稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

ルアーケースを落としてしまい

2022年08月31日 | トラウト
 釣友 ツバキさんから天然トラウトの谷が活発との知らせ。

 早速行ってみた。

     

 水かさはやや高めだが、釣りは十分できる。

 さて、その活発と聞いた水域にさしかかったが、魚影はそれほどでもない。

 すでに時機を失してしまったか?

 今シーズンはなんともチグハグなのだ。

 最初に釣ったのはマズマズのアマゴ。

     

 その後は沈黙だったが、忘れた頃、意外にも小イワナ。

     

 今の時季、ここではめずらしい。

 写真を撮り、さらに釣り上がる。

 ルアーを変えようとして「アッ!」

 しまった、なんたる不覚!

 先ほどルアーを変えたとき、ルアーケースを落としたよう。

 ポケットのファスナーを閉め忘れていたとは!

 ここから下流に向かってケース探し。

 こんなときはいつも執念で見つけ出してきたのだが。

 あいにく、高めの水かさで下流に流されてしまったようだ。

 ボーゼン!

 汗だくになって、再び上流へ。

 ルアーケースがなくなり、手元にひとつしかないミノー。

 早めに釣り糸を結びなおしながら、アマゴを釣る。

     

 ケース喪失に気分は落ち込み、うれしさも半ばという情けなさ。

 倒木でせきとめられたプール状のたまり。

 ここで2匹目のイワナ君。

     

 暑い!もうグッタリ。

 本日はこれにて納竿。

 本日 水温 21℃
    釣果 イワナ 2匹(15~20cm)
       アマゴ 5匹(13~21cm)
 
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源流部 イワナの顔を見ず

2022年08月29日 | トラウト
 今日は源流部にイワナを訪ねた。

 またまた水が増えており、予想外。

 さて、入渓。

     

 流れは早く、瀬の部分の多くはやはり真っ白。

 その隙間を探しながらの釣り。

 一度、二度とイワナらしきがかかったが、
みんな魚体が小さく、食いが浅いのか、外れてしまった。

 やっと瀬でかかったのはアマゴ。

     

 が、その後は苦しく、ルアーを追ってくるトラウトは少ない。

 泡だらけの瀬で何やらミノーを追ってくる影。

 一度ならず二度、三度・・・そしてようやくかかった。

 小さいがこれもアマゴ。

     

 ねらいのイワナはさっぱり。

 その後、黒っぽいのががっちりかかったようだったが、
バシャバシャ暴れ、岸際でポチャッ!

 思わず「アッ」と声が、残念。

 陽が傾き、ここで断念。

 帰りの林道、これまでヒグラシの大合唱だったが、
気が付けば鳴き声はツクツクボウシ一色に。

 今日もいまひとつ。

     

 本日 水温 19℃
    釣果 アマゴ 5匹(13~17cm)
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安曇川水系でも完敗

2022年08月27日 | トラウト
 4回目のワクチン接種を終えた。

 ぼくは若いときから神経痛が出る。

 これまでの接種後、発熱などの経験はないが、この神経痛には悩まされる。

 今回は右の脇腹に痛み、ただそれは痛み止めで感じなくなった。

 ところで11月からはオミクロン株に有効な接種が始まるとの報。

 すると今回打ったのは何だったのか?。

 まさか在庫一掃?

 さて、今日はしばらく行っていない安曇川水系へ。

     

 かなりの水量か?と思ったが結果は反対で、むしろ減水。

 今さら別の渓流へというわけにもいかず、ここで入渓。

 厳しいとは思ったが、それでもアマゴたちは姿を見せた。

 もっとも、今日はルアーに「ついてくる」というよくあるパターン。

 さっぱり食ってくれずに反転していくばかり。

 やっと「キタッ!」と思ったら・・・。

     

 この分ではこれ以上がんばってもアカンと脱渓を決める。

 最後に、流れ込みにミノーを投入してトゥイッチ。

 すると成魚らしき黒っぽいのが2匹、猛然と追尾。

 かかった、これはイワナか!

 と思ったが、赤筋の入った大きなカワムツ。

 「君かア」とがっかり、ここで納竿。

 本日 水温 20℃
    釣果 なし
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今日も大増水で

2022年08月23日 | トラウト
 そろそろ水位も下がってきたか?

 と思ったが、予想とはまったく違っていた。

     

 厳しい予感ながら、いざ入渓。

 とにかく歩くのが大変。

 いつもならさっさと釣り上がっていけるのに両岸に早い流れ。

 最初に釣れたのは小さなアマゴ。

     

 ルアーを追ってくるのはこのクラスばかり。

 それでも瀬でようやくいい手応え。

 やっと成魚の姿。

     

 この時期、大小を問わず堰堤下などの深みは反応なく、
そこに姿を見せるのはアブラハヤばかり。

 さて、渓流釣りができるのもあとひと月あまり。

 今年はこの先どう変わってくれるのだろう。

 増水の渓流を歩き回って疲労困憊。

 今日も早めの納竿。

 道ばたのあちこちに白百合。

     

 ゆく夏を送っているかのよう。

 本日 水温 21℃
    釣果 アマゴ 5匹(13~23cm)
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今年は最悪の年になりそう

2022年08月16日 | トラウト
 お盆休みの渋滞も終わったかなと出撃。

 しかし車の数は多く、甘かった。

 夕方の渋滞に巻き込まれないよう、
早めに引き上げなければと思いつつ入渓。

 入って驚いたのは増水。

     

 日々の天気予報で、日本海側の雨のことは知っていたが、ここまでとは。

 さて豊かな水量の釣り場ながら、今日も活性はいまひとつ。

 ようやく小さなアマゴが姿を見せてくれた。
 
          

 増水なので水温は下がっているか?と測ると23℃。

 これはきびしい。

 が、今さら場所を変えるわけにもいかない。

 それでもあきらめかけていたとき、いい手応え。

 待望の成魚。

     

 釣れたのはこんな瀬。

     

 それにしてもむし暑い。

 何度も両腕を水にひたしつつ前進。

 この高い水温がだめなのか?

 脱渓地点に達し、少し早いが今日はこれで納竿。

 今季は惨敗続き。

 最悪の年になりそうだ。

 本日 水温 23℃
    アマゴ 3匹(13~20cm)
 
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初めてクマに出会い

2022年08月09日 | トラウト
 今日はやはり増水。

     

 それならイワナをねらって奥山へ行こうと決めた。

 林道を上がるにつれ、渓流は白泡がひどくなってきた。

 入って間もなく釣れたのは小さなイワナ。

     

 そのあとはあまり続かない。

 何よりも成魚が姿を見せないのだ。

 それならずっと奥のあの深みを目指そうと、さらに奥へ。

 目的地の近く、ルアーを投げつつふと上の林道を見ると黒いかたまりが。

 何やら一心不乱に食べている。

 出たッ、あれはクマ!

 ただ体長は1メートルもなく、成獣には見えない。

 ということは近くに母グマ!!

 これはマズイとその場であわてて反転、いそいそ。

 しかしバタバタ逃げてはいけないと聞いている。

 ここはそろり、そろり。

 静かに斜面を上がり、林道へ。

 そこで振り向くと、あのクマ、まだ何かを食べている。

 腹に力を入れて「オアーッ!」と叫ぶ。

 クマは驚いたように林道を駆け出し、ヤブの中へ。

 あとはこちらもひたすら林道を下る。

 気分が落ち着いたところで釣り再開。

     

 しかしどうも集中できない。

 これまで釣友たちがクマに出くわした話はよく聞いた。

 なぜぼくだけが出会わなかったのか?と不思議だった。

 そんなことを考えていると小さなアマゴ。

     

 が、今日は日が悪いと納竿。

 秋も立ち、ツクツクボウシも鳴き始めた。

 早く季節が変わってほしいものだ。

 本日 水温 19℃
    アマゴ 1匹(15cm)
    イワナ 3匹(14~17cm)
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かみしめたい「疑わしき」の怖さ

2022年08月05日 | 日々
 今年1月に起こった奈良西警察署での銃弾5発紛失事件。

 今日、窃盗犯と疑われていた警察官が県を提訴したとの報道。

 行方不明とされていた5発の銃弾。

 その後わかったことは、結局、定期的な実弾交換の際、
誤って5発少なく配られていたということだった。

 疑われた警察官は、家宅捜索を受ける一方、取り調べでは「お前しかおらん」
「いろんな罪を掘り起こして何度でも逮捕する」と自白を求められていたという。

 この報道に接したとき、ある日突然上司たちから犯人と決めつけられ、責め続けられ、
おそらく周囲の同僚たちからも冷たい視線を浴びせられたであろう、
その警察官の絶望感はいかばかりだったかとぼくは胸が痛んだ。

     

 趣旨は少し違うが「疑わしきは罰せず」という原則がある。

 過去の司法の歴史のなかで、
多くの冤罪を生んできたことへの反省から生み出された貴重な知恵だ。

 くわしくはわからないが、
今回の事件も証拠がないまま疑いがその警察官に向けられていった可能性も想像できる。

だが、それは超えてはならない一線だったと考えるべきだろう。

 思い出すのはどこかの警察署で
押収した大金を金庫に入れておいたが、それがなくなったという事件だ。

 報道では、調査したが犯人は不明で、
その警察署の管理職たちが出し合って弁済することになったとか
(その後の報道はなく、どうなったかはわからない)。

 管理職たちも生身の人間、釈然とはしないだろうが、
冤罪を生み出さないという点では賢明な選択だったような気がする。

     

 考えてみれば、警察署内の事件だから大きく報道されるものの、
こうした事柄はぼくらの身の回りでも常に起こりうる。

 「疑わしき」の怖さを改めてかみしめたい。
  
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森の渓谷にて

2022年08月02日 | トラウト
 破竹の勢いだった釣友 皆見さんからのメール。

 「どこの源流部も釣れません」と。

 大暑の候、誰もかれも悩みは同じ。

 しばらくやめようか?と思いつつもやめられず、今日も渓流へ。

 とにかく渇水でないかぎり希望はある!と。

 今日はあまり陽のささない森の上流へ。

     

 水量はまだあり、渇水というわけではない。

 入ってほどなくアマゴ、でも小さい。

       

 次いで落ち込みの泡下でイワナ!と思ったらポチャ!

 残念。

 やや深みのある瀬。

 ここでミノーをトゥイッチすると水面にバシャッ!

 くわえこまなかったが、水上に成魚の姿が見え、にわかに緊張。

 もう一度・・・しかし沈黙。

 ミノーを威嚇しただけだったようだ。

 彼らは確実にいる、がなかなか姿を見せないのだ。

 なんのことはない、ぼくはその脇を虚しく釣り上がっているわけだ。

 盛夏はむずかしい。

 それでもその上流でやや重い手応え。

 久々に見るアマゴの成魚だ。

     

 とてもきれいな魚体。

 このあと、水面近く、ミノーに「シュバッ」と音をたてて食い外し。

 もう一度投げると今度はかかった。

 上がってきたのはイワナ君。

 イワナは一回だけで姿を消さないところがいい。

 カメラを準備しているとき、暴れて逃げてしまった。

 こんな白泡の下流だった。

     

 始まったヒグラシのさんざめきをしおに納竿。

     

 本日 水温 20℃
    釣果 イワナ 1匹(17cm)
       アマゴ 5匹(12~19cm)
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