稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

むずかしい場所選び

2019年08月26日 | トラウト
 先日の釣果に気をよくし、今日はその続き。

 脱渓したところから開始。

 始めてほどなくいい引きしぼり。

   

 きれいないいヤマメだ。

 ところがこの後はあまり続かず、小さいのがポツリ、ポツリ。

   

 ちょっと落ち込み気分になりかけたが、今日もイワナ君。

   

 が、釣れたのはここまで。

 どうも魚影がうすいのだ。

 まだ時間があったので、思い切って下がることにした。

 春先から釣れないときにはココと決めていたところ。

   

 しかし、ここも「シーン」としている。

 トラウトたちは消えてしまったか、それともダンマリか?

 ダラダラとルアーを投げていると再びしぼりこみ。

 今日2匹目のイワナ君。

   

 ずっしりしている。

 一点豪華という感じの今日の釣り。

 この時季、場所選びがむずかしい。

 本日 水温 20~21℃
     イワナ 2匹(19~25cm)  
     ヤマメ 7匹(13~24cm)
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抗いのジャンプをかわしきり

2019年08月24日 | トラウト
 急に涼しくなった。

 渓流もいよいよ秋モードか。
 橙色のトンボが目立って多くなった。

 今日は秋雨前線で水位が回復した笙の川水系へ。

 久しぶりに滔々たる流れ。

 濁りが少し入っている。

   

 瀬の少し深くなったところから早速。

   

 稚魚ばかり目にしてきた最近、20cmを切っていても大きく見える。

 次いでプルプルという手ごたえに、上げてみると小さなイワナ。

   

 今季はもう会えないのではないか悲観していただけにうれしい。

 やはり増水はワクワクする。

 どこかに隠れていたのが戻ってきたかの感。

 さて、狭くなった流れ込みにさしかかった。

   

 『これはいるかもしれん!』
 と慎重にルアーを投げては巻く。

 手前から初めてだんだん遠くへ。

 何投目だったか、重い手ごたえ。

 釣り糸をゆるめないよう手早く巻く。

 いきなり高いジャンプ、身をくねらせた魚体が目に!

「アッ、ハリを外されたか!」
 と思いつつ、竿先を下げ、さらに巻くと再び重み。

 そうして網に。

 「ホッ」

   

 久しぶりに見る26cm。

 量感十分だ。

 が、暑さにだんだんこちらが参ってきた。

 顔を洗い、首筋を冷やしつつ、脱渓ポイントへ力なく・・・。

 けれども、最終盤で再び重いのが。

   

 これはうれしい、元気なイワナ。

 数は少なかったが、いい日になった。

 川はまだ終わらない。

 本日 水温 19℃
     イワナ 3匹(13~25cm)
     ヤマメ 4匹(16~26cm)
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増水の谷もまたきびしく

2019年08月21日 | トラウト
 ふだんは水の少ない支流(賀茂川水系)。

 まとまった雨が降るとアマゴが顔を出す。

 今日はどうか?
 できれば奥でイワナはいないか?

 そう思って谷に分け入った。

   

 林道はムッとしており、カスミがかかっている。

 アマゴはなかなか姿を見せない。

 時々数匹の小さな黒い影がルアーを追う。

 アブラハヤのようだ。

 やっと小さなプール状のところで1匹。

   

 やや黒ずんで見えるがサビ始め?

 さらに奥へ奥へ。

 が、かなり歩いたところで倒木が渓流と林道をふさいでいる。

   

 陽もくれてきた。

 ここらで納竿。

 あたりはツクツクボウシとヒグラシにつつまれ・・・。

 本日 水温 20℃
     アマゴ 2匹(11~14cm) 
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夏アマゴは今日もきびしく

2019年08月18日 | トラウト
 台風10号が去り、今日は賀茂川水系の支流へ。

 何年かぶりのこの支流、道から見おろすと倒木だらけ。

 昨年9月の台風によるものだ。

   

 「渓相もずいぶん変わっただろうな」と思いながら入渓。

   

 水は少し濁り、水位もかなり高い。

 ここから釣り開始。

 案じていたとおり、アマゴはちっとも出てこない。

 かなり奥に上がったところで急に強いケモノ臭。

 何かいるんだろうかと見回したが何も見えない。

 とにかく危ないと思い、「ワオーッ」と何度も遠吠え。

 上流に至ったところでケモノ臭は消え、一安心。

 ここでやっと1匹。

   

 ルアーにかかったのかどうかわからないような稚魚。

 その後も同じような状況。

 今回、成魚の追う姿は一度も見ず。

 ここで早々に納竿。

 夏アマゴは厳しい!

 本日 水温 20℃
     アマゴ 稚魚 4匹
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尊い犠牲のうえに築かれた平和?

2019年08月16日 | 日々
 昨 8月15日、今年も戦没者追悼式が行われた。

 新天皇が「深い反省」を引き継いだことにはひとまず安堵の思いだ。

 ただ「心からの追悼の意」の対象は
「戦陣に散り戦禍に倒れた人々」に限られている。

 この内向きの視点には満たされない思いだ。

 一方、安倍総理の
「今、私たちが享受している平和と繁栄は、
戦没者の皆さまの尊い犠牲のうえに築かれて」いるという言葉。

 この言い回しは、特攻隊や原爆を含む空襲等々の戦没者を悼むときによく使われるものだ。

 聞いていると思わず「ウンウン」とうなづきそうになってしまう。

    

 けれども、本当にそうなのだろうか?

 もっと戦争の終結を早く決断していれば、
もっと少ない犠牲で平和な時代に移行できたのでは?

 いや、そもそも戦争を始めさえしなければ、
内外に多くの犠牲者を出すこともなかったのでは?

 そんな素朴な疑問が湧いてくる。

 歴史に「たら、れば」は無意味と言われる。

 が、こんな「尊い犠牲のうえに・・・」などと語る言葉は
それ以上にぼくには無意味に響いてならない。
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「ブリーム・ゲーム」なるもの

2019年08月11日 | 
 BSの「釣り百景」で浜名湖のチヌ釣り。

「ブリーム」とは初めて耳にする言葉だが、クロダイ、キビレの総称らしい。

 これをポッパーなどのトップで釣るというからおもしろい。

 番組では、釣り人 黒田健史さんが手ほどき。

     
       ( BS「釣り百景」から 黒田さんの釣果 )

 ポッパーの水面での連続した細かい動きにチヌが炸裂、とてもワクワクする。

 ぼくも郷里 串本でアジングをしていたとき、
40センチほどのチヌを釣ったことがあった。

 4ポンドでは上がらず、長いやりとりの末、
通りがかりのおばさんのゴミバケツを借りてすくいとったものだった。

 ただ、トップでのチヌ釣り。

 浜名湖のような浅場の多いところが向いているようだ。
 黒田さんが言うには水温の高い季節がよく、9月いっぱいまでとのことらしい。
 
 それにしても、海のルアー釣り。

 時とともに対象も方法もジワジワ広がっていくのが興味深い。
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盛夏の石田川水系

2019年08月07日 | トラウト
 まだあまりよく知らない石田川水系。

 盛夏はどうなんだろう?と興味津々。

 入渓。

 涼しげな流れ。

   

 手をひたすと冷たくて気持ちがいい。

『これなら20℃くらいか・・・』
 と思って水温計で測ると22℃もある。

 人の感覚はエエ加減なものと改めて納得。

 さて、ここから釣り開始。

 けれどもルアーを追う姿がない。

 小さいけどやっと1匹目!と思ったら目の前でポチャッ。

 ようやく手にできたのはそれからずっとあと。

   

 これも小さいけど今日の貴重な1匹。

 釣れたのはこんな浅い瀬。

   

 成魚はどこかへ消えたか隠れたか?

 気配すらなし。

 昼過ぎ、あまりの暑さに日陰で座り込み。

 ここでもう一度水温を測ると24℃。
 
 これではアマゴたちもつらかろう。

 当方もフラついてきたので今日はここで早めの納竿。

 ふと気がつくと、今年初めてのツクツクボウシ。

 明日は立秋。
 
 ゆく夏にうれしくもあり、さびしくもあり。

 本日 水温 22~24℃
     アマゴ 1匹(14cm)
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「表現の不自由展・その後」中止事件によせて

2019年08月06日 | 日々
 大村県知事と河村名古屋市長の対立が取りざたされている。

 ぼくは古くからアメリカで伝わる表現の自由に関する話を思い出す。

 誰がどう言ったかは手元に資料がないので記憶ながら
「君の意見にぼくは反対だ。
 けれども、君がそれを主張する権利について、ぼくは命がけでそれを守る」と。

 ぼくは若いころ、この話にとても感動したことを思いだす。

 公権力が首をタテにふらなければ展示できない
 としたら、この世はなんと窮屈なのだろう!

   

 一方、
「撤去しなければガソリン携行缶をもってお邪魔する」というファクス。
 おそらく匿名なのだろう。

 こんな陰湿で卑怯な方法がまかり通るとは・・・。

 上から、横から(闇からというべきか)・・・と圧力は迫ってくる。

 ところで、韓国では反日気運がさらに盛り上がってきているという。

 市民の間でも自制を求める声はあるというが、
口に出しにくいのが現状という報道もある。

 両国それぞれの誰にも止められぬ奔流。

 暗澹たる気分だ。、
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市井レベルでは冷静でありたい

2019年08月04日 | 日々
 日韓関係は戦後以来もっとも危機的と言われている。

 問題の根は深く、経過は長い。

   

 政府間で議論するのはよいとして、他方で「落としどころ」も模索しなければ、
これは悪い意味で予想外の展開になるやもしれない。

 もっとも胸が痛むのは、
政府間での対立が両国民の相互不信や憎悪の念を増幅させてしまうことだ。

 問題解決が簡単でないことは承知しつつも、
市井のレベルではお互い冷静でありたいと思うのだが・・・。
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今季初めて出会ったヒロじい

2019年08月01日 | トラウト
 さて、今日も酷暑の笙の川へ。

 水位は落ち着いているかと思ったが、どうしてどうして。

 賀茂川水系などよりずっと高い。

   

 ところが、ルアーを追うのは小さなヤマメだけ。

 ルアーを投げていると、上の方から「どうです?」の声。

 振り仰ぐとヒロじいの笑顔。

 今季は今日が初めての出会い。

 高齢なので、ひょっとして動けなくなったか?
 などと案じていたところだ。

 護岸でしばらく最近の釣り談義。

「今年は釣れんヨ、漁協は放流せんと入漁料だけとってる」
 とぼくに不満をブチまけ。

 とにかく元気でなにより。

「これから奥へ行きます」と源流部の方へ消えていった。

 さて、ぼくの方は下流に転じ、釣りを再開。

 しかしかかるのはやはり小さいのばかり。

      

 成魚は追う影すらなし。

 増水でポイントが分散してしまったからなのか? 

 真夏の釣りはむずかしい。

 ヒロじいはどうだったろう。

 とにかく、じいは携帯もパソコンも使わないので、
次に出会うまで話を聞けないのがもどかしい。

   

 本日 水温 19℃
     ヤマメ 12匹(12~16cm)
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