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稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

タンポポの咲く川で

2021年04月21日 | トラウト
 前回に続き、今日も笙の川水系の中流域へ。

 川辺には陽光を受けてタンポポが咲いている。

 誰に植えられたのでもなく、肥料も水ももらわず輝いているそれ。

 毎年その野生の鮮やかさを「ありがたい」と思う。

     

 今日は前回よりも下流部へ。

 ところが、1匹の追いすらない。

 以前、魚影はそれほどでもなかったが、いたのは確かだったのに・・・。

 ここをあきらめ、そのグンと上流部に移動。

 なかなか厳しかったが、ようやく1匹。

      

 漁協が放流をアマゴからヤマメに切り替えて久しい。

 が、ここ一帯で釣れるのはアマゴばかり。

 漁協はヤマメを広く放流するのをサボっているにちがいない。

 それでもアマゴが立派に命をつないでいるのはうれしい。

 ところで、今日の釣りは厳しい。

 こんな場所がいっぱい。

      

 流れ落ちの白泡部分、その右にミノーを落とす。

 トゥイッチすると黒い影が走る。

 けどくわえない、そして続いて二度は決してない、この連続。

 彼らは確実にいるのだが・・・。

 時折りかかるアマゴに破顔しつつも、我が腕の至らなさに嘆いた日。

     

 本日 水温 14℃
     アマゴ 5匹(13~19cm)
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荒瀬にて

2021年04月16日 | トラウト
 笙の川水系の中流域へ。

 そろそろヤマメたちも動いているのでは?という予測からだ。

 到着して最初の橋の下、橋脚まわりにミノーを投入。

 少しえぐれた川底でやや深いところ。

 早速出た。

     

 これに気をよくし、釣り上がり開始。

 もっとも、浅い瀬ではまだ反応がない。

 その上流で荒瀬に到着。

     

 ここは岩がたくさんあり、深さも腰くらいまで。

 急流だ。

 けれども、急流の脇にはヨレたところがあちこちに。

 そこをねらってミノーを投げる。

 時々そのミノーをねらって、灰色っぽい影が走っては没し去る。

 彼らはやっぱりいるのだ。

 そうしてほどなくかかった。

     

 最近は細い魚体ばかり見てきたが、これは体高のあるヤマメ。

 こうして中流域でもしっかり泳ぎ回っていることを確認。

 もうしばらくすれば浅い瀬でも活発になるはず。

 楽しみ。

     

 本日 水温 13℃
     ヤマメ 9匹(14~20cm)
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望外の尺イワナも (安曇川水系)

2021年04月12日 | トラウト
 年券を買ってはいたが、
今季はまだ一度も行っていない安曇川水系。

 現地に到着し、道の上から川を見下ろすと水が少ない。

 京都市内の賀茂川水系と同じだ。

 とりあえず、支度して入渓。

 こんな渇水で、アマゴたちは出てくるのか?
と心配していたが、浅い流れ込みで早速1匹。

     

 なんと小さなイワナ。

 これは幸先良し。

 次いでアマゴも。

     

 まだサビが残り、魚体もかなり細い。

 それでも元気!

 さて、そんなふうにして釣り上がっていくと、突然重い手ごたえ。

 クネクネしながら水面に浮かんできた魚体。

 一瞬「ウグイか?」と思ったが白い斑点の鮮やかなイワナ。

     

 これはうれしい、測ってみると今季初の尺モノ!

たくさん写真をとっておこうとしたが、暴れまわる。

 横にしておとなしくなったところをカシャッ。

     

 大きな口と歯、それに厚い唇がたくましい。

 釣ったのは小さな流れ込み。

     

 こんなところにいたとは!と改めて驚き。

 イワナはその流れ込みに元気に戻っていった。

 またまた希望が湧いてきた。

 本日 水温 11℃
     アマゴ 9匹(13~18cm)
     イワナ 2匹(14~33cm)
コメント (2)
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期待は大きく外れ

2021年04月10日 | トラウト
 先日の石田川に続き、笙の川水系でも!と期待をもって参上。

 今日選んだ水域は瀬が長く続くところ。

     

 もう瀬でもそろそろという期待からだ。

 しかしその期待、釣り歩くにつれ、なかなか甘くないと実感。

 ミノーを追うヤマメがいないのだ。

 だんだん「これは早すぎたか」とあきらめの境地。

 が、惰性でミノーを投げているとき、ミノーの回りに魚影。

 食わずに反転していく。

 これを目にして「いるんや!」と再び気合い。

 しかし・・・と、この繰り返し。

 さて、今の時季なら絶好のトロ場にさしかかった。

     

 手前から慎重に。

 そうしてやっと竿が曲がった。

     

 待ちに待った今日の初モノ。

 まだいるはず!とねばる。

 そうして同じ場所で2匹目!

 が、これは網を差し出すときに外れてしまった。

 その後はほとんどあたりなし。

 そんなわけで、今日は期待が大きく外れてしまった。
 
 なかなか一直線には上がらない。

 また出直そう。

 本日 水温 13℃
     ヤマメ 1匹(19cm) 
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目覚め始めたアマゴたち

2021年04月07日 | トラウト
 先日の石田川の感触は、明らかに目覚め近しを告げるものだった。

 期待に胸をおどらせ、再び石田川へ。

 最初のトロ場。

      

 早速第1号のアマゴがルアーを追ってきたが、食わずに反転。

 しかし滑り出しは悪くない。

 次のトロ場、今度はかかった。

     

 まだサビの落ちていない黒ずんだ魚体。

 それでもうれしい。

 「念のため」と同じ場所で投げ込んだミノーに再びアマゴ!

     

 そして、その同じ場所に三度目。

 驚いたことに、さらにもう1匹がルアーを追う!

 が、これは食わずに反転してしまった。

 また、ここから釣り上がると、アマゴたちは水かさの高い瀬でも顔を出してくれた。

     

 先日とは大違い。

 地滑り的にアマゴたちは一斉に活気づいているかのよう。

 そんなわけで、脱渓地点まではバラシに泣きつつも、十分楽しませてもらった。

 帰りに、3月半ば、ぼくにはアマゴたちが
惰眠をむさぼっているかに見えた中流部を試してみた。

 このあたりはスイセンがにぎやかだ。

     

 さて、その中流部。

 一投目で重い手ごたえ。

「オッ、これは・・・」と色めき立ったが、上げてみるとカワムツのスレがかり。

 重いわけだ。

 が、肝心のアマゴ、かかったのは1匹だけ。

     

 あとはバラしと反転。

 それでも3月とはエライちがい。
 
 とにかく姿を見せてくれるのだ。

 場所によってバラつきはあるものの、いよいよ上昇が始まった!の感。

 本日 水温 11~14℃
     アマゴ 12匹(14~18cm)
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アマゴたち 間もなく目覚めそう 石田川水系にて

2021年04月02日 | トラウト
 今日は石田川水系の上流部を探訪。

 今年は雪が多かったからか、落石や倒木で道は大荒れ。

 さて入渓。

 覚悟はしていたがやはり厳しい。

 ゆったりした深み。

     

 ここにミノーを投げると3匹ほどがヌラリとついてきた。

 が、食わずにそのまま反転。

 目をこらすとパーマーク。

 アマゴにまちがいない。

 目覚めたばかりのようなゆったりした雰囲気。

 しかし、同じ深みでも早い流れ込み。

     

 ここでは今日最初の1匹がミノーに食いついた。

     

 やっぱり春先とはいえ、そこそこ流れがないと・・・。

 こうして釣り上がって行ったものの、いるべきところにアマゴがいない。

 いや、目に見えない泡や流れの下でミノーに追従しているだけなのか?

 と、またまた自問自答。

 それでも奥に上がるほど、魚影は濃くなってきた。

 ただ、全般に小さいのばかり。

 石の下流部、少し深みのあるところ。

     

 ここで今日一番の19cmがかかってくれた。

     

 アマゴたち、間もなく目覚めてくれそうな予感。

 本日 水温 10℃
     アマゴ 8匹(13~19cm)
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笙の川水系 春の気配か

2021年03月30日 | トラウト
 今日はひどい黄砂。

 湖西賂を走ると琵琶湖が霧に包まれたように見える。

 比良山のふもとから中腹にかけて見える桜。

 通り過ぎてしまうのがもったいないような気持ち・・・。

 さて、なかなか元気な姿を見せてくれないトラウトたち。

 今日もゆったりしたところを探しながらの釣行。

 少し濁ったトロ場。

     

 ミノーをトゥイッチングすると、ミノーの回りに灰色の影のような・・・。

 これが悩ましい。

 ミノーの色が水にキラッと反射することもあれば、
釣りたいという願望が流れる木の葉までをも
ヤマメの追いと錯覚させることもあるのだから。

 いや、歳とともにかすんできた我が目の衰えか?などと苦笑も。

 ところが今日は違った。

 やっぱりヤマメが食いついてきた。

     

 あの灰色の影は錯覚ではなかったのだ。

 もうサビは感じさせないきれいな魚体。

 ほどなくして小さなイワナ。

 もう少し大きいのが釣りたいのだが・・・と思っていると、願いがかなった。

     

 さらに願いはかない、もう1匹。

     

 ミノーの回り、食いはしないが、ジャレつくように泳ぐトラウトの姿。

 今季初めてたくさん見ることができた。

 一直線の上昇はないだろうが、いよいよ春の気配?。

 本日 水温 12℃
     イワナ 3匹(14~24cm)
     ヤマメ 4匹(14~20cm))
 
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まだ動かずや イワナたち

2021年03月26日 | トラウト
 しばらく訪れなかった笙の川。

 代車を確保し、今日はぜひイワナを!と足を向けてみた。

 雪は川岸にチラホラ残るだけ。

 ずいぶん春めいたものだ。

 ほどなく、手ごたえ。

 上がってきたのは小さなヤマメ。

     

 といっても、側線に沿って朱点がわずかにみられる。

 笙の川名物のアマゴ風ヤマメ?

 次いでたるみから小さいのを1匹。

 しかし、目の前で落としてしまい、あわてて追いかけたが逃げられた。

 小さなイワナだった。

 この水域をあきらめ、昨年同時期にイワナを釣ったところへ。

     

 しかし、行けども行けどもなんの反応もない。

 水量に決して不足はないのだが・・・。

 源流部まで歩きまわった末、今日は断念。

 昨年の日付けどおりにはいかないようだ。

 まだ沈まずや、でなくイワナたち、まだ動かずや?

 本日 水温 10℃
     ヤマメ 1匹(16cm)
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今季三度目の石田川水系

2021年03月19日 | トラウト
 今日も石田川へ。

 今季、まだアマゴたちの顔を見ていない。

 そのうち釣れる!と自分に言い聞かせつつ、
淡い期待とともに、まだ入っていない水域へ。

 入渓して間もなく、久しぶりにズンッと手ごたえ。

 続いてゴニョゴニョ暴れる感触が伝わってくる。

 慎重に慎重に・・・無事に川岸へ。

     

 ウン、かなり黒いが立派なもの。

 それにしても、やせて魚体が細い。

 食べるものの少ない冬を乗り切った野アマゴだ。

 釣ったのは、やや深くなったトロ場。

     

 ミノーをくわえ込む気力があったんや、と感心。

 が、その後は苦戦。

 それでも忘れた頃に白泡の下からまた現れた。

     

 やや小さいが、これも黒っぽい細身。

 2匹も釣れるなど考えもしなかったこと、うれしい。

 休憩をはさみ、さらに奥へ。

 ここは昨年、釣友 太郎さんがイワナを釣った水域。

 平坦な瀬が長く続く場所ながら、岩にはさまれたとある深み。

 ここでまたまたズンッ、それに続いて暴れる様子が手元に伝わってくる。

 慎重にたぐり寄せ、岸に上げると

     

 イワナ!

 これは予想外。

 うれしい!

 このあとさらに1匹を追加して納竿。

 いよいよ上向きか?と考えたが、
たまたま場所を変えたことがよかったのかもしれない。

 ミノーを追う魚影の少なさからすれば、活性はまだまだのよう。

 本日 水温 10℃
     イワナ 2匹(17~24cm)
     アマゴ 2匹(17~19cm)
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気配は薄いが一瞬の追い

2021年03月17日 | トラウト
 今日もバイクで石田川水系へ。

 赤さの目立った杉だったが、ここにきて緑が濃くなってきた。

 それにしても現地の風は冷たい。

 川で転倒したときのための着替え、今日はうっかり忘れてしまった。

 「ヨシ、慎重に歩こう」とソロリ、ソロリと釣り開始。

 まだ奥山の雪解けが続いているのか、水は多い。

     

 岩の横や流れ込みの脇など、少しゆるやかなところを重点にねらう。

 手繰り寄せるミノーのまわりに目をこらす。

 しかし何度投げてもアマゴの追う気配がない。

 かなり歩いたが、こうまで沈黙とは!とがっかり。

 場所を変えて、イワナのいそうな谷に転進。

     

 やや細い流れで水量も少ない。

 時々手元に伝わる重みは折れ枝ばかり。

 が、白泡の中にミノーを落とし込んだとき、
茶色っぽい小さな魚がミノーを激しく追ってきた。

 けれども食いつかず、すぐに反転。

 同じ場所にさらに何度も投げ入れたが、もう姿を見せなかった。

 今日はこれが最初で最後。

 あれはイワナのはず、くやしい!

 本日 水温 8℃
     釣果なし
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