東野としひろ活動NEWS

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「黒田庄中学校と西脇東中学校の統廃合を巡っての私の提案」

2023-07-16 05:47:58 | 市議会活動

 7月13日(木)、6月定例会の最終日でした。2度にわたる会期延長が行われ、私の一般質問も、前半(6月22日)と後半(7月13日)に分けて行うという異例の出来事でした。残り時間が、答弁を含めて25分しかありませんでした。

 私は、後半の一般質問の中で、「西脇東中学校と黒田庄中学校は緩やかな統合を行い、将来的に2拠点化を行うべき!」という提案を最後にしました。提案部分の一般質問の要旨(読み原稿的なもの)を紹介します。

〇今回の推進計画案で、黒田庄地区の皆さんと比延地区の皆さんとの綱引きが残念ながら起こっています。6月4日の黒田庄地区での説明会はそのことをはっきりとしめしました。今回の計画案を推し進めるのであれば、大きな混乱が起こることが容易に予想されます。すでに、西脇市と合併したことへの批判も耳にしました。

一方、同じ日の昼間に行われた比延地区の説明会では、東中が存続することに皆さんホッとされ、むしろ今後統合に向けて混乱が起こらないようにしてほしいとの意見が出されていました。もし今回の計画案が覆れば、比延地区の皆さんは黙っておられないと思います。東中を残したいと思われるのは、比延地区の皆さんのあたりまえの想いだと思います。

だからこそ、現時点でどちらの中学校に統合先が決まっても、大きな混乱が生まれ、そのことが子どもたちに影響が及ぶことは十分すぎるほど予想されます。こうした対立が起こっても、今回の統合計画は推し進めていくのだという思いなのでしょうか?市長や教育長はどう考えておられるのでしょうか?それぞれ明確にお答えください。

 ( 教育長・市長答弁 ) 

〇そこで、私は、西脇東中学校と黒田庄中学校の緩やかな統合・連携を考えるべきだと提案します。推進計画案によると、西脇市は、令和20年、今から15年先には南中学校と新設される西中・東中・黒中の2拠点化になるとのことです。当面、東中と黒中は現状の校舎をそれぞれ活用し、オンライン授業やバス移動による合同授業、合同体育祭等の緩やかな統合を行い、将来的に2拠点化を目指すべきだと考えますが、教育長の考えを伺います。

〇教育長が述べられた令和9年度の東中の生徒数、教員確保の問題、体育祭・文化祭の開催等の様々な課題があることも承知しています。

私が提案する緩やかな両校の統合は、例えば、美術や技術家庭、音楽等、正規の先生が確保しにくい教科については、黒中と東中兼務の先生、曜日によってまた午前午後に分けて勤務校を変えることです。このことは、県の教育委員会の承認が必要ですが、ぜひ西脇市の実情を話し兵庫県教育委員会の理解を得ることができると私は思います。

〇また、黒中での授業をオンラインで東中に配信する方法や合同授業を年に何回か計画することもできると考えます。部活動については、すでに野球やバレーボールで合同の部活動を行っています。それを推し進め、体育祭や文化祭などの大きな行事は、今年は東中で来年は黒中でという開催方法もできるのではないでしょうか?教育長、ぜひ検討いただきたいと思いますが、いかがですか?

  ( 教育長答弁 )

〇現時点でどちらの中学校に統合先が決まっても、大きな混乱が生まれ、そのことが子どもたちに影響が及ぶことは十分すぎるほど予想されます。そのため、令和8年年度黒田庄中学校を廃校にし、西脇東中学校に統合する計画案」はいったん白紙に戻し、新たに検討していただくことを強く要望して一般質問を終わります。

コメント (2)
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