稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

流氷を訪ねてオホーツクへ(2)

2012年02月15日 | 
  札幌から釧路へ
 2日目朝、ホテルからタクシーで札幌駅へ。

 市内幹線道路は一夜ですっかり真っ白。
 それを突っ走るタクシー。
 「大丈夫かいな」と案じつつ、札幌駅到着。

 雪道に慣れた現地のドライバー。限界をよく知っているのだろう。ぼくにはとてもあんな風には走れない。

 特急スーパーおおぞら、ほぼ定刻の発車。

 車窓から札幌郊外の山や畑。木々の先まで白い。



 凍った川。



 いかにも北海道らしい風景。

 釧路から湿原へ

 釧路駅でSL冬の湿原号に乗り換え。

 

 釧路湿原、その総面積は減少しているらしい。
 前回の旅行では、周辺の開発がその原因と聞いた。しかし、今回聞いたところでは、釧路川の河川工事で、川が氾濫しなくなり、そのため湿原をうるおせず、乾燥が進んだからだという。なんとも心配なことだ。
 確かここにはイトウもいたはず。



 (湿原を流れる釧路川)

 とうろ駅で下車。バスに乗り換え。


(とうろ駅)

 摩周湖。
 前回の旅行のときとは違い、霧はほとんどなく、5年ぶりという全面凍結の姿。


 知床ウトロへ
 ここから硫黄山を経て知床ウトロへ。

 「皆様、ジャーン!左手をごらんください」とバスガイド。
 左を見ると海面が真っ白。接岸した流氷だ。
 バス内は歓声!
よく見ようと曇った窓ガラスを指でこする。しかしこすった所がすぐ凍り付く。

 オシンコシンの滝で停車。
 一同外に出て接岸した流氷群、その真っ白な世界に見入る。



 ウトロ温泉
 知床グランドホテル北こぶしに到着。
 ホテルの裏にウトロ漁港。
 うす暗くなってはいたが、港へ。
 港内は、所々に亀裂はあるものの、すっかり氷で覆われている。船は一艘も浮かんでいない。すべて陸揚げされているようだ。いわゆる「海明け」を待っている様子。


 (夜のウトロ漁港)
 ホテルからのライトで港内は明るい。アジさえいれば、広範囲にアジングできそうと思ったが、この氷では・・・。

 翌朝、再び漁港へ。
 港から水平線まで、流氷のさんざめきが聞こえてくるかのごとく、実に雄大だ。



 春にはまた活気を取り戻すのであろうけれど、目の前に広がる光景、生きとし生けるもの、すべてが凍り付いて見える。
 まさに最果ての感。
 


 次は網走へ。
コメント
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