1月29日(日)の神戸新聞朝刊の一面に、『地方議員のなり手不足!-市区町村16%無投票-』という記事が、一面に大きく掲載されていました。2面にも、『地方議員のなり手不足-低報酬、失業リスクも一因-』と大きく報道されていました。
私が所属する西脇市議会においても、市議会議員のなり手不足を痛感しています。旧西脇市と旧黒田庄町が合併して新西脇市議会議員選挙が平成17年10月に行われたときは、定数20名に対し立候補者24名に立候補者がありました。しかし、平成21年の選挙では、定数2名減の定数18名に対し20名の立候補者でした。さらに、私が立候補した平成25年は、定数をさらに2名減の16名になったにもかかわらず、立候補者16名で無投票でした。平成29年は定数16名に対し19名の立候補でしたが、4名が法定得票に満たず、当選者15名という結果でした。そして、令和3年の選挙では定数16名に対し、立候補者17名でした。
地方議員のなり手不足の大きな原因として、報酬が低いことが挙げられます。西脇市議会議員報酬は、月額37万円です。4ケ月余りのボーナスもあります。私は、西脇市議会議員の報酬を低いとは思いません。
ただ、町村議員の報酬の月額20万円余りは、低いと言わざるを得ません。地方議員は、市町村の大きさに関係なく、やらないといけない仕事は同じです。むしろ、小さいからこそ、住民と密着しており、仕事量として多い場合があるように思います。
一方、大都市の議員報酬は、月額60万円を超えています。西宮市議は68万7千円、神戸市議は93万円です。若い人が就活として議員を目指し、当選するために時流に乗った政党から出馬を考えたりしているという話を聞きます。若い議員の金に関わる不祥事の報道を目にするたびに、本当に市民のことを考えて立候補したのか疑問に感じてきました。
議員の報酬は、自治体の大小によって決めるべきではないと私は考えます。一定水準の報酬が支給できるよう、国が支援すべきだと考えます。
今、議員として活動している人すべてが、地域住民の幸せとまちの将来のために汗を流す仲間を広く募る活動こそすべきだと思います。私も、次の西脇市議会議員選挙に向けて、有能な方を擁立すべく、頑張りたいと考えています。