稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

笙の川 二回目

2014年03月29日 | トラウト
 朝から再び笙の川へ。

 もう一度イワナの谷へ。

 ところが、点々とエサ釣り師が入っている。
 土曜日で暖かいからか、それに日曜日は雨の予報だからか。

 やむなく中流域へ。
 ここはがら空き。



 と思ったが、水量多く、歩くのもままならない。

 それよりもあたりがさっぱり。

 やや深い流れ込み。
 ここを上流からミノーでねばる。

 軽いながらもやっと1匹。



 盛期とは違い、いきなりはルアーを追わない。
「あまりにもしつこいので・・・」
 といった感じの反応にみえる。

 そのあとは続かず。

 別の支流へ。

 雪解け水が入ってか、流れにはやや白い濁り。



 いかにもいそうな雰囲気なのだが。

 アマゴの追う影さえなし。

 今日は4地点に入ったが、まだまだ厳しい。
 それだけに唯一のアマゴを手にしたときはうれしかったね。

 本日 水 温 12℃
     アマゴ  1匹(18cm)
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古座川からのしらせ

2014年03月27日 | トラウト
 釣友 寺島さんから古座川事情が送られてきた。
 
 古座川奥の方へ行ったが、14cm~17cmを3匹。

     

 瀬ではまったくながら淵では追いがあったという。
 けれども淵もすべてで反応があったわけではない、と。

 南紀もまだ序盤の感。

 それでもやはり立ち上がりは早い。

 送られてきたアマゴの写真に見入る。

     

 夜のニュースで袴田さんの釈放を知る。
 48年にわたるとらわれ生活の影響が痛々しい。

 無実を信じ続けてきた姉 秀子さんの喜びがせめてもの救いだ。

 

 
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古都の着物レンタル店

2014年03月25日 | 日々
 バイクのオイル交換で東山区内へ。

 作業の間、東大路にて待つ。
 すると、バイク屋のとなりに新しい店が。

 着物レンタルの店。

     

 バイク屋のおじさん。
「ようはやってますねん」
 と、この店を指さした。

「以前、舞妓はんに化ける店がはやったけど、今はさっぱりらしいです。
 かわりに、レンタルで着物を着せてもろて、市内観光するのが人気らしいですわ。
 5000円やけど、ネット予約やったら半額らしいでっせ。」と。

「ほう、いろんなモンがはやりだすんやなあ」
 と店をながめていると、中から着物姿の若い女の子二人が出てきた。

 スマホを手に何やら相談している。

 ややあってぼくに
「あのう、押してもらってもいいですか」
 と変なはやり言葉で頼んできた。

「ハイハイ」
 とシャッターを押した。

 二人に尋ねると
「愛知から来ました」とか。

 そう答えて八坂神社方面に消えて行った。

 
 街のなか、すたれるもの、はやりだすもの、実にめまぐるしい。

 それにしても、この店の色合い。
 派手というかケバケバしいというか。

 なんとかならんか。
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笙の川初日

2014年03月24日 | トラウト
 「まだ早いけど」と思いつつ、福井 笙の川へ。

 比良山のふもと、ソメイヨシノがふくらんでいる。

 


 春近しの感。

 笙の川の漁協で年券を買う。

 事務所でおじさんとしばらくアマゴ談義。

 笙の川、源流部の奥深くまでヤマメでなくアマゴがいる。
 奥深い堰堤のさらに上流にまで。
 これは漁協が労を惜しまず、ていねいに放流しているからだろう。

 そのことを話すと、おじさんも喜ぶ。
「そうでしょう!
 車で行けんとこは歩いてバケツで運ぶんですヨ。」

 
 この地方一帯がもつ言葉の独特の抑揚。
「~してえェ」
 という話し方に、こっちの体が揺れてきそう。

 さて、川に入る。



 水は豊富。
 しかしまったく気配がない。

 岐阜からきたというエサ釣りのおじさんに遭遇。
「だめッ。一匹もだ」と。

 『やっぱり。エサでもアカンのか・・・』 

 ならば源流部にイワナを訪ねてみよう。

 源流部の深み。

 最初の一投に反応。
 が、水面でバレ。

 小さな1匹だったが、魚体に朱が混じっていた。
 イワナにまちがいない!

 ところが、その後は反応なし。

 しかしいるはず!
 と、手を変え、品変え。

 ついに重い手ごたえ。

 クネクネと上がってきたのはやはりイワナ。



 ミノーを飲み込むかの勢い。

 このルアー、昔バス釣りで使ったラパラ。
 ひきだしの奥で眠り込んでいた一個。

 けれども、その後は反応なし。

 笙の川、いまだ覚めやらずの感。

  本日 水 温 12℃
     イワナ  1匹(28cm)
 
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上田美由紀の死刑判決

2014年03月22日 | 日々
 鳥取連続不審死事件。

 20日、広島高裁松江支部で上田美由紀被告の控訴審判決があった。

 二審もやはり死刑。

 証拠は状況証拠ばかり。
 本人は犯行を認めていない。

 以前からメディアでは上田被告に不利な状況が語られていた。

 それをうけてか、巷では
「あいつに間違いない」
「絶対あいつや」
「だいたいあんなブサイクな(失礼)・・・」
 と批評は容姿など見た目にまで飛躍する。

 先日、このブログで、名張毒ブドー酒事件をとりあげた。
 ぼくはそれを冤罪とみなすひとりでもある。


 

 歴代の冤罪も、世間では上田美由紀事件のように受け止められていたのかもしれない。

 そう思うと、この流説に安易に乗ることがはばかられる。

 人の世は不思議。

 長くこんなことを繰り返してきた。
 そして今後はもうないという保証はどこにもない。

 が、知るすべをもたないただの人たるぼくら。

 何ができるのか?
 何が求められるのか?
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倒れたポプラ

2014年03月20日 | 日々
 去る16日、
 広島市芸術文化センター ポポロでポプラの木が倒れたと報じられた。
 これに当たり二人が負傷とあった。

 昨年までは青葉を茂らせ、傾くこともなかったという。
 樹木医のみたてでは、根が腐っていたのが原因らしい。

 森を歩くと、ときどき根元から倒れた木に出くわす。
 けれども、そうたくさんあるわけではない。

 木が枯死すると、たいていは幹にキノコ類が生える。

     

 同時に小枝もが落ちる。

 さらに進めば、やや太い枝が落ち始める。

     

 こうして木は枝をその細い順に落とし、やがては幹が折れる。

 折れた幹はみんなスカスカの状態だ。
 根から倒れこむということはあまりない。

 今回のように、幹や枝葉に異常がなく、根だけが腐るということもあるのか?

 もっとも、樹木の根の広がる範囲は一般に樹冠の広がりに比例するらしい。

 その意味ではポプラのように刈り上げたごとく細長い木は倒れやすいのかもしれない。
 そうならば、ポプラは街なかの植樹には向かないのではないか。

 常に賠償責任と隣り合わせ、管理する側の大変さを思う。
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若狭の夜釣り

2014年03月18日 | 
 急に暖かくなり、夜の日本海若狭へ。

 最初の釣り場。
 ここはガシラ、メバルがいるはず。

 と思ったが沈黙。

 軽めのジグヘッドでゆっくり辛抱強く。

 グンッというあたり。
 久しぶりのメバル。

     

 小さいがこんなものか。

 次の場所でも反応がない。

 山手の民家から読経が流れる。
 木魚のポクポクという音も。

 これは吉か凶か?と思いつつ手元に気持ちを集中。

 ずいぶんねばってやっと足元であたり。

 軽いがよく暴れる。

 ガシラッ子。

     

 気を取り直してさらに底を攻める。
 が、根がかりの連続。

 今夜はこれまで、とあきらめ。

 帰路、串本港へ遠征した釣友 上畑さんから電話。
 「あかん」と。

 その後の氏のメールでは、転戦に転戦を重ね、アジ5匹で終了とのこと。

 
 海は気まぐれ。
 またエエときもある。

 本日 ガシラ 1匹(16cm)
     メバル 1匹(16cm)
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映画「約束」 名張毒ブドー酒事件

2014年03月16日 | 日々
 映研の映画会「約束」(2012年 東海テレビ制作)を見に行く。

 名張毒ブドー酒事件、その冤罪を晴らす歩みを扱った映画だ。

 1961年、農薬入りブドー酒で5人が死亡。

 事件が起こった地域の懇親会に出席していた奥西さんが犯人にされる。

 その後。無罪、逆転有罪、再審開始決定、その取り消し決定・・・と現在の第8次再審請求の申し立てに至っている。
 ぼくも以前から冤罪事件として注視してきたところだ。

     

 映画はドキュメント風に展開。
 その中で、再審決定あるいは逆転無罪を下すことは司法関係者にはむずかしいことが言われていた。
「先輩の決めたことに異をとなえる」ことのむずかしさだという。

 傾向としては、出世していく裁判官は再審を認めないそうだ。
 事実、再審開始決定を行った裁判官は後日退官、それをくつがえした裁判官は東京へ栄転というふうに。

 このあたりは市井のぼくらにはとても理解の範囲を超える。
 事実ならこれは裁判制度の病理というしかない。

 
 映画のあと、鈴木弁護団長の講演があった。

     

 半世紀余りに及ぶ裁判。
 地道で、粘り強い証拠固め、否定されてもまた挑む、その不屈さと気迫に頭が下がる。

 鈴木さんは語る。
「裁判所がもっとも恐れるのは、国民からの批判。司法への信頼のゆらぎ」だと。
「だから、多くの人にこの事件と裁判を伝えてほしい」と。

 同じく冤罪だった財田川事件や徳島ラジオ商殺し。
 無罪にはなったものの、その道は険しかったことを思い出す。

 あのときも捜査の恣意性、裁判所の愚昧さを露呈した。

 名張毒ブドー酒事件も検察の言い分は矛盾だらけというしかない。

 司法や検察はその体面にこだわらず、事実を直視してもらいたいものだ。

 独房で耐え続けてきた奥西さん、存命中に解放の日を迎えられないか、と歯がみの想い。

 
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STAP細胞論文の行方

2014年03月14日 | 日々
 小保方さんらの共同論文がどうやら取り下げになるらしい。

 ことが専門的なだけにわかりにくい。

 最初の発表があったときは、沈滞日本に「快挙!」と喜んだ。
 もっとも「ようわからんけど、とにかくがんばっとくなはれ」というのが本音ながら。

 割烹着までが売り上げ好調と騒がれた。
 日本中、ぼくのようなレベルの受け止め方も多かったに違いない。

 帝国憲法の発布が、巷に伝わると「絹布のはっぴが配られるそうな」となったごとき感。

 それはともかく、写真の切り貼り、引用の怪しさ・・・と疑惑は広がる。

        

 先日話題になったノバルティスファーマの高血圧治療薬「ディオバン」。
 これは販促のための意図的データ改ざんだった疑いは濃厚。

 が、STAP細胞論文のいろいろな疑惑、必ずしも同質のものとは思えない。
 元々ねつ造など、すぐばれる性格のものだから。

 研究発表の基本手順や倫理だけに関わるものか?
 
 それならば、スッキリした形で出直せばよい。

 そうであることを祈りつつ、展開を注視したい。

 
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アジの気持ち

2014年03月11日 | 
 夜8時過ぎ、串本港でアジング。

 釣り場に着くと、ライズが散発。

 これなら釣れるかな・・・と思ったが、食いは渋い。

 一発、重いのがきた。
 先日、尺アジらしきを足元でバラしたが、あのクラスか?
 が、途中で暴れなくなり、重みだけ。
 やっぱり。



 久々のガシラ。

 8時30分頃、ライズはまったくなくなった。
 アジの何百匹という群れが海面を漂うように泳いでいる。

 経験的には、このパターンに入るとさっぱり。

 今夜の干潮は夜9時12分。

 この時刻に符合しているのかもしれない。
 それでも、干潮、満潮前後以外にも、この状況はよく現れる。

 アジはこのとき何を感じているのだろう。

 様々な解釈論は聞くが、アジの本音を聞きたいもの。



 本日 ア ジ 5匹(19~20cm)
     ガシラ 1匹 26cm 
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