稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

賀茂川水系源流部のアマゴたち

2018年04月30日 | トラウト
 連休の混雑を避けて比較的近い賀茂川水系へ。

 源流部、水量はまだ十分ある。

     

 今年は昨年5月のような記録的少雨にならなければよいが・・・。

 さて、小さいのが早速ヒット。

     

 まだサビが落ちず、やけに黒っぽい。

 堰堤に阻まれたので、いったん林道に上がり、歩いて移動。

 おや、向こうから人が歩いてくる。
 こんな山奥、予期せず人に出会うと一瞬ギョッとしてしまう。

 あいさつを交わすと彼も渓流釣りらしく、今日は手ぶらで下見らしい。

 フライでやりたいがどうか?と尋ねてこられた。。

「いやあ・・・ここでは木の枝が・・・」

 実際、ここは木の枝が張出し、そのうえ倒木だらけなのだ。

      

 それはともかく、二人でトラウト談義を楽しく長々。

 再会を期してお別れした。

 その後はポツリ、ポツリながら、アマゴはみんな小さい。

 源流部ではこんなものか・・・と思っていると、泡の下でヒット。

 デカい!と思ったが21cm也。

     

 小さいアマゴに慣れてしまうと、これでも超大物に見えてくる。
 ただ、このアマゴ、体高があり、久々のズッシリ感。

 満足。
 今日はここまで。

     

 本日 水温 13℃
     アマゴ 9匹(12~21cm)
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安曇川水系の初アマゴ 2018

2018年04月27日 | トラウト
 20年ぶりの安曇川。

 さすがに本流は広い。

     

 それらしきところにルアーを投げ込んでいくが反応がない。

 この広いエリア、アマゴたちはいったいどこにいるのか。

 濁りが入っているのもマイナスか?

 が、ようやく1匹。

     

 小さいが体高のある、なかなかのアマゴ。

 本流はそこそこであきらめ、奥地へ。

     

 この一帯は「イワナ一色ですよ」と出会った釣り人に聞いた記憶がよみがえる(もっとも20年前の話だが)。

 オッ、早速そのイワナが現れたではないか。

     

 やっぱりイワナの里!
 と喜んだがそのあとはさっぱり。

 次いで現れたのはアマゴ。

     

 今日はルアーへの食いつきがいい。

 ルアーを追うだけで反転していくのがいない。

 問題はその数が少ないこと。

 まだ少し早いのか、それともこの程度の魚影なのか。 

 成魚放流をやめた漁協、その結果に注目していきたい。

 それにしても20年ぶり。
 本流も支流も渓相が変わってしまっていることに驚き。

 本日 水温 12℃
     イワナ 1匹(16cm)
     アマゴ 4匹(13~17cm) 
コメント (6)
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若狭のアジング 4月

2018年04月24日 | 
 久々に若狭を探訪。

 18時30分に到着したが、まだ空は明るい。

 日が暮れるまで・・・と海辺を散歩。

 するとバシャバシャ。

 足元で盛んにライズ。

 アジのように見えるが・・・。

 その海面にワームを投げ込み、表層を引く。

 反応がない、何か別のエサを食べているようだ。

 やむなく海面下1メートルくらいまで沈める。

 キタッ!

     

 やっぱりアジ君。
 19cmもある、これなら立派なモノ。

 2投目にも!
 が、これはバラし。

 けれどもあたりはこれで終わり。

 19時にはライズもおさまり、海面は静穏。
 あとはアジの群れが悠々と泳ぎ回るだけ。

 次のポイント。

     

 ここは一回り小さいのが盛んにライズ。

 が、アジ君たち、活発にワームを追うが食いつきはしない。

 アシスト・フックに引っかかったのが2匹。

 やがて20時にはライズも終了。

 最後に「オッ!」と思ったが、ワームをくわえ込んだのは10cmのイカ君。

     

 昨年もそうだったが、この時季のアジングは厳しい。

 釣果 アジ 3匹(14~19cm)

 
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4月のイワナ

2018年04月20日 | トラウト
 笙の川水系、今日は水温がいつも高めの支流へ。

 ここは夏になると、笙の川水系では珍しくカワムツがよく釣れるところ。

     

 増水で少し濁りが入っている。

 新緑がとてもきれい。

 いい予感!
 と思ったが今日は何の反応もない。

 結局、予定していた終点にあっさり到達。
 魚影はまったく確認できずという結果にボ-ゼン。

 やむなくダメ元でイワナの谷をのぞくことに。

 期待はしていなかったが、意外にもすぐにイワナ君。

     

 これは予想外。
 例年なら4月といえば静まり返っているのだが・・・。

 この支流、平坦で浅いのが難点。

 おそらくイワナたち、小さな段差やエグレ部などを奪い合って棲息しているのだろう。

     

 大きくなれないのが惜しまれる。

 ともかく今日はルアーへの追いが活発。

 とても4月とは思えない。

 バラシも多かったが、久々にイワナの谷を満喫。

     

 なお、今日は今季初のヘビに遭遇。
 いよいよ初夏も近そうだ。

 本日 水温 13~15℃
     イワナ 5匹(17~19cm)   
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無力なる民の一人として

2018年04月18日 | 日々
 「ついに」と言うか「ようやく」と言うか
 財務省 福田事務次官が辞任の弁。

 誰がみても見え見えながら、聞くに耐えない辞任の弁だ。

 こんな破廉恥な輩がエリートとして君臨していることが情けない。

     

 が、この急転は何によって?

 ぼくには推測の域を出ないが、やはり内閣そして党内部からの批判では?

 野田聖子総務相の「違和感」発言。
 それに加えて橋本聖子会長の批判などだ。

 よくぞ言ってくれたと思う。

 けれども国民の批判、ここではあくまでも間接的にしか見えない。

 ぼくら日本国民はそれほどまでに寛容だということなのか?

 無力感におそわれそうな日。
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なかなか湧き出さないアマゴたち

2018年04月16日 | トラウト
 笙の川で釣友 カバちゃんに再会。

 9月以来だが、お互い早口でしゃべり合ってからそれぞれの釣り場へ。

 さて、入渓後しばらくして最初の1匹。

     

 盛期なら絶対出ない深みだが、今日は2匹がルアーに追尾。

 やっぱりこの時季はこんな場所かな。

      

 が、その後はバラシが続き、いまひとつ。

 1匹加えただけでこの場を断念。

     

 本流筋の下流、二か所に転じたものの気配なし。

 増水すれば下流でもいいのが出るはずながら・・・まだ早いか?

 そのうち湧き出すだろう。
 今日はここまで。

 帰路、やっと咲いた峠のヤマザクラを確認(逆光で暗いですが)。

     

 今年はなかなか咲かず、この老木、命脈尽きたか?
 と思っていたところだ。

 このヤマザクラ、二、三年前、ツルが幾本も巻きついていたのをぼくが切ったものだ。

 ツルは朽ち果てつつもまだ巻き付いている。

     

 そのうちツルも落ちるだろう。

 生きながらえてくれよ、ヤマザクラ君。

 源流部を目指したカバちゃんはどうだったろうなどと思いつつの家路。

 本日 水温 12℃
     アマゴ 2匹(16~18cm) 

 
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早世惜しまれる作家 樋口一葉

2018年04月14日 | 日々
 NHKで「偉人たちの健康診断」という番組がある。
 先日、樋口一葉をとりあげていたのでみてみた。

 一葉が頭痛に悩まされていたことは聞いていたが、かなりひどいものだったらしい。

 日記によれば、起きていることができないほどの痛みが頻発していたとか。

 加えて肩こりもひどかったらしい。

 テレビに登場した医師たちの話では、頭痛は片頭痛。
 また肩こりについては近視で文机にかがみこんで執筆するという生活、
さらに日本髪に対応した箱枕などが影響したとの推定だ。

     
      ( 「偉人たちの健康診断」から )

 一葉は明治29年、24歳という若さで亡くなった。

 死因は肺結核だったようだ。

 医師の話では、痛みというストレスは免疫力を低下させることから、
一葉の結核もそれによる可能性が高いという。

 一葉の作品、例えば「にごりえ」。

 場末の娼館「菊の井」の売れっ子 お力(おりき)。
 そこに通ってくるものの、もうお力からは疎まれている妻子持ちの源七。
 最後には源七がお力を殺して自分も死ぬ。

 この短い物語には、お力の貧しい生い立ちや喧嘩の絶えない源七の家庭事情などが挿入されている。

 終章の余韻もすばらしい。

 物語を構成する八つの章。
 おそらく一葉は入念に構想をねったうえでまとめ上げたのだろう。

     
       ( 同上 )

 ところで、一葉自身も貧しく、生活のため遊郭の近くで雑貨屋を営んでいたという。

 にごりえの題材はおそらくこうした環境の中からくみ取られたものだろう。
 有名な「たけくらべ」もまたそうだ。

 一葉は幼少期より読書好きだったとはいえ、明治初期から中期のこと。
 
 高度で内容豊かな読書体験もむずかしかったはずのこの時代。

 生活の中から得た題材をもとに、ひとつのまとまった作品にねりあげていく、
この一葉の構想力や創造力には感心する。
 
 生き延びてもっとたくさんの作品を残してほしかった。
 
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笙の川 改めて台風の爪あと

2018年04月10日 | トラウト
 笙の川本流筋の上流へ。

 今日は先日と違い、かなり濁りが入っている。
 上流部でたまった土砂を排出するため、ユンボで作業中なのだ。

     

 釣り歩いて思うのは渓相がすっかり変わっていること。

 そういえば、昨年の台風のあと、あちこちで長らく茶濁していた。

 そのためぼくはこの一帯には入らなかったのだ。

 今日はアマゴたちもあまりルアーを追わない。

 やっと釣れたのも小さい。

     

 上流に行くと流れ込み。

     

 いつもなら岩伝いにここを越えて行くのだが、その岩が流されてしまっている。
 やむなく道路に上がり、迂回して上流へ。

 疲れ果てた釣行となった。

 魚影が薄いのはこの季節の平均的なところかな。

     

 本日 水温 12℃
     アマゴ・ヤマメ 3匹(14~18cm)
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悪しきしきたりは滅ぶがよい

2018年04月09日 | 日々
 去る3月4日、舞鶴市長が倒れた際、応急手当のため土俵に駆け上がった女性たちに
相撲協会側が再三降りるよう求めた事件。
 
 この事件には、「もっと臨機応変にできなかったのか?」など、
アナウンスした行司の判断が悪かったかのような批評もある。

     

 けれども、ぼくにはこの事件の根源は、
神聖なる土俵、そして女性=不浄という相撲世界の古い感覚にあると思えてならない。

 古来から女性にはいろいろな制約があった。
 それでも、近年それらはひとつひとつ解除されてきた。
 富士登山然り、高野山然り・・・。

 それでも残っているものはまだまだある。

 この相撲界のしきたりもさることながら、来たる皇位継承の神器引き継ぎ式、
ここには皇族であっても女性は参加できないそうだ。
 これも「しきたり」で。

 思いだすのは昨年9月、
サウジアラビアで女性の自動車運転がようやく許可されたというニュース。

 これを耳にしたとき、ぼくは「そんな国があったのか!」と驚いた。

 サウジは男女差別がもっとも厳しい国であるらしい。

 笑い話のようにも聞こえるけれど、考えてみれば相撲協会のしきたりも根は同じはず。

 迷信に根差したかのような悪しきしきたり。

 こんなものは滅ぶがよい。

 もっとも、こうした一連の解除の動き。
 これらは決して自然に与えられるものではなさそうだ。

 みんなの声の高まりがなければ決して実現はしないだろう。

 その点で6日、中川智子 宝塚市長の土俵下でのあいさつ
「女性という理由で(土俵に上がってあいさつ)できないのは悔しい」。

     

 さらに
「・・・伝統を守りながら、変革する勇気も大事ではないでしょうか」
の訴えに会場から起こった大きな拍手。

 ぼくも心から共感の拍手を送りたい。

 
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うれしい! 戻ってきたカメラ

2018年04月06日 | 日々
 3月末、今年も花見に行った。
 ところが、帰宅してからカメラがないことに気付いた。

 うっかり、どこかで忘れたようだ。

 翌日、交番に行ったが「届いていません」とのこと。
 とりあえず届けを出しておいた。

 花見の帰りに本を買った書店のレジでも尋ねたが「ありません」。

 高級品ではないが、まだ十分使える防水タイプ。

「あきらめて買うか」と思ったが、手を尽くして納得のうえで・・・と最後に京阪電鉄に問い合わせ。

 するとそれらしきものが届いているとのこと。

 大阪 京橋駅の「京阪電車お忘れ物センター」へ。

     

 間違いない。

 京阪電車内で乗客の方が拾い、車掌に届けてくれたそうだ。
 うれしい!

 センターで
「警察にも届け出たんですが、京阪と警察との連携はされるんですか?」
と尋ねると
「数日たてば、京阪電車の忘れ物は大阪東警察署に引き渡すことになっています。
警察署がそこからどうされるかはわかりません」とのこと。

 警察は改めて照合してくれるのかな?

 まあ、とにかく戻ってよかった。
 感謝の気持ちでいっぱいだ。
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