稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

第9回 京都フォルクローレ音楽祭にて

2011年09月12日 | 日々
 9月11日、京都醍醐で音楽祭。

 最近ではあまり耳にしなくなったが、70年代の中期から80年代にかけて全盛だった中南米フォルクローレ。
 ぼくもギターやケーナを手にし、頭の中はそれしかなかった日々があった。ずいぶん遠ざかってしまったが。

 ブームこそ一段落したけれど、全国でもいろんなグループが活動し、京都でも地道にこうした催しが続いていることに驚く。

 この日は久しぶりに会場をのぞいてみた。あの当時の生き残りがいるのでは、という期待も手伝って。

 最初のグループは「フェンティータス」


 15人のグループ。こんな大編成はみたことない。
 驚くのはグループに中高年が多いこと。そして観客たちもまたそうなのだ。
 ぼくはてっきり若い人が受け継いでいるものとばかり想像していたのだが。



  意外な知り合い
 会場内、ぼくの知り合いはやはりいなかった。
 突然「神田さん」との声。
 なんと、大学同窓のフジイさん。
「なんでここに?」
「いやぼくも出るんですよ」
「エーッ!」



 最近の傾向
 この日、フジイさんほか、いろんな人に最近のフォルクローレ事情を聞くことができた。
○ 今フォルクローレをやっているのは中高年が主体。あの頃のファンがそのまま歳をとったこと。
○ 最近は新譜CDもあまり出ず、曲目は昔のもののアレンジがほとんど。
 等々。
 
 田中さんの名前を聞く
 演奏が終わったロス・マレスのおじさんにケーナを見せてもらった。
「どこでお求めになられたのですか?」
「山口の田中さんという・・・」
 田中さんはぼくがその昔、最初にバンドを結成したときのメンバーだ。
 当時からケーナはうまかったが、ケーナづくりも手がけ、試行錯誤をくりかえしていた。今はケーナづくりでは全国的にも知られているようだ。
 その田中さんの名前を聞いてとてもうれしかった。

 シエロ・ママチャ
 この日、昼過ぎまでしか聴いていないが、印象に残ったのは「シエロ・ママチャ」。 自称大阪のおばちゃんのバンドだそうだ。
 アルパ(インディアンハープ)を入れた珍しいグループだが、その雰囲気が抜群だった。



 アマチュア 今と昔
 あの頃と比べると、楽器も衣装も充実している。
 参加グループも多い。
 ぼくらの頃はまだ黎明期で、どのグループも新しく、見よう見まねといったところ。それでもみんな若かっただけに「競い合い」という面も強かったように記憶する。
 この日のイベントは中高年が多いからか、みんなこの発表の機会を楽しんでいる、そんなほのぼのした雰囲気が伝わってくる。



 ある出演者との話。
 昔々フォルクローレをやったことがあると言うと「是非もう一度いかがです?」と言われた。
 とてもとても。
 
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4 コメント

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フォルクローレ祭 (インティワタナ)
2011-09-12 21:58:34
御連絡有難うございました

仰るとおり、最近は大学生などの若いグループが極端に少なくなってしまいましたね。
三木山のほうは もう少し平均年齢層も下ですが・・・
御年配の方でも昔から、という訳ではなく 最近始められた方が多いのも特徴になってきています。
創成期を気付いた伝説の大先輩なんですから、本当にまた始められては?

因みに僕はプロになってからもずっと、田中さんのケーナを愛用しています。
生徒にも全員使わせてますが・・・シエロ・ママチャは 僕がもう10年近く教えているグループのひとつです。
アルパ・パートのアレンジなんかもやってますので、お目に留めて頂いて嬉しいです
返信する
返信 (神田)
2011-09-12 22:18:39
 お久しぶりです。
 
 いや、大阪のグループだからおそらく指導を受けているのでは?と思っていたのですが、やっぱり。
 でも、あのグループ、リズムにも乗り、とても良かった。

 そうですか、アルパパートのアレンジも!すごいですねえ。
 あのアルパのおばちゃんに「あなたもアルパを習いなさいよ、男の人も習っていますよ」と強くすすめられました。
 謹んで辞退しましたが。

 ところで釣りはどうしています?
 ぼくはご覧のとおりです。渓流に魅せられ、通いつめています。また時々写真など見てください。では。
返信する
僕のブログに (インティワタナ)
2011-09-13 22:19:20
リンク貼らせて頂きました(^-^)

他のページも見せて貰いましたよ♪
今でも時々、ルアー釣りには行ってます。
でもバスフィッシングは気軽に行ける反面、ゲーム性だけで食べられる訳でもないので・・・アマゴやトラウトは憧れますね~。
そのうちゼヒ挑戦したいと思っていますので、色々教えてください。
返信する
釣り (神田)
2011-09-13 22:40:51
 渓流釣り、機会があればまた連絡してください。いつでも同行します。基本はバスタックルが使えますので。もっとも、今年はもう禁漁が目の前です。
 
 バス釣りは、ぼく自身、渓流釣りに傾くのに応じて遠ざかりました。
 それ以上に秋月岩魚さんの著書「ブラックバスがメダカを食う」(「ブラックバス釣りは犯罪である」)を読み、考えさせられました。議論のあるところではありますが。
 
 ではまた。
返信する

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