稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

台風にはばまれた最終日

2012年09月30日 | トラウト

 9月、渇水に泣いた京滋方面の河川。

 今日は台風で近所の川も久々に泥状。



 こうして今シーズンも終わる。

 今年は念願の古座川釣り歩きができた。



 古座川はトラウトについてはやや貧弱?とのこれまでの印象。
 実際、釣り歩いてみて、そうでないことがわかった。

 これまでは帰省のたびに一日か二日の忙しい釣行。
 いきおい、過去の経験で知っている場所にしか行かない釣り。

 今回の入念な広域調査。
 『こんなところにもアマゴ!』という驚きや発見に恵まれた。

 とはいえ、広い古座川水系。
 未知のエリアはまだまだある。



 可能ならばの話だが、これは来季の楽しみ。

 子どものころから慣れ親しんだ古座川。
 結果はどうあれ、その全水系をきわめてみたい。

 トラウト・ファンの皆さん、来季もよろしくお願いします。



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追悼 アンディ・ウィリアムス

2012年09月27日 | 日々

 歌手アンディ・ウィリアムスが亡くなったそうだ。

 84歳だったという。

 彼の代表的なヒットといえば「ムーン・リヴァー」、「ゴッド・ファーザー愛のテーマ」など。

 だが、ぼくには古いハワイアンを歌ったアルバムが最高だった。

 実にうまい歌手だった。

 ご冥福を。
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美山川のアマゴ 相変わらずで

2012年09月25日 | トラウト
 今日も美山(由良川水系)へ。

 急峻な渓谷を選択。



 が、水のないのは同じこと。

 ルアーを追うのは稚魚ばかり。

 やっと1匹。



 なんと小さい。

 釣ったのはこんなところ。



 こんな水の少ないところではなかったのだが。

 『成魚はどこへ消えてしまったんだろう』と思うことしきり。
 渇水だから消えたのか?それとも9月になったからなのか?

 岩盤がせり出してできた滝。
 その滝壺でやっと成魚がかかった。



 黒ずんでいる。
 腹まわりは幾分ふくれている。

 予想外の雨。
 隠れるところもなし。
 やむなく大きな木の下へ。
 しかし、またヒルに吸い付かれては!と釣りを断念。

 雨の林道を戻る。
 いつの間にか再び陽ざし。



 本日 水 温 19℃
    アマゴ 11匹(8~20cm) 
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水がないっ! 美山(由良川)水系のアマゴ

2012年09月21日 | トラウト
 4月以来の美山。

 あちこちの庭先に咲き乱れるコスモス。



 秋らしくなってきた。
 そういえば京都市内に比べて肌寒いほど。

 さて、以前、尺には足りなかったが、大きいのがいた場所へ。
 ところが、水がない。
 がっかり。



 川底は一面茶色。
 アマゴのいそうな瀬は見当たらない。

 歩きながらそれらしいポイントにキャスト。

 『カワムツかあ』と思ったら何とアマゴ。



 元気に暴れまわる8cm。

 その後もダラダラとさかのぼる。
 アマゴはいるがみんな小さい。

 木の実がいっぱい。



 見上げるとトチの大木。



 このトチもはじめは落ちた木の実から芽を出したはず。
 ここまでどれだけの星霜を重ねたことか。

 どっしりした幹、四方に広げた枝と葉。
 あたかもこの森の古くからの住人であることを語っているかのよう。
 そんな堂々たるたたずまいだ。

 川の分岐点。

 左の谷に入る。
 岩盤が目立ち、変化に富んでいそうだから。



 このあたりに来ると、水は少ないものの、たまりが続く。

 ここでやっと重みを感じる1匹。



 この先は倒木が多く、それ以上さかのぼるのを断念。

 次の谷へ。

 ここも小さなアマゴはいたが、反応はすこぶる低調。



 美山の楽しみ、奥でヤマメに出会うこと。
 しかし、この日は見ず。

 残り少ないが、まとまった雨が降ってほしいもの。

 本日 アマゴ8匹(8~20cm)
 
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秋アマゴ 賀茂川水系にて

2012年09月19日 | トラウト
 久々の雨で川も少しはうるおったか。

 この時季はアマゴも気むずかしい。

 それに賀茂川水系、この時季の恐怖はスズメバチ。

 今日はキンチョールをリュックに。



 襲われたらこれで応戦!
 と思ったが、そのときになればどうか?

 川に入る。



 水はあまり増えていない。

 が、アマゴは活発。



 よかった、『出た出た』と安堵。

 しばらくして右手の甲に『?』

 虫?と、はらい落とす。

 落ちない。

『ヒルや!』

 手を水につけ、そぎ落とす。

 左手の親指にも。

 この時季は多いのだろうか。

 しばらく釣り上る。

 気づくと右手に血。
 そういえば読んだことがある。
 ヒルは吸い付くと、血液が固まらないような分泌物を注入するとか。

 血は微量ながら止まらない。

 またヒルがまとわりついていないか?と集中力を欠く釣行。

 が、ともかくアマゴたちは小さいながらも活発。
 腹まわりがふくらんだのやら、魚体が黒ずんだのやら。



 残りわずかながら、楽しませてもらいたい。

 本日 水 温 20℃
    アマゴ 8匹(14~17cm)
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アマゴも秋モード?

2012年09月11日 | トラウト
 さて、そろそろ串本から京都へ戻らなければ。

 というわけで、おそらく今季最後の古座川アマゴ調査。

 前から気になっていた谷。



 ここから入る。

 が、入って50メートルほどで越えられぬ滝。

 で、次へ。

 ここは本流からの入口は狭いが、少し入ると広い。



 杉林のなかのひんやりした支流。
 とてもいい渓相だ。



 ここにはいるはず、と思ったが、結局カワムツのみ。

 ならば8月によく釣れたあの谷へ、と転じる。



 ところがどうだろう。

 アマゴはユラユラとルアーに追随するものの、体側のパーマークを見せて反転するだけ。

 どうも例年の気難しい秋モードの始まりのよう。

 この渓流、上流の少し開けた川原、突然山小屋が現れた。


 
 アマゴはあきらめ。
 帰りに里の老人にこの小屋のことを尋ねる。

「ウーン、まだ残ってたか?
 あれは昔の山仕事で、現場が遠いとき、泊り込んだところや。」

 今なら林道があるけれど、昔は山道を歩いて仕事に向かったのだろう。
 往時の仕事ぶりや暮らしがしのばれる。

 本日 釣果なし。
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天然アマゴを訪ねるも

2012年09月09日 | トラウト
 今日もアマゴの放流なき中型河川へ。

 長い林道を超え、峠に至る。

 見渡す限りの樹海。



 はるか谷底からかすかに水音。

 この下には天然アマゴがいるに違いない、と力が入る。

 峠を下り、目指す里に到着。



 しかし、ここは廃村のようだ。
 崩れた屋根瓦、朽ちかけた雨戸。

 古い地図にしか集落マークがないのはそのせいだろう。

 草の生い茂る平坦な区画がいくつも。
 元は畑だったのか、それとも整理された住居跡か。

 ここから入る。
 水は透明ながら、やや茶色がかっている。
 そういう水質なのだろう。



 絶好の場所!と思ったが、何の反応もない。

 水温は22℃。
 アマゴには少し高いか?

 ならば、側道のないこの川をさかのぼるしかない。

 ここからジャブリジャブリと上流へ。

 が、行けども行けども砂利を敷いたような平坦な川床。
 顔を見せるのはウグイとカワムツ。



 水量は豊富、川幅もけっこうある。 
 けれど、もうこれ以上さかのぼると戻る体力がない、と断念。

 歩いて戻り始めたとき、護岸沿いにところどころ石積みがあるのに気づく。
『杣道では?』と思い、ヨイショコラショとよじ登る。

 杣道だ。

 これは助かる。



 ところが、しばらく歩くと道が崩れ、崖っぷち。
 またまた川へ降りる。

 それにしても、今は荒れてしまっているものの、長い年月をかけて杣人たちが築き、補修を重ねてきたはず。

 山仕事が生業として成り立った時代は遠く。

 杣道のことを尋ねようにも、この廃村。
 尋ねる人さえいない今。

 ツクツクボウシの鳴き声だけが響き渡る。

 本日 釣果なし。  
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古座のメッキは?

2012年09月07日 | 
 夕闇せまるなか、古座のメッキねらいに。

 トップ・ウォーターで何度か「バシャッ」
 けど、のらない。

 食いはずしではなく、どうも消極的な雰囲気。

 ならば!とディープ・ダイヴァーに切り替え。
 何度かメッキが後を追ってはきたのだが・・・。

 やっとヒットしたのは。

 

 セイゴ(18cm)

 この日目にしたメッキはすべて1匹。
 群れではなかった。

 まだ早いのか。
 それとも単に時機が合っていなかったのか。

 明日は雨。
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古座川の秋早く

2012年09月06日 | トラウト
 古座川奥の探訪。

 里ではもう稲刈り。
 古座川流域はもちろん、南紀の秋は早い。



 二つの谷を順次訪れる。
 大岩がゴロゴロした渓谷、いつもワクワク。



 いずれの谷もアマゴは活発。



 卵のせいか、腹まわりがこころもち大きいのが目立ってきたような気がする。




 本日 水 温 いずれも19℃

    アマゴ 13匹(14~19cm)
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雨あがってアマゴ日和

2012年09月04日 | トラウト
 以前、古座川に通ったとき、よく見た渓谷。
 道路から見下ろすと、砕石を敷き詰めたような川床。
『ここにはアマゴはいるまい』
 と思っていたが気になって・・・。



 入渓すると事情はかなり違い、変化に富んでいる。
 最初のキャストでいきなり19cm。



 杉林の奥、限界地点まで行き、反転。

 ならば下流はどうかと1キロほど下がり再入渓。
 人家に近く、芭蕉が青々。
 山地とはいえ、南国風なのがおもしろい。



 が、水温は23℃。
 先ほどの上流より3℃も高い。
 このあたりの川面には樹木が少なく、陽が降りそそいでいる。
 川の水温というのは、陽光で一気に上がるようだ。

 で、カワムツの猛攻のみ。

 次の支流へ

 ここは前に入ったことがある谷。
 いることは確実。



 およそ5年ぶりながら、やはりアマゴ君たち、元気な姿を見せてくれた。



 今回も古座川水系の新たな場に出会えた.
 釣行を重ねるたび、とてもうれしい。

 本日 アマゴ7匹(13~20cm)
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