去る早朝、十年余りにわたってグループ・ホームにいた義母が亡くなった。
なんの前ぶれもなかっただけに、ぼくも驚いた。
が、幸運にも、以前から「病気に苦しむことなく、ある朝起きたら亡くなっていた」、
そんな逝き方を望んでいた義母には願いがかなったことになった。
葬儀は義母の望んだとおり、家族だけで、僧侶、読経もなしという簡素な形。
これを承けて、通夜も告別式という形式もとらないものとした。
さすがに葬儀屋は「エッ!」と驚いていたが・・・。
夜になってようやく孫たちも全員が集まった。
死は突然ながら、義母も92歳という、いつ逝ってもおかしくなかった歳。
棺を置いた部屋の隣で、ぼくらはにぎやかに夕食をとった。
夜が明けて、遠方から義母の兄弟二人が駆けつけた。
みんなすでに高齢だ。
ほかにも兄弟縁者はいるが、もう来られる歳ではない。
(入所してい施設)
天真爛漫で、きれい好き、よく働く人だった。
記憶力がなくなり、昔のことさえ忘れ始めており、そのことから
会話がなかなかむずかしくなっていたのは残念だった。
墓はつくらず、すでに亡くなった義父と同じところに散骨される。
ぼく自身の葬祭もこうありたいと願っている。
義母さん、お世話になりました。
おおきに、安らかに。
なんの前ぶれもなかっただけに、ぼくも驚いた。
が、幸運にも、以前から「病気に苦しむことなく、ある朝起きたら亡くなっていた」、
そんな逝き方を望んでいた義母には願いがかなったことになった。
葬儀は義母の望んだとおり、家族だけで、僧侶、読経もなしという簡素な形。
これを承けて、通夜も告別式という形式もとらないものとした。
さすがに葬儀屋は「エッ!」と驚いていたが・・・。
夜になってようやく孫たちも全員が集まった。
死は突然ながら、義母も92歳という、いつ逝ってもおかしくなかった歳。
棺を置いた部屋の隣で、ぼくらはにぎやかに夕食をとった。
夜が明けて、遠方から義母の兄弟二人が駆けつけた。
みんなすでに高齢だ。
ほかにも兄弟縁者はいるが、もう来られる歳ではない。
(入所してい施設)
天真爛漫で、きれい好き、よく働く人だった。
記憶力がなくなり、昔のことさえ忘れ始めており、そのことから
会話がなかなかむずかしくなっていたのは残念だった。
墓はつくらず、すでに亡くなった義父と同じところに散骨される。
ぼく自身の葬祭もこうありたいと願っている。
義母さん、お世話になりました。
おおきに、安らかに。