稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

サビ始めた古座川のアマゴたち

2014年08月31日 | トラウト
 古座川奥に向かう。

 山里では早くも稲刈り。

         

 曇り空の下、若夫婦の農作業、子どもが遊んでいる。

 この夫婦はここに住む若手なのか。
 それとも親の田んぼの稲刈りを手伝いに来ているのか。

 爺さんばあさんばかりが目立つ山里、ついそんなことを考えてしまう。

 さて、釣り場に到着。

 杉木立の間から見る川。
 前回、思うように歩けなかった水位の高さがウソのよう。

        

 入渓してすぐにアマゴ。

 もうサビが出ている。

        

 ここから歩きながらポツポツ釣る。

 しかし、どうも小さい。

 もう限界、という上流に至り、引き返す。

 その途中、今まで入ったことのない支流を探訪。

 
        

 小さい支流と思っていたが、けっこう水量もあり奥行きも。
 水は透き通るようにきれい。

 ここもアマゴは小さいながら、朱点は結構派手。

        

 アマゴもサビ始め、いよいよ終盤の感。

 本日 水 温 18℃
     アマゴ 12匹(14~20cm)

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カマスでブリ 串本港

2014年08月29日 | 
 夕方、アジング仕掛けで串本港へ。

 何人かが並んで長竿を出している。

 やっぱりカマス。

        

 サビキ鈎でシャクリ釣り。

 見ていて面白いのは、釣れるときは3匹くらいがかかる。
 しかし、ほとんどは空振り。

 カマスは群れで動いているようだ。
 群れが戻るまでじっとガマンの釣り。

 そのうち、一人のおじさんの竿が大きく曲がった。

 まわりは大騒ぎ。

 なに?と思ったらブリ。

 他の釣り人が網を出して手助け。

        

 それにしても立派な魚体。
 腹まわりが丸々している。

「イヤア、初めにカマスが釣れたんや。
 上げてくるうちにグググッと重とうなってヨー。
 釣れたカマスに食いついたんやなあ。・・・」

 おじさん、耳が痛くなるような大声でしゃべりまくり。

 長さを測らせてもらうと81cm。

「みなさん、今日ここで釣ったテ言わんといてヨ。
 でないと、明日からここ、人だらけになるから。
 アッハッハッハ」と高笑い。

 しばらくして
 「もう帰らよ」とブリを持ってスタスタ。 

 ぼくも端の方でアジング開始。

 すぐにアジが釣れ、ここから連続3匹。

 これはスゴイ!

 と思ったらあとは沈黙。

 アジの群れに出くわしただけ?
 がっかり。
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『若者たち』 昭和と平成

2014年08月27日 | 日々
 『若者たち』2014 が放映されている。

 かつてぼくらが毎週みていた昭和の『若者たち』とどう違っているのだろう。

 そんな思いで興味深くみ始めた。

 初回、長男がプロレスのリングに上がったり、騒々しいしゃべり口や殴り合いの兄弟げんかなど

、現実にはありそうにない場面の連続に、いささか閉口。

 このあたりは視聴者の悪評もあってか、最近はやや影をひそめたかの感。

 が、回を重ねるごとにおもしろくなってきた。

        

 兄弟それぞれが秘めている物語、それがひとつひとつ展開される。
 このあたりは昭和のそれに共通しているように思われる。

 兄弟の間にある信頼や思いやり、これらも然り。

 ただ、昭和と平成の両者を比べてみると、ひとつ違ってみえるのは社会問題との関わりの有無。
 (これは多分にぼくの主観的な見方かもしれないが。)

 昭和の『若者たち」が放映されたのは60年代半ば。

 労働運動や反戦・平和運動が盛んで、体制批判が活発だった時代。

 昭和の『若者たち』に登場する兄弟たちの悩みや苦しみ。
 それを救う社会や制度とはどんなものか?という問いかけ。

        

 当時の『若者たち』はそのあたり、多分に示唆的であったような気がする。

 その限りでは、平成の『若者たち』はそんな教条から解き放たれて自由なのかもしれない。

 そんなことをあれこれ思うのは団塊の世代のいらざるこだわりかな。
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エサ釣り師に出会った日

2014年08月24日 | トラウト
 土曜日、笙の川にて、釣友 森さんと久々の再会。
 兵庫山中での釣り以来。

 森さんと話していると、そこへエサ釣り師が川から上がってきた。

「釣れましたか?」と尋ねると、釣果を見せてくれた。

 25cmくらいのを頭に7~8匹。

 この人、敦賀に単身赴任だという。
 休日はもちろん、仕事帰りにもチョイ釣りだとか。

 笙の川水系各方面の特徴についていろいろ教えてくれた。

 ぼくにはあまりいいとは思えない水域。

        
        ( この奥に大物の出るところがあるという )

 そこも減水期と増水期を分けて考えればいい釣りができるという。
「ホーッと感心することいろいろ。 

 教えてもらえるということ、実にありがたい。

 森さんとしばらく釣り談義のあと、それぞれの釣り場へ。

 ほどよく増水。

 最初のたまりでいきなり24cm。

        

 今日はツイてる!

 この後も間断なくよく釣れた。
 唯一のイワナを落としてしまったのが残念。

 
 ツクツクボウシがあちこちでなく。
 夏がいく。

        

 雨がポツポツ。
 それに雷鳴。

 急いで撤収。

 帰りは前後の車がかすむほどの豪雨となった。

 本日 水温 21℃
     アマゴ 15匹(16~24cm)
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もうこれ以上は

2014年08月22日 | 日々
 先週、京都の福知山市で水害。

 続いて広島ではさらに激しく。

 昨夏とは大違い。
 今年は豪雨の多い年になった。

 釣りたさから「雨乞い」などとうかつに言ってはいられない。

 ところで、広島で土石流の基となった「まさ土」。
 風化花崗岩の堆積したものとか。

 花崗岩はぼくら京都近辺でもいっぱいある。

        
         ( 比叡山麓の砂防ダム 花崗岩石と砂、土 )

 比叡山、琵琶湖西の比良山系など。

 いずれももろく、一帯の多くが砂防の指定地とかになっている。

        
         ( 比叡山麓の砂防ダム 花崗岩の砕けた白砂が堆積 )

 ぼくの行く釣り場所でいえば、笙の川水系や滋賀の谷も例外ではない。

 広島の当地は60年代からベッドタウンとして広がったらしい。

 急速な宅地化が山すそ、元湿地など本来住みづらいところに広がった。
 その意味では、自然災害と隣り合わせの地域はどこにでもあるはず。

 もうこれ以上起こってほしくないところだが・・・
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『空き家問題』から

2014年08月19日 | 日々
 以前、古座川筋でとった写真。

        

 石段に積もる落ち葉。

 その昔、どんな家族が暮らしていたのだろう・・・と。

 が、最近『空き家問題』(牧野知弘著 祥伝社)を読んで驚いた。

        

 日本の空き家は間もなく1000万戸に近づこうとしているという。

 その具体例。
 例えば地方に住む老夫婦が他界。
 その子息が残された家、土地を貸そうにも借り手がいない。
 また、売ろうにも買い手がいないといった状況だ。

 これだけなら、空き家問題は地方の問題であるかに見える。

 しかし著者が言うには、深刻なことは首都圏でも同じだ、と。

 例えば、企業戦士として働き、郊外に住宅を求めた。
 しかし、子どもが独立して老夫婦だけとなり、やがては独居老人に。

 駅前でのマンション売り出し。

 これなら買い物、通院に便利!と転居を決断。
 ところが、郊外の自宅に買い手がつかない。
 マンションを買う資金ができず、やむなく断念。

 この独居老人が亡くなれば、確実に空き家となるという状況だ。

 こうして首都圏でも空き家は増え続けているという。

       
          ( 京都市内の空き家のひとつ )


 著者はその背景に超高齢化、人口減少、少子化があるという。

 著者はその対策として様々な処方箋を書いている。

 いちいちもっともながら、その適否についてはぼくにはわからない。

 ただ、縮みゆく日本。
 いったい日本はどこへ向かっていくのだろうと考え込んでしまう。

 興味深い一冊。



 * 7月末、総務省の発表。
   空き家率 過去最高の13.5%。

 
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再び古座川

2014年08月17日 | トラウト
 昨日の夢をもう一度!と再び。

 が、今日訪れた谷は大出水。

        

 今日は川を歩けない。

 あきらめかけたが「せっかくここまで来たんやから・・・」と強行。

 川沿いの道を歩きながら、投げられそうなところを探しては岸へ降りる。

 白い泡の切れ目からときおりアマゴがルアーを追う。

 そうしてなんとか最初の1匹。

         

 だが、この方法、そう甘くはない。

 上流になればなるほど川はほぼ白一色。

 ここで納竿。

 それにしても、今年の南紀。
 昨年の異常渇水とは対照的。

 水かさがもう少し落ち着けばいい釣りができるだろう。

 本日 水温 19℃
     アマゴ 2匹(16~21cm)

  * 串本港の夜のアジング 2匹
    さっぱり釣れない。 
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古座川アマゴ 増水とともに

2014年08月16日 | トラウト
 串本は降ったりやんだり。

 雨で古座川へ行く気もなえていたが、意を決して出発。

 串本は曇りだったが、古座奥に入るにつれ、雨。

 さて、入渓したが、かなりの増水。

  

 上流には白くモヤがかかっている。

 1投目で早速1匹。

  

 2投目は追いだけ。

 が、増水によってか、かなり高活性のよう。

 ところが、いつもとちがって深みにはばまれ、釣り上がれない。

 ならば、下流へ下がっては?

 民家のあたりから再入渓。

 いつもなら、まずアマゴはいないところ。
 ゆるやかな流れが今日は急流になっている。

 そして、やはりアマゴはいた。

 とくに、増水でできた早瀬、ここが活発。

  

 ガンガン追ってくる(もっとも、なかなか釣らせてはくれないが)。
 他方、淵での反応はいまひとつ。

 増水で瀬に湧き出してきたかの感。

 雨のなか、久々に楽しめた。

  

 本日 水 温 18℃
     アマゴ 14匹(16~22cm )
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しげちゃんのこと

2014年08月15日 | 日々
 お盆。

 串本の町なかも国道も他府県ナンバーの車が目立つ。

 お墓は朝も夕方もたいそうなにぎわい。

       

 先日、しげちゃんの仏壇にお参りした。

 しげちゃん。
 小学生時代の親友。

 夏は海水浴、夏から秋にかけてのアジ釣りなど、よく遊んだ。

 串本港に係留されていた大型漁船で遊んでいて晩秋の海に転落した話。

 また、みんなが二手に分かれて石合戦をやった上浦の網干場。

       

 石が当たり、しげちゃんの前歯が欠けてしまった話。

 どれもこれもなつかしい。

 が、しげちゃんとの思い出はなんといっても釣り。
 ぼくも好きだったが、しげちゃんも大好き。

 6年生のころ、波止のアジではあきたらず、磯へ進出。

 あるとき、しげちゃんはクエの子(30cmくらい)を釣った。
 ぼくも釣ったが、しげちゃんは2匹も。
 くやしかった。

       
         (クエ仔を釣った磯)

 仏壇へのお参りをすませた後、細君としばし雑談。

 しげちゃん、白浜の大手ホテルの料理長だったらしい。
 同級生の間では「出世頭」と言われていたそうだ。

 十数年前、働き盛りでの予期せぬ病死。

 細君の話では、釣り好きは相変わらず。
 細君に内緒で釣り船までもっていたとか。

 中学時代以来、会ったことのなかったしげちゃん。

 もう一回、いっしょに釣りに行きたかったなあ。

 今生きていれば、昔話で大いに盛り上がったろうに。

 しげちゃん、改めてさよなら。

 安らかに。
 
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またも雨

2014年08月13日 | 
 朝から家の草引き。
 それに墓そうじ。

 しばらく留守にしていると雑草がワンサ。

 午後から古座川へ行こうと思ったが、また雨模様。

 やむなく、夕方の晴れ間を見て串本港へ。

 先ずはアジング、と思ったが、キャストしたあと急にリールが動かない。

 やむなく手巻きで回収。

 やっと回収、と思ったら何やらモゾモゾ。

       

 なんと、ミニガシラがついているではないか!

 間もなく空模様が怪しくなりポツリポツリ。

 これはアカン!
 
 と急いで撤収。

 が、すぐに本降り。

 びしょびしょになりながらバイクで退散。

 本日 ガシラ 1匹(13cm)

 
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