稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

古座川 魚止めの滝を超えて

2012年04月30日 | トラウト
 古座川。
 今日も前から気になっていたところへ。

 魚止めの滝
 本流からその支流に入る。
 放流もなさそうな天然アマゴの予感の場所。
 が、入って間もなく、大岩の重なった滝。

 これでは魚は上がれない。

 ところが、釣り上がって行くと、カワムツは釣れる。
 ならば、アマゴもいるはずではないか・・・とさらに進む。


 組合員との出会い
 相当奥に進んだところで、軽のワンボックスに乗った人、「釣れましたかア?」と。
「いやあ、カワムツばかりで・・・」
「そうでしょう。ぼくは漁協の組合員ですけど、去年の大水でアマゴはいなくなったと思いますよ」とのこと。

  (崩れた護岸のひとつ)

 組合員の話
 その人の話ではこうだ。
 この支流は魚止めの滝があることにより、元々魚のいないところ。しかし、ずいぶん以前に漁協がアマゴを放流、それが自己繁殖して最近までいた。が、昨年の出水で、ほぼその姿を消した。

 では、カワムツはなぜいるのか?
 古老の話では、昔々、土地の人がここにカワムツを移植したという。その理由はわからないそうだ。

 なんとか1匹!とさらに進んだが、やはりアマゴには会えず。
 なぜカワムツだけが生き延びているのだろう?
 よくわからない。

 それは別として、何か所かにある堰堤。
 すべて一部が壊されていた。
 魚が往来できるようにか。そうならとてもうれしい配慮だ。


 本日 水温16℃
    釣果 カワムツいっぱい
 
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古座川の渓谷にて

2012年04月28日 | トラウト
 朝から古座川へ。
 
 前から気になっていた渓谷に初めて入る。


 ここは大岩が多く、深い淵、瀬などが連続するところ。


 大物がひそんでいるのでは・・・という期待も。 
 が、実際入ってみるとカワムツばかり。
 
 気持ちがなえてしまいそう。

 けれども、「これは釣りではない。古座川のトラウト調査なんや。釣れても釣れなくてもエエ。」と割り切る。
 そうなると気が楽に。

 4時間近く渓谷を歩き、アマゴらしき追いは3度ほどのみ。
 しかし、支流との合流点でやっと1匹。



 この渓谷、見た感じとは大違い。
 アマゴは少なそう。



 古座川はムラの多い川、という感じがしないでもない。
  
 本日 アマゴ1匹(17cm)
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古座川にサツキマスを求めて

2012年04月27日 | トラウト
 古座川のサツキマス。
 これまで何度か試みたものの実績なし。

 今年はどうかと出かける。
 
 古座川も昨日の雨で増水。


 流れ込みや瀬などを転々と移動。
 川の眺めはとてもいいのだが。


 次第に、『この広い流れ、どこにおるんや』から『ホンマにおるんかいな』という気持ちに。
 疲労こんぱいでぐったり。
 目の前に古座川町の公衆トイレ。


 建物に「幼児落ち込み注意」の注意書き。

 『どんなトイレや』と思わず笑ってしまった。

 で、結局、今日も涙さしぐみ・・・・


 帰りに串本港をのぞく。
 昨夜の赤潮はもう消えていた。
 桟橋でアジのさびき釣りのおじさんんと話す。

 「あかんヨ。まだ2匹や」
 しかし、このおじさん、おとといの昼、65cmのヒラメを釣ったという。しかも、今日のようにアジのさびき仕掛けで! 
 いやあうらやましい。
 話すおじさんも上機嫌。

 本日 釣果なし
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串本港 アジング

2012年04月26日 | 
 連休よりひとあし早く串本へ。
 
 降り続いた雨も夜には上がった。
 で、アジングへ。



 今夜は満潮。ライズしている。
 久々に血が騒ぐ。
 表層で2匹が連続。



 が、続いて上がってきたのはクサフグ。
 さらに続いて、頭デッカチの知らない魚。

 『なんやコレは?』
 で、アジは沈黙。
 『(やっぱりこのパターンか)』

 次のポイントへ。

 ここはライズなし。中層でヒット。


 が、続かない。
 所沢ナンバーの車で来たおじさん。
 「釣れますか?」と近寄ってきた。
 おじさんによると、ここで4匹釣ったけど、後が続かない。活性は低いです、とのこと。

 このおじさんに教えを乞う。
 基本は、ただ巻き、リフト・アンド・フォールの二つだという。
 ワームは、ストレートとシッポの細い二通りを基本。後者はフォールで不規則な動き、それにアジが反応するのだと。
 教示に感謝し、別れる。

 次のポイント、港内中心部へ。
 しかし、すごい赤潮。

 あきらめて納竿。

 本日 アジ 5匹(平均18cm)
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京都 新緑の季節

2012年04月24日 | 日々
 春
タンポポの咲き乱れる季節になった。

 誰が植えたわけでもない。が、いつもこの時季、顔を出す。
 この鮮やかさ、ひとときだけであるからか、サクラに劣らずいとおしい。

 一方、比叡山もすそ野がにぎわってきた。

 山頂はまだ冬の色ながら、山ザクラがグングン上に向かっている。

 すそ野のモミジはいち早く、明るい緑に染まっている。


 モミジの森は、緑のフィルターがかかったようにさえわたる。


 その足元、モミジの子たちがにぎやかだ。


 尾根に沿って、山の中腹を目指す。
 木々の名前は知らないが、モミジに遅れて青い芽を出し始めている。


 渓流もさることながら、これからの山々、日々その装いを変えていく。
 これまで毎年そう感じつつ、やはりこの季節の息吹、なにものにも替えがたい。
 
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賀茂川水系 元気なアマゴ

2012年04月23日 | トラウト
 ずいぶん陽が長くなった。
 というわけで、夕方からちょっと賀茂川水系上流へ。

 最初のあたり。
 これは浅い瀬で。
 しかし、銀色の魚体がきらめいたのも束の間。ばらし。

 次はサッと走っては反転していく灰色の影。

 ちっとも手にできない。が、追いは活発。
 瀬でも。
 そして最初の1匹。 

 釣れたのはきれいなアマゴ(16cm)。

 こんなゆるやかな流れで。


 次いでまたまた1匹。



 これはいい型、21cm。上流としてはデカい。

 最後に釣ったのは今期最小。
 サイズを測ろうとしたら、タモ網の目に頭をつっこんでいる。
 で、サイズを測り終え、メジャーをポケットに入れたら、もう網の目からすり抜け。
 『しもた、買うたネットがちょっとデカかった』 

 そんなこんなで、賀茂川水系上流、4月としては上々。
 今年は例年よりかなり早いという印象。
 5月になれば、瀬でもっと活発に出るだろう。

 本日 水温13℃
    アマゴ 6匹(12~21cm)
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美山のアマゴ 出たけれど

2012年04月21日 | トラウト
 今日も美山(由良川)水系へ。

 今日は佐々里峠を越えて行く。
 この峠は新緑のきれいなところ。
 しかし、峠には残雪、サクラのつぼみもまだ固い。新緑どころではない。



 本流の上流へ。
 アマゴの出そうな流れ。

  反応なし。

 その下流の護岸沿い(写真手前)。


 上流からミノーでしつこく。反応なし。
 スピナーに切り替えたとたん、ヒット。


 その下流、水の開いた淵で1匹。


 その後、下流へ移動。

 よさそうな瀬、なんとかここで、とねばる。

 水温は低いまま。やはり瀬は無理か?虫はよく飛び始めているのだが。

 あきらめかけていたとき、ロッドに手ごたえ。
 上がってきたのは

 15cmの小さなアマゴ君。

 美山、瀬はまだむずかしそう。
 反応は、だいたい、やや深い、流れの比較的ゆるやかなところ。もう少し活性が高まってほしいところ。

 本日 水温11℃。
    アマゴ 4匹(15~20cm)
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古座川余話 ノボリ(サツキマス)

2012年04月17日 | トラウト
 先日、古座川に年券を買いに行ったときのこと。

 十数年前、アマゴの年券を買った雑貨屋。
 あのときの年輩の店主はまだ元気でいるだろうかと思いながら。
 しかし、店は閉まっていた。



 近所で聞くと「もうあの人も歳で・・・」と。
 どうやら引退されたようだ。

 あのとき、確か5月の連休だった。人の良さそうなこのおじさんにノボリのことを尋ねると、いろいろ教えてくれた。

 ノボリの遡上 
「ノボリ?、そらまだ早いで。
 ノボリは鮎といっしょに川をさかのぼって来るんや。このあたりに来るのは6月、いや7月ぐらいかな。」


  (古座川 ノボリの道)
 ノボリが鮎を食う
「ノボリが鮎を食うのは速いヨ。鮎にねらいをつけたら、サーッと飛ぶように泳いでくわえこむ。目にもとまらんヨ。」

 ノボリを突く
「若い頃、ワシも水にもぐって、ノボリを突きに行ったもんや。ノボリはねえ、深場の穴ぐらみたいなとこにおるんや。突いても簡単には刺さらなんだ。身が堅いんや。
 ノボリもねえ、大きゅうなるとコケがはえてくるんや。」

 『(コケ?ブナ毛のことかな?)』


  (古座川奥)
 結局、ぼくはノボリの姿を今日まで見ることはかなわず。
 でも、一度は「コケがはえている」という堂々たるその姿を見てみたいもの。

 おじさん、おだやかな余生を!
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再び古座川のアマゴを求めて

2012年04月16日 | トラウト
 昨日の BOSE の衝撃。
 
 今日は古座川水系の別の場所へ。

 道中、昨年の出水による護岸のくずれたのを目にする。コンクリートや石垣がくずれ、土がむき出しに。
 雨が降れば濁りやすく、おさまりにくいのがよくわかる。

 川へ。
 最初の1匹は意外に簡単にヒット。
 
 魚体のきれいな16cm。

 釣れたのは大岩脇の流れ出し。


 久々の古座川アマゴ、うれしい!
 何よりも二日連続 BOSE の恐怖からの解放。

 2匹目は20cm。


 意外にも瀬から飛び出してきた。


 このあとポツポツと比較的浅いところでヒット。
 雷に続き、降り出したので納竿。

 これからが楽しみ。

 本日 水温 14℃
    アマゴ 6匹(16~21cm)
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久々の古座川なるも

2012年04月15日 | トラウト
 十数年ぶりに古座川へ。

 新緑とヤマザクラの道。
 淡い緑の透明な川の流れ。
 なつかしい。



 年券を買い求め、川へ。
 水温は14℃、京都美山より高い。

 谷でよく釣るぼくには、広い川で釣るのは久しぶり。


 
 が、釣れない。
 「オッ」とミノーにヒットしたのはカワムツ。

 歩き回った末、結局、断念。
 前には釣れたんだが・・・今日見ると、岩や岩盤があまり見当たらない。やたらに砂利が目立つ。昨年の出水で埋まったのか。

 万事休す。

 ダメ元で上流の谷へ。
 ここもかつて一度入渓し、アマゴを釣ったことがある。



 きれいな谷川。
 しかし、釣れるのは



 いやあ疲れた。
 釣れないときの川歩きほどエラいものはない。
 
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