稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

琵琶湖のネコと平穏な一日

2020年10月16日 | 日々
 渓流も終わり、気が抜けたような日々。

 今日は久しぶりに琵琶湖へ。

 お目当てはハス(ケタバス)。

 ところが、ハスの姿はどこにもない。

 時々ミノーにかかるのは小さなバスばかり。

 草むらで小柄なネコがこちらを見ている。

     

 このネコ、ぼくが近づくと逃げてしまう。

 かなり警戒心が高そうだ。

 それでも釣れた小バスを投げると、草むらからサッと出てきてくわえこむ。

 どこかへ運び込んで食べ、
そのあとは舌なめずりをしながら再び元のところで待機。

 こうしてネコは小さなバスを4匹平らげた。

 今度は30cmほどのバスがかかった。

 待っているネコにそれを投げた。

 しかし今度は手を出さず、ジッと見るだけ。

     

 食べるにはあまり大きすぎるのだろうか。

 ややあって、バスがその場ではねた。

 ネコは反射的に前足で魚体を押さえ、エラのあたりをくわえこんだ。

 そうして尾びれをズリズリひきずりながら草むらの奥に消えてしまった。

 このネコ、今日はそれっきり現れなかった。

 もう十分だったようだ。

 平穏な一日。
  
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次善の策としての屋上避難 ここでも

2020年10月10日 | 日々
 8日、韓国蔚山市の高層住宅で火災。

 火は下の方から出たようだが、一気に最上の33階に達したようだ。

 報道では、燃え広がった原因は外壁の断熱材とも、あるいは接着剤とも。

 そういえば、数年前ロンドンで起こった高層住宅の拡大原因は
外壁の断熱材(可燃性)だったと聞く。

 あのときには七十人余りが亡くなったはずだ。

 幸い今回、死者は出なかったようだが「なんで?」という疑問。

 というのも、日本国内の高層マンションなら、
たいてい一室でおさまっているからだ。

     

 知り合いの建築通に電話で尋ねると
「日本の建築法規に従えばあんな広がり方はありえない。
 今回の原因は、一般的には韓国の建築法規の不備か、
 あるいは違法工事が考えられるが、情報不足でわからない」とのこと。

 外国でのできごとであり、情報はこれ以上は得られないのが残念だ。

 ただ、報道では数十人が屋上に避難して救出されたとあった。

 屋上への出入りが可能だったからこそながら、
改めて避難方法の次善の策としての屋上避難、その有効性を再確認する思いだ。
 
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新型コロナ臨調の報告から

2020年10月09日 | 日々
 10月8日、「新型コロナ対応・民間臨時調査会」が報告書を公表した。

 全体として、日本は死亡率を低く抑え、
経済の後退を抑えたものの、判断や対応は「場当たり的」だったとの指摘。

 そうかもしれない。

 もっとも、安倍さん以外の内閣ならどうだったか?
を考えればあまり変わらなかっただろう。

 いずれにしても、
政府は体系的な防疫策をもっていたわけではなかったようにみえる。

     
       ( 臨時調査会の発表模様 )

 日本は奈良時代あたりから天然痘などの疫病に見舞われてきた。
その後も江戸時代のコレラ、大正期のスペイン風邪など。

 こうした経験はのちの世にあまり引き継がれないものなのか?

 というのも、台湾での新型コロナ封じ込めの実績がぼくの頭をかすめるからだ。

 台湾では2013年のSARSでの経験から防疫策を体系化し、訓練もしてきていたらしい。
今回の成果はまさにこれによるものだという。

 新型コロナ対応はまだ終わらないが、
ぜひとも体系的な策を確立し、後世に残してほしいものだ。

 ところで、「新型コロナ対応・民間臨時調査会」なる機関。

 これはどんな性格のものなのだろう。

 よくわからないが、政府に対し、
第三者的な立場からモノ申しているように見え、説得力がある。

 そういえば、最近話題の「日本学術会議」6人の任命拒否問題。

     
          ( 6人の任命拒否をめぐる論戦 )

 政府は今も拒否理由を明らかにしていないが、
状況からは6人が過去に政府に異論を唱えたことがありそうだ。

 これに対し、
「学問の自由の侵害」という声もあるが、ぼくにはピンとこない。
 
 ただ、学術会議の存在意義のひとつは、
政府に対し耳の痛いことも提言できるということではなかったか?

 時の政府の意向とは別に、いろいろな考え方が許容される会議であることを望みたい。
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さらば渓流 2020

2020年10月01日 | トラウト
 半年余りにわたる渓流釣り、今年も終わった。

 今季は早くからいいイワナに恵まれたことが最高だった。

     

 それにしても8月は記録的な猛暑。

 幸い、いつもならアッという間に終わってしまう梅雨、これが長かった。

 そのせいか、例年なら8月は渇水で釣りも中休みになりがちなのに、
今季は十分楽しませてもらった。

 ただ、その反動でか、
いつもは良型に恵まれる9月が渇水に見舞われ、がっかり。

 もっとも渓流釣り、期間を通じてずっと恵まれ続ける年はほとんどない。

 いつだったか、5月が全国的に記録的な少雨で泣いたことも。

     

 一方、ぼくは現役時代から釣り場は開拓の姿勢で!
と自分に言い聞かせてきた。

 慣れた水域だけにこだわらず、未知の場所に行くべし!と。

 が、ぼくも歳をとった。

 もうそんな気力もなくなってきた。

 とはいえ、今季ただひとつ、地図をにらんでいて気になる一筋の流れがあった。

 そこを切り開くべく不案内の地に分け入ってみた。

 小さかったがそこでアマゴに出会ったときはうれしかった。

 「やっぱり居た!」と。

 同時に心に残ったのはそこで見た小さな橋のこと。

     

 長く使われず、草むしたその姿、
かつては杣人たちが盛んに行き来したのかもしれない。 

 あたかも時が止まって眠り込んでいるかのようにそれは見えた。

 さて、来季はどんな釣りができるだろう。

 今年出会ったトラウトたち、無事な産卵を祈りたい。
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笙の川水系 ツクツクボウシもわびしく

2020年09月30日 | トラウト
 今季最後の笙の川水系。

 水はまだ十分。

 小さいけれど、瀬でヤマメがすぐにかかった。

     

 少し勾配のある瀬。

 川底には大きめの石が点々とあり、そのあたりからヤマメが顔を出す。

 ルアーを追いかけ、ぼくの足元近くでくわえ込む、今日はこの型が多い。

 反射的に合わせると、魚体が小さいこともあり、ヤマメが宙を舞うことも。

     

 こうした瀬を過ぎるとヤマメたちはいなくなった。

 かなり歩いて、岩が多くなってきたあたりからまたヤマメ。

     

 この疎と密がおもしろく不思議。

 が、先日の釣りで出た腰痛、これがだんだんこたえてきた。

 半年あまりにわたる釣行のツケか。

 陽はまだ高いものの、これが限界。

 上流部への期待は捨てがたいけれど、また来季と断念。

 目の前は山林。

 そのずっと上の方からかすかに一匹のツクツクボウシの鳴き声。

 過ぎてしまった夏に取り残されたかのよう。 

 本日 水温 20℃
     ヤマメ・アマゴ 12匹(12~19cm)  
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増水 もう少し早ければ・・・

2020年09月27日 | トラウト
 あきらめていた雨が降った。

 しかも十分に。

 もっとも9月後半といえば、
ぼくの経験則からはアマゴたちの活性は落ちる。

 どうなのか?

 そんな思いで今日は天然トラウトの谷を探訪。

      

 水は増え、川は生き生きしているように見える。

 期待半ばで入渓したものの、やはり反応はいまひとつ。

 やっと最初の1匹。

     

 これはよくサビて黒々。

 アマゴもこうなると夏のあのきらめきはない。

 その後も相変わらずルアーへの反応は少なく、がまんがまんの釣り上がり。

 瀬でやっと少し重たいのが!

     

 これは今日一番の23cm。

 下アゴがガッシリしていてたくましい。

 が、アマゴの数少ない顔見せもこのあたりまで。

 せめて9月の半ばくらいまでの大雨だったら・・・などとないものねだり。

 ここで納竿。

     

 帰宅してから腰痛。

 何しろひどいクモの巣をかわし、中腰で歩き回ったもので。

 本日 水温 19℃
     アマゴ 5匹(13~23cm)
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酒処で釣り談義

2020年09月25日 | トラウト
 先日、安曇川水系に釣りに行ったとき、ある釣り人に出会った。

 釣果を尋ねたことから、川べりでかなり話し込むことに。

 聞くところでは、「居酒屋をやっています」とのこと。

 ならば近いうちに行ってみようと心に決め、今日、釣友 王さんを誘って訪れた。

 修学院濱屋という名の店。

     

 入口の雰囲気はとてシャレている。

 中に入るとカウンターと座卓が二つ。

 こじんまりした店で、とても清潔感のするところだ。

 店主ハマさんに王さんを紹介し、あとは飲みながら釣り談義。

 アマゴの楽しさ、ルアーの楽しさ・・・飽きずに話し合った。

 が、この店、人気があるようでお客が多い。

 そのため十分話はできなかったが、それでも楽しいひととき。

 店を出る際、ハマさんが従業員とともにぼくらを送り出してくれた。

 角を曲がるとき、
うしろを振り向くとハマさんたち、まだぼくらを見送ってくれていた。

 いい店だ。 
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秋晴れの下 ジリ貧で

2020年09月23日 | トラウト
 さわやかな秋晴れ。

 雨は気配すらなし。

     

 今日も最初に姿を見せたのは小さなアマゴ。

     

 ルアー追うのはみんな小さい。

 それでも釣り上がっていくと、足元で成魚が走ることも。

 アマゴたちは決して消えたわけではないのだ。

 そんなことに思いをめぐらしていると、砂地に足跡。

 まだ新しい。

 先を越されたか!

 と思ったが、先行者も決して楽な釣りではなかったはず。

 もう最終盤だが、ぼくと同じく、
まだ渓流にしがみついている釣り人がいる。

 そう思うと、出会って顔を見てみたくなるからおもしろい。

 とまれ、アマゴたちのあまりの反応の悪さにだんだんやる気も失せ、本日は早めの納竿。

 こういう日は疲労感もはなはだしい。

     

 本日 水温 20℃
     アマゴ 6匹(13~18cm)
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サビ始めたアマゴと対面 笙の川水系にて

2020年09月17日 | トラウト
 明日から雨というが、本当に降るのか?

 最近のは涙雨で、減水はひどくなるばかり。

     

 それでも水温を測るとやっと20℃を少し切った。

 これは吉兆?とルアーを投げ始める。

 最初にかかったのは小さなアマゴ。

     

 深みの泡下でミノーをくわえ込んだ。

 オッ!これはサビ始めている。

 例年なら8月下旬にこういうのが現れる。

 今年はどうも遅い気がする。

 長い猛暑が影響?

 そんなことを考えながら釣り上がる。

 が、水温が下がったこともあまり影響はないようだ。

 ルアーを追うアマゴたちの姿はやはり少ない。

 えぐれた瀬で少しいいのが顔を出した。

     

 でもこの季節、もっと良型が出るはずなのだが・・・。

 明日の雨に望みをつなごう。

 本日 水温 20℃
     ヤマメ・アマゴ 7匹(12~21cm)
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新型コロナワクチン 交錯する思惑への不安

2020年09月09日 | 日々
 英国アストラゼネカが臨床試験を中断したというニュース。

 どうやら副作用らしきものが出たとのことだが、詳細はわからない。

 アストラゼネカといえば、ワクチン実用化に最も近い製薬会社とされ、
日本政府も同社のワクチンを確保したと聞く。

     

 トランプさんも前のめりで、
大統領選を前に選挙民への約束をよく口にしているのは周知のこと。

 しかし、新型コロナの流行以降、ある専門家が口にしていた言葉を思い出す。
 「ワクチン、そんな簡単なものじゃない、5年あるいは10年・・・」。

 とても難しいもののようだ。

 一方、コロナ分科会の尾身会長の発言
「安全性および有効性の両面で理想的なワクチンが開発される保証はありません」

 これは開発のむずかしさを別の面から語ったものかもしれない。

 近い将来、
ぼくらは少々の危険はあってもワクチンを打たなければならないのだろうか。

     

 最も気になるのは、新型コロナ禍が広く深いだけに、
その解決策としてのワクチンへの思惑が交錯していることだ。

 研究者たちの名誉、製薬会社の利益、政治家の有権者からの支持獲得、
米中露に代表される国家の威信等々、功を焦る要素はいっぱいある。

 そうした思惑が絡み合って、とりかえしのつかない健康被害を起こさないことを切に願う。

 付け加えれば、同じく今日のニュースで欧米の大手製薬9社が共同声明。
「科学的なプロセスを順守する」と。

 背景には複雑なものがあるだろうけど、
圧力を排し、開発に冷静な態度を貫こうとするその姿勢には共感する。
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