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稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

増水の賀茂川水系、水かさの増した瀬で

2021年07月10日 | トラウト
 梅雨の終わり頃、雨が降るのはいつものことだ。

 しかし、例年こんなに降り続いたろうか?

 と思っていると今日は久しぶりに雨が上がり、薄日も。

 日がさすということはこんなに心はずむものなのか。

 で、午後からちょっと賀茂川水系へ。

     

 水は勢いよく流れているが、濁りはない。

 最初に入った水域では反応なく、姿を消したかの感。

 続いて入ったところでは、瀬で1匹。

     

 11cmと小さい。

 こんなのが2匹連続。

 今日はこんな程度、そろそろ帰ろうか?
と思っていると、流れ込みで成魚。

     

 少し黒ずんだ魚体だが、体高があり、朱点も鮮やか。

 がぜん「ヨシッ!」と気を取り直し、「前進!」。

 その先はそれなりにいい反応。

     

 雨のあとのときならではか、

 増水で水かさの増した瀬で活発。

 7月の賀茂川水系も捨てたもんじゃない。

 本日 水温 20℃
    アマゴ 9匹(11~20cm)
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上流のアマゴたちは活発で

2021年06月30日 | トラウト
 さて、前回の釣りでは疎と密の不思議にあれこれ思いをめぐらせた。

 ならば、今日はその上流を探訪してみようと腰を上げた。

 もっともこの上流、元来ぼくには苦手なところ。

 アマゴの数も少なく、それに魚体が小さめなのだ。

     

 水量はまずまず。

 入渓して間もなく最初の1匹、さらに1匹。

     

 この水域としては意外に反応がいい。

 ただ、上流までこのまま続いてくれるのか・・・。

 岩でせき止められてできた深場。

 期待してミノーを泳がせたが、食いついたのはアブラハヤ。

 今の時季、こういう深場のアマゴは留守がち。

 一方、プール状の浅いところでは、かなりの確率で姿を見せる。

     

 今日は疎と密はなく、満遍なく釣れる。

 いよいよ上流域、大きな岩がゴロゴロ。

     

 ウェイダーの水漏れがだんだんひどくなってきた。

 また新調しなければ・・・。

 そんなことを思いながら釣り上がる。

 オッ、体高のあるいいのが釣れた。

     


 まだ、釣り場は続くが、そろそろ体力の限界。

 このあたりで納竿とした。

 水量はまずまずで、水温も上がりきらず。

 そんな今が一番いいときなのかもしれない。

 本日 水温 19℃
     アマゴ 16匹(14~20cm)
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アマゴたち 疎と密の不思議

2021年06月26日 | トラウト
 最近、どうもこういう型にはまっている。

 今日も入渓するとすぐにアマゴ。

     

 しかしその後はばったり反応がなくなった。

 「今日はこの時季では記録的大敗か?」との思い。

 ムシ暑い。

 木々に覆われたところで一息。

     

 しかしあまりの反応のなさに、集中力もとぎれ、ダラダラ。

 ひたすら脱渓地点のことを思う。

 こんなときの疲労感はこのうえない。

 で、その地点が近づいてきたとき、瀬でようやく再びアマゴ。

     

 「居たんやぁ!」とびっくり。

 ところがここから急に魚影が濃くなった。

 それまでの沈黙がウソのよう。

 それにしても、同じ水域なのに、なぜこうも違うのだろう?

 渓相に大して変わりはないのに。

 そんなことを思いながら納竿。

 帰り支度をしていると、釣友 森さんからメールで写真が届いた。

     

 いい目をしたヤマメだ。

 本日 水温 20℃
    アマゴ 14匹(13~21cm)
 
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2匹目のドゼウ

2021年06月23日 | トラウト
 夢再び!と先日活発だった瀬に向かう。

 しかし今日はどうだ。

 水がすっかり引き、その色も黒っぽく。

     

 入ってみると案の定、カワムツだけ。

 そのカワムツでさえ、1匹だけという低調さ。

 少し上がったところでようやく今日の初モノ。

     

 まあこの水域の魚影、例年ここより上流の方が濃い。

 反応がないまま速足でどんどん上がる。

 瀬に出た。

         

 こちらの方が活発。

 こんなところにいたのか。

     

 陽が傾き始めたころ、急に灰色の濁り。

 それがだんだん強くなる。

 河川工事だろうか。

 やがて、これでは釣りにならん!というまでに。 

 やむなく今日は早めの納竿。

 それにしてもヤマメたち、その居場所の変化は目まぐるしい。

 本日 水温 19℃
    ヤマメ 13匹(12~20cm)
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入渓時の不安は釣り上がりとともに消え

2021年06月18日 | トラウト
 この時季なら必ずよく釣れるはずのところ。

 が、今日は渋い立ち上がり。

「こんなハズでは・・・」と首をかしげ始めた頃、ようやく!

     

 けれどもホッとしたのも束の間。

 またまた渋くなってしまった。

 上流域、小アマゴの追いが活発になってきた。

     

 今季は小さいのを目にすることがなく、心配していたがこれで安心。

 繁殖は順調だったようだ。

 小アマゴの追いがなくなったころ、再び成魚。

     

 イワナも顔を出した。

     

 今日も長く釣り上がってきた。

 そろそろ脱渓を予定していた堰堤も近い。

 と思い始めたとき、急にアマゴの魚影が濃くなってきた。

 プール状の広いところで集中3匹。

     

 4匹目は惜しくもバラしてしまった。

 これはどういうことだろう?

 水温上昇とともに、アマゴたちが上流に移動、
で、これ以上昇れない堰堤、その下流部近くにたまっていたのか?

 そんなことをあれこれ考えつつ、ここで納竿。

 手元にグッと重みがかかったあの瞬間の記憶を呼び起こしつつ山道を帰った日。

 本日 水温 18℃
     イワナ  3匹(13~18cm)
     アマゴ 12匹(12~23cm)

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天然ヤマメを求めて山中に

2021年06月15日 | トラウト
 今年も天然ヤマメの谷を訪ねた。

 心配したとおり、水はかなり減り、所によっては川底に泥も。

 さて、山岳渓流の始まり。

 岩がゴロゴロ。

     

 減水でヤマメの活性の低さを心配したが、早くも1匹。

 魚体が少し褐色を帯びているのはここの特徴。

     

 一瞬「イワナ?」と間違いそうに。

 釣り上がるにしたがって、
大岩は上に積み上げられたかのようになっていく。

     

 これを登り降りするのが大変。

 さびしいところ、こんなところで遭難してはと慎重になる。

 それでも今日も一度後ろに転倒。

 左の骨盤後ろを強打、これは痛かった。

 が、歩けることに安堵。

 それはともかく、
ヤマメはそれらしい場所なら、かなりの確率で顔を出してくれる。

     

 相当釣り上がったところで黒い1匹。

 なんとイワナ!

     

 この谷、イワナは10年ほど前に1匹釣ったきりなのだ。

 ほとんどいないと思ってきただけにびっくり。

 ようやく脱渓地点にたどりつき、疲れ果ててて納竿。

 やっぱり山岳渓流はキツイ。

 もう少し水量があれば申し分ないのだが・・・。 

 本日 水温 18℃
     イワナ 1匹(19cm)
     ヤマメ 7匹(15~18cm)
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笙の川 奥山住まいのアマゴたち

2021年06月12日 | トラウト
 気温が高く、雨は降らず、水位はじりじり下がっていく。

 笙の川、今日入ったところはどうだ、
ほとんど魚影が確認できず、釣れたのは1匹だけ。

     

 こんなときは上流にかぎる!と転進。

 上流に入った。

 かなり奥だが、ほどなく釣れた。

     

 朱点のあざやかなアマゴだ。

 笙の川というのは一見不思議に見える。

 本流やそこに接続する支流水域ではヤマメが釣れる。

 が、堰堤などで隔絶された上流にいけばアマゴ。

     

 少し前(2013,7.9)に書いたことだが、これは笙の川の放流の歩みによる。

 自然な形でのヤマメの分布。→
 漁協によるアマゴの放流開始→
 県からの指導によるアマゴ放流の停止(2014年)、ヤマメの放流
 という流れだ。

 ぼくが初めて笙の川に入ったとき、
いくつも堰堤を超えた上流にアマゴがいることに驚いた。

 「ここの漁協はなんとていねに放流していることか!」と。

     

 しかし、放流をヤマメに転換してからすでに8年。

 笙の川水系でヤマメが釣れる水域は本流周辺だけ。

 上流にいくほどアマゴが濃くなるという奇異な状況はすっかり「安定」。

 これは漁協の手抜きにもみえる。

 が、いずこの漁協にも共通する組合員の高齢化によるものか?

 あるいは鮎には熱心だがトラウトはおざなりというよくある傾向によるものか?

 このいびつな状況はおそらくこの先長く変わらんだろう。

     

 ただ、それとは別に、事実上放置された上流部でアマゴたちが
その世代を自力でつなぎ続けていることはたのもしく、
またとてもうれしいことではある。

 本日 水温 16℃
     イワナ   1匹(18cm)
     アマゴなど 8匹(12~19cm)
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夏日ながら健在だったヤマメ

2021年06月08日 | トラウト
 梅雨の晴れ間、朝から暑い。

 さぞかし水温も上がっただろうが、ヤマメたちへの影響はどうか?

 そんな心配をしながら入渓した地点は長い瀬。

     

 ミノーの第1投。

 すぐにかかった。

 が、水面にパシャッと姿を見せると逃げてしまった。

 「ンー、小さかったな」と思いつつ同じ場所から第2投。

 これにもかかった。

 そして同じくバレ。

 「連続とは、今日は活性が高そう!」と慎重に構えなおす。

 第3投にもまたまたかかった。

 「すごい!」

 が、上がってきたのは丸々としたカワムツ。

 「君かァ」とがっかり。

 水温を測ると20℃。

 ここは笙の川水系でも元々水温が高いところ。

 いよいよカワムツが沸き始めたようだ。

 そこから数歩進んでさらに遠くへ投げる。

 またまた・・・そして今度は。

     

 体高も十分、きれいなヤマメだ。

 ヤマメたち、カワムツのちょいと上流にいるという経験知どおり。

 その後もヤマメたちは活発。

 ところが後半に入ってリールのトラブルで釣り糸のからみ。

 その解きほぐしに時間を費やすことの繰り返し。

 こうして陽は傾き始めてしまった。

 残念。

 しかしこの水域がこれほど活発になるのも珍しい。

 増水あってのことかもしれない。

     

 けれども夏日が続けば、ヤマメが姿を消すのも時間の問題。

 今日という日は幸運なめぐり合わせだったのかもしれない。

     

 本日 水温 20℃ 
     ヤマメ 12匹(16~22cm)
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天然アマゴの谷にも夏はめぐり

2021年06月05日 | トラウト
 4月下旬に訪問したこの谷、活性は今ひとつだった。

 ここは毎年 立ち上がりが遅いのだ。

 すでに6月、どうなったか?と期待して入渓。

 ときおり雲間から陽がさすと、水面までが明るい緑に。

      

 ルアーを追うアマゴたちの姿はそれほど多くないが、
それでも4月よりは活発そう。

 やや水かさの高い瀬で最初の1匹。

     

 相変わらず稚魚の姿はあまり見ない。

 この谷も先細りなのかと案じてしまう。

 だんだん倒木が多く、樹木で川面が暗くなってきた。

 川底の色が黒々した、いかにも何かいそうなところ。

      

 すぐに手ごたえ。

 上がってきたのは今日最初のイワナ。

     

 もう少し大きいのを期待したのだが・・・。

 それでも、ここでは近年少なくなってきたイワナ、うれしい。

 さらに上流、この谷では数少ない深場。

 慎重に遠くからミノーを投げ、トゥイッチ。

 瞬時に竿が重くなった。

 バシャバシャ、水面に現れたのはアマゴ。

       

 今日はここで納竿。

 この谷にも夏がやってきたとの感深く。

 本日 水温 17℃
     イワナ  2匹(18~19cm)
     アマゴ 13匹(16~22cm)
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笙の川水系 気分は落ち込み・・・

2021年06月01日 | トラウト
 夏日。
 まぶしいほどの緑がうれしい。

      

 先日、尻上がりに釣れた笙の川。

 今日はその納竿地点から上流に挑戦。

 ただ、水がグンと減ってしまい、一抹の不安。 

 最初は浅い瀬、そのえぐれ部分でミノーにきた。

 が、これは惜しくも水中で暴れてバレた。

 今日はなぜか、その後もバラしが続く。

 そこから釣り上がるほどに反応がなくなってきた。

 こんなときはあせる。

 ようやくヒット。

 あまり大きくないが、イワナ。

      

 しかしトラウトたちは押し黙る。

 そういえば、今年はどうしたことか、稚魚の姿が見えない。

 繁殖が低調だったのだろうか?

 流れ込みの深くなったところでやっと重い手ごたえ。

 暴れながら上がってきたのはアマゴ。

      

 ようやく!

 が、結局後が続かず、こんな調子で脱渓地点に到着してしまった。

 増水すればまた活発になってくるのだろうか?

 気分は落ち込む。

 本日 水温 17℃
     イワナ 3匹(17~18cm)
     アマゴ 1匹(23cm)
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