにく小雨が降り始めた。

 雨具は持ってこなかったが、せっかく来たのでやっぱりアジング。

 17:40 頃、最初の1匹。

     

 ライズも始まったが、今夜もその勢いは弱い。

 釣れるのは深いタナが多い。

 今夜は今季初めての16cmが出た。

 15cmクラスも多くなってきた。

 ジワジワ大きくなっているような感じ。

 アジが深いタナで釣れる所は平均して遠くより、足元に近い方が多いという気がする。

 アジはジグヘッドを持ち上げて落とすときに食うと聞く。

 すると、斜めのフォールより垂直に近いフォールほどアジをよく誘うということかな?

 雨が強くなり、早めの納竿。

 本日 アジ 31匹(13~16cm)
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今夜のアジ あたり集中と沈黙と

2023年11月30日 | 
 若狭もかなり冷え込んできた。

 最初のアジが釣れたのは18時ちょうど。

 そこから集中的に釣れ始めた。

 今夜のライズは間欠的で、タナはやや深い。

 ところがそれも束の間、あたりはすぐに止んでしまった。

 そこからは沈黙、タナを変えても変わらない。

 移動して場所を変えてみたが、これも効果なし。

 今夜はきびしそう。

 19時30分頃、再び釣れ始めた。

      

 ただ、勢いは18時の釣れ始めほどではない。

 マメアジたち、群れで回遊してるかに見える。

 少し離れたところで釣りをしている人がいた。

 釣れ具合を聞きに行こうとしたが、もう退散したあと。

 どうも全般に厳しいようだ。

 冷え込みも強くなり、このあたりで納竿。 

 今季のアジは小さいが、15cmクラスがやっと出てきた。

 もう少し大きくなってほしいのだが。

 釣果 アジ 21匹(13~15cm)
 
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今宵はセイゴも

2023年11月24日 | 
 久しぶりの若狭アジング。

 今夜は前から約束していた瀬川さんも同行。

 氏はアジング初挑戦だ。

 ところが、定刻になってもアジの反応はなし。

 「今夜は悪い日か?
  せっかく瀬川さんにも来てもらったのに・・・」と後悔しきり。

 近くを偵察して回っていると、ライズのある場所に遭遇。

 瀬川さんに知らせ、ここで陣取ることに。

 そうして瀬川さん、小さいながら初アジ。

     

 これを皮切りに二人でポツポツとアジを釣った。

 もっとも瀬川さん、キャストは不慣れなようで、
ワームがどこへ飛んでいくかはわからない。

 というわけで、お互い少し距離を置いての釣りになった。

 足元には茶色っぽい、少し大きめの魚体が時々走る。

 それをねらってみたが、ワームには警戒的でなかなか食わない。

 が、ついに手応え。

 海面でエラ洗い。

 やっぱりセイゴだった。

     

 だんだん、向かい風が強くなり、釣りづらくなってきた。

 ここで納竿。

 本日 二人で マメアジ 約20匹
        セイゴ    1匹(22cm) 
 
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若狭のマメアジ 今夜の立ち上がりは早く

2023年11月06日 | 
 この連休、夏日などと騒がれたが、
今夜の若狭も暖かく、防寒着なども要らない。

 ただ、今日は風が強く、これはどうなるか?とやや不安。

 さて、これまでマメアジたちのライズは18:50頃だった。

 ところが今夜は17:50頃からライズが始まった。

 かなり広い範囲で数も多く、心なしか「バシャッ」という音も大きく聞こえる。

 軽めのジグヘッドを海面に流すと、ひったくっていくようなアタリ。

 しばらくしてアタリが停止。

 ここでワームの形を変えるとまたまた楽しいマメアジング。

     

 強い風への不安も吹き飛んでしまった。

 何よりも、横風でなく向かい風だったことが幸いした。

 しかし、今夜はタナを下げても反応が極端に悪い。

 深場にはいないようだ。

 ライズ時刻が早まったのは、日没の早まりのせいかもしれない。

 もう少し大きめのアジたちに早くきてほしいところだが。

 本日 アジ 29匹(12~13cm)
 
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